癸は雨・霧・雲。穏やかで物静か、そして純粋で正直な人です。
そして、内向的で、悩みを引きずりやすい性格。
感情はネガティブな方向に走りがちですが、辛抱強いです。
愛情の深さから、何かを守るため激高して周囲をビックリさせることも。
- 【四柱推命】日干〈癸〉の人の基本性質
- 【四柱推命】日干〈癸〉の人「十干との相性」
- 「癸」の相性ランキング
- 【四柱推命】本当の相性診断(5分の1)
「彼(彼女)との相性を知りたい」という人へ。
相性を知るには、日干の相性だけでなく、多面的判断が必要です。
【四柱推命】日干〈癸〉の人の基本性質
癸=雨水、霧雨、霞、雲
- 穏やか、純粋
- 気まぐれ、移り気
- 温情、親切、愛情深い⇒時におせっかい
- 繊細、内向的、神経質、臆病
- 洞察力と想像力あり
- 正直、勤勉、我慢強い
- 芸術性、神秘性
- 怒りを溜めると爆発する
霞や雲は手に取れません。
つかみどころがないのが癸です。
霊感がある人は癸の人に多いと言われます。
夢や理想を追い求めます。
感性豊かで考え深い分、ネガティブ思考に陥りやすいことも。
繊細ですが、小さな雨滴も集まると巨大なパワーと化し洪水になります。
烈火のごとく怒り出す激しい一面も持ち合わせています。
十干の中でも特にデリケートなタイプです。
- 辛も繊細でデリケートですが、現実的に物事を考えます。
- 癸は、現実にそれほど重点を置かない分、辛よりわかりにくい面があります。
ご自分とお相手の「十干」をご存じない方は、こちらからわかります。
【四柱推命】日干〈癸〉の人「十干との相性」
【癸】と【甲】の相性をたとえると
癸(雨)・甲(樹木)
癸(雨)によって甲(木)は生じられ育てられます。
甲にとって癸は母の恵みの愛と言えます。
相性として悪くありません。
特に、甲にとって心許せる相手になりやすいです。
ですが、癸(雨)が過剰になると、水があふれ甲(木)も腐ります。
- 癸が世話を焼きすぎる⇒甲が甘えてダメになる
また、甲のストレートな言動が時に繊細な癸を傷つけることも。
付き合い方のポイント
- 癸は甲の世話を焼きすぎない
- ベッタリ過剰の関係にならないようにする
【癸】と【乙】の相性をたとえると
癸(雨)・乙(草花)
癸(雨)が乙(草花)を生じる水生木の関係です。
甲と同様、乙にとって癸はなくてはならない存在です。
乙は甲に巻き付いたり寄り掛かったりしますが、癸に対しても甘えがちになります。
乙にとって癸は「慈雨」で相性は良いです。
癸が適切な距離感を持って付き合えば、理想の関係になります。
付き合い方のポイント
- お互いの自立心が長持ちのカギ
- 水(温情)を与えっぱなしになると癸が疲弊する
【癸】と【丙】の相性をたとえると
癸(雲・雨)・丙(太陽)
丙(太陽)は癸(積乱雲)を作ります。また、癸(水)を蒸発させます。
一方で、強い癸(雲)は丙(太陽)の光を遮断し、水剋火の力関係になります。
丙(太陽)はいつ癸(雲)で光を遮られるか常に不安です。
十干最強の丙にとって唯一の苦手が癸で、あまり良い相性とは言えません。
ただ、晴天の雲は美しい景色を演出します。
付き合い方のポイント
- 癸が強く出すぎると丙は一歩引いてしまう
- 癸の気づかいが欠けると破綻する
【癸】と【丁】の相性をたとえると
癸(雨)・丁(灯火)
強い癸(雨)にあうと丁(火)は消えます。
水が火を責める水剋火の関係です。
どちらも陰干なので、明るい付き合いになりにくいです。
そのうえ、お互いに心の中を読みにくいため、難しい相性と言えます。
だいたい癸がリードしますが、山火事などの丁(大火)になると癸(雨)もお手上げになります。
付き合い方のポイント
- 相手の領域に無神経に踏み込まない
- 明るく楽しい時間をたくさん共有すれば大丈夫
【癸】と【戊】の相性をたとえると
癸(雨水)・戊(山)
戊(山)は癸(雨水)を蓄え、蓄えられた癸(水)はきれいな湧き水となります。
また、癸(霧・雨)に包まれた戊(山)の風景は幻想的で素敵です。
しかし、大雨(癸)になると山(戊)は土砂崩れを引き起こします。
土剋水として、土は水を汚しますが戊癸干合の関係です。
この両者のフィーリングの相性は良好です。
