稲荷山の7神蹟を巡るシリーズの続きです。
前回は、ちょっと横道に逸れて清瀧を紹介しました。
再び参道に戻り、御膳谷から山頂を目指します。
この辺りは、春日峠と呼ぶようです。
御膳谷を出て春日峠を歩き5分程度で薬力社まできました。
薬力社は京都伏見稲荷大社境内、稲荷山の山頂近くに位置する薬力大神を祀るお社です。
薬力大神のご利益は、無病息災、薬効、薬害防止、安産、医学技術向上、健康長寿、家内安全、商売繁盛（薬関係業界・薬局・製薬会社等）、厄除け健康長寿、無病息災などです。
薬力社では、多くのわらじが奉納されています。
このわらじには、健脚の願いがこめられています。
薬力社の奥には、薬力の滝があります。
稲荷山で最奥部に位置する源流の滝がこの薬力の滝です。
この霊験あらたかな滝の水を浴びる行場として、年間を通じて滝行に励まれる行者さんもいるそうです。
このお水で薬を飲むと、薬効一段と増し、病が治り元通りの健康状態になること間違いなしと信仰されています。
薬力社周辺は病気平癒・長寿等、健康に関する神様が祀られています。
のどのおせき社、長寿の石井社、足腰の薬丸社をはじめ、沿道には大小多数のお塚が配置されています。
薬力社の前には薬力亭があります。
薬力亭は100年に渡り、薬力社の塚守として、周辺の環境整備及び参拝信者の皆様に神饌品を提供しています。
薬力亭の前には、手水舎があり、その前にはベンチも置かれています。
薬力亭では、薬力のご神水を用いてゆがいた「健康たまご」や、「ご神水コーヒー」を提供しています。
薬力亭で一休みして、更に上を目指します。
この先は、今まで以上にきつい勾配の登り路になります。
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