ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

そろそろ再開しますか

2023-11-01 | 日記


アザス!
全く釣れないんで、ブログ面倒いんで書いてませんでした。
すんませんでした~~~~!
野球部なら、ボコボコにされてる。

5月連休以降は全く釣れません。
ま、そこそこは上がるんですが、ブログ乗っけるような釣りではないんすよ、、、
ヒザは、釣れるじゃないですか~~って、毎週来てましたけど、、、7月までは。

クマ出没!!!
脇ノ沢の船曳き場に、大型の月の輪が出没。
のっしのっしと我が物顔で歩いてましたね~
住民としてはハイコーキの釘打ちガンか、消防で使うアックス(斧)で立ち向かうとこなんですが
警戒???に来ていた警察に止められる。

行かないでください! そっとしといてください