韓国経済News

フィナンシャルタイムズ（ＦＴ）が昨日、「韓国の経済奇跡は終わったのか」と題した企画記事で、韓国経済の弱点を一つ一つ取り上げた。

安いエネルギー・労働力に依存してきた国家主導成長モデルは限界に直面し、基盤技術不足で韓国の世界トップ級技術は急減し、大企業はほとんど３世体制に移り、オーナー経営者の挑戦意識が不足しているという点を指摘した。少子化による人口危機、先進国のうち最高水準の家計負債、遅々として進まない改革などにも言及した。

活力を失った韓国経済の素顔が海外メディアに特筆大書されるのは気分がよいことではない。ＦＴのこうした指摘は実際、新しいことでもない。すでに国内のメディアと専門家が言及してきた韓国経済の問題点だ。ＦＴは２００８年の金融危機当時に「沈む感覚（Ｓｉｎｋｉｎｇ　ｆｅｅｌｉｎｇ）」という記事で韓国経済危機論を集中的に取り上げ、政府が苦労した経験がある。しかし当時に比べて今回の報道は政府が釈明したり反論したりする内容があまりない。

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ＦＴの指摘のうち最も痛感するのは総選挙以降の韓国のリーダーシップ分裂だ。ＦＴは「政治的リーダーシップが、左派が掌握した立法府と、人気のない保守大統領の行政府に割れて、次期大統領選挙がある２０２７年まで政局が３年以上膠着する見通しだ」とした。政治リーダーシップの不在で少子化やエネルギー部門の構造改革、資本市場先進化のような問題を解決する可能性が近い将来には期待しにくいと、ＦＴは分析した。
https://japanese.joins.com/JArticle/317856



ウォン安を背景に、日本人技術者による製造教育を含め、日本部材と製造設備による大量生産でコストを下げて、経済発展してきたわけで、大量生産が次第に用途別生産となり、製造設備技術上昇による部品直行率の低下と、日本人技術者を排除した影響が響き、品質低下と直行率低下による製造システムが崩れた影響が大きい。他企業を買収したところで対応できる部分ではない。反日政策による日本人技術者の使い捨て影響は大きすぎる。また何でも自分たちの技術レベルの高さと勘違いする。

私は当時、現代電子の主任研究員たちを指導し、プリンタ技術と製造ラインの構成や自動検査を教えてきたが、のちにSKグループが買収し、SKハイニックスとなった。　またLG電子の前身である金星社会長や会長がかわいがっていた人材と仕事をしたが、のちにLG電子となり、かわいがっていた会長の人材がのちのLG電子社長となった。　そして１９９６年台あたりから日本人技術者が減少し始めたと記憶する。システム構築は外注に出し、日本人マネジメントは排除された。　何でも真似をする連中だけに、真似だけでは限界が来るわけで、その頃から今日のような状態に陥るのは容易に予想できたと言える。

さらなる問題は政府負債となる。外責により国家予算と同等の金で対応する状態がとどめ打ちとなる。海外から入るカネに乏しく、毎年数十兆円の負債増となり、国家破綻へ秒読みとなるが…。すでに韓国活用は無理があり、日本が助けるにも日本に影響が出ない程度しか対応しないだろうと思いたいのだが…。

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