すい臓がんでも安らかな旅立ちだった

少し前に、すい臓がんで亡くなった姉の元上司のお話をさせていただきましたが、不幸中の幸いと思われることがありました。

この元上司は、必ず治ると信じて過酷な闘病生活を送り、亡くなった時は生前の面影がないほど激ヤセしていましたが、安らかな旅立ちだったそうです。

身近な人の死を乗り越えるのは難しいものですが、すい臓がんのように回復の見込みが薄く、急速に弱っていく姿を支えたご家族にとっては、せめてもの救いだったかもしれません。

我が家のように、介護用エアマットレス付きベッドに寝たきりになっても、隠れタバコを吸うような素行が悪い病人だと、家族的には「死んでくれて正直ほっとした」というのが本音です😓

いずれにしろ、がんというと「痛みに苦しみながら死ぬ」というイメージが強いのではないでしょうか。

実際、父の姉のご主人が数十年前にがんで亡くなった時は、激しい痛みに耐えながらの壮絶な最期を迎えたそうです。

10年前に骨転移を起こしていた父の場合、在宅医療の担当医から「まだ骨の痛みだけは取れない」と言われたように、それなりに痛みを感じていました。

でも近年は、その頃よりも緩和ケアが充実したせいか、あまり痛みを感じなくなったようです。

数年前に子宮体がんで亡くなった母方の叔母も、昨年すい臓がんで亡くなった父方叔母も、ほとんど痛みを感じずに安らかに旅立ちました。

すい臓がんの叔母に至っては、亡くなる直前まで動き回っていたそうです。

ちなみに白猫ですが、ホジキンリンパ腫は痛みがないので無痛でした。仮に死んだとしても、眠るような安らかな死だったと想像します。

人生最後の贅沢は、安らかに旅立つことなのかもしれません。

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