ただし、しつこい豪雨は土砂崩れを引き起こし嫌われます。
付き合い方のコツ
- 癸はしつこくして、ウザがられないこと
- 戊は大きな気持ちで繊細な癸を包み込むこと
【癸】と【己】の相性をたとえると
癸(雨)・己(土・田畑)
- 己(土)は癸(雨水)を吸収します。
- 癸(雨)は、乾ききった己(土)に潤いを与えます。
理想的に関係に見えますが、微妙なバランスが崩れると一気に状況が悪化します。
強すぎる癸(雨)は己(田畑)を泥水に変えます。
そうなったら田畑は使い物になりません。
また、己(田畑)は戊(山)のように大量の土を吸収する力はありません。
癸(水)は泥水に、己(田畑)は泥地になりやすい難しい相性です。
ですが、お互いがわかり合えば、相当良い組み合わせにもなりえます。
付き合い方のポイント
- 共通の活動的な趣味があると強い
- 心の「探り合い」より「話し合い」
【癸】と【庚】の相性をたとえると
癸(雨)・庚(鉄)
金生水として、金属が水を生じます。
ですが、庚(鉄)から癸(雨)は生まれません。
反対に、癸(雨滴)は庚(鉄)を錆びつかせます。
庚(鉄)はサビを最も嫌うので、癸の間の取り方がカギを握ります。
- 庚は、癸の存在がだんだん鬱陶しくなりがち
- 癸は、庚の気持ちが理解できず戸惑いを感じる
付き合い方のポイント
- お互いに適度な距離感が必要
- ベタベタしなければ、庚は癸を大事にしてくれる
【癸】と【辛】の相性をたとえると
癸(雨・霧)・辛(宝石)
癸(雨・霧)は、辛(宝石)の輝きを隠します。
癸(雲)・辛(月)
癸(黒雲)は、辛(月)をスッポリ隠します。
控えめな癸(彩雲)なら辛(月)の美しさを引き立てます。
基本的には、辛の輝きが癸にさえぎられ、イライラすることが多いです。
辛は、好き嫌いが多い神経質な干です。
癸も苦手な干の一つです。
輝き・美しさを消すため、メリットを感じられないからです。
付き合い方のコツ
- 気難しい同士。お互いの考え・価値観を認め合う
- 辛は、癸の理想論がカンに障る
【癸】と【壬】の相性をたとえると
癸(雨・雲)・壬(川)
雨水は川を増幅させます。
「癸が頑張る⇒壬が増える」の関係です。
乾いた壬(川)にとって、恵みの雨(癸)は最高のパートナーです。
しかし、雨量が限度を超えると川は氾濫し、修復不能の関係になってしまいます。
水同士で融合する関係ですが、壬(川)と一体化した癸(雨)は自分の立ち位置が見えにくく不安になりやすいです。
付き合い方のポイント
- お互いに悩み相談の相手として最高かも
- 壬は大きな心で受け入れる
【癸】と【癸】の相性をたとえると
癸(雨・雲)・癸(雨・雲)
癸(雲)と癸(雲)、癸(雨)と癸(雨)が出会っても量が増えるだけです。
プラスの発展はなく、マイナスの効果は甚大です。
凄まじい豪雨になるからです。
似た者同士の付き合いは、良いときの悪いときのギャップと反動が大きいです。
同じ方向に向きやすいため、道を誤ると「死なばもろとも」まで突き進みます。
ただし、打ち解け合うと親密な二人だけの理想的な世界を作り上げます。
付き合い方のポイント
- 時々明るいポジティブな話題を共有する
- お互いに孤独な時間が必要
「癸」の相性ランキング
私のこれまでの観察からの順位づけです。
日干癸の相性は、なかなか難しいですが、息が合えば長続きしやすいです。
- 甲
- 戊
- 乙
- 己
- 壬
- 癸
- 辛
- 丙
- 丁
- 庚
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【四柱推命】本当の相性診断(5分の1)
本物の相性診断は、5項目を見て判断します。
これから書くのは、そのうちの1項目なので「5分の1」とします。
お互いの日干のエネルギーの強弱で精神気力面の相性を見ます。
- 身旺と中旺の組み合わせ(最良)
- 中旺と中旺の組み合わせ
- 身旺と身弱の組み合わせ
- 中旺と身弱の組み合わせ
- 身旺と身旺の組み合わせ
- 身弱と身弱の組み合わせ(最悪)
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