七つ屋志のぶの宝石匣

漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」3巻 story12のネタバレ・あらすじ感想

講談社の”Kiss”で連載が続く「七つ屋志のぶの宝石匣」は、「のだめカンタービレ」でおなじみの二ノ宮知子先生が描く、宝石×質屋の物語です。

主人公の「志のぶ」は、老舗の質屋「倉田屋」の跡取り娘で、生まれつき「石の」を感じるという不思議な能力を持った女子高生!

そして、訳あって志のぶの婚約者になってしまった「北上顕定」は、高級ジュエリー店の外商をしながら、自分の家に代々伝わるという「幸運の赤い石」を探しています。

わずかな記憶を頼りに探し求めている「幸運の赤い石」は、再び北上家に戻ることがあるのか?

 

 

「七つ屋志のぶの宝石匣」3巻 story12のあらすじ・ネタバレ

 

ある日の朝、志のぶがお出かけしようと支度をしているところに、「志のぶ~、また店番さぼる気か?」・・・と、顕定が駆け込んで来ます!

「いきなり入らないでよ~、顕ちゃんが休みの日くらいいいでしょ!」・・・と、顕定の”休み”のことは無視して、悪びれる様子もなく答える志のぶ・・・

そして、なんだかんだ言って出かけようとします。

そこへ、寝起きの母親が「あきちゃ~ん何かごはん作って~」・・・と、のん気にあくびをしながら入ってきますが、この時すでに質屋の開店まであとわずか・・・

「あと10分で開店でしょうが!」・・・と、顕定は半分キレながら開店準備をしていきます。

「おれが倉田屋に”預け入れ”られて23年・・・今やすっかり”質流れ品”扱い」・・・などと、質屋に預けられたまま引き取りに来てもらえない自分の人生を卑下しながら、店先に暖簾をかけて開店準備を進める顕定・・・

すると突然背後から「顕定さま!」・・・と声をかけられフッと振り返ってみると、そこにはスーツを着た上品な紳士の姿が・・・

 

 

この男性は、講談デパートの外商で、かつて「北上家」を担当していた「長尾」という人物でした。

そして長尾は、23年前に顕定の母親から注文を受けていたという品物を届けに来たと告げるのでした。

顕定は、店の開店準備をほったらかしてそのまま自分のアパートに長尾を連れていき、品物を受け取りながら、これまでの話を聞くことにします。

前任者の退職により「北上家」の御用聞きを担当することになった長尾は、幼い頃の顕定の身の回りの品物をいろいろと用意してきました。

そして、今手元にある顕定の母親から注文された”七五三の着物”と”虫籠”も用意が出来ていましたが、ある日突然「北上家」が失踪してしまい届けることが出来ずにいたのです。

「皆さまどこに行ってしまわれたんですか?」・・・と、長尾は顕定に迫りますが、何も知らない顕定は「わからないです」・・・と言うしかありません。

そして逆に、「うちの家族に何か異変はありませんでしたか?」・・・と長尾に詰め寄り、さらに「うちの赤い石の話は聞いたことはありませんか?」・・・と迫るのでした!

はたして長尾は、赤い石について何か覚えているのでしょうか?

「七つ屋志のぶの宝石匣」3巻 story12を読んだ感想

顕定と北上家のことを知る講談デパートの長尾の登場で、北上家の過去や赤い石の秘密が少しは分かるかと思いきや、そうは問屋が卸しませんよね~(>_<)

まだまだ赤い石を探す旅は続いていきそうなので、やっぱり志のぶが持つ石の真贋を見抜く能力は必要になるはずです・・・知らんけど(゚д゚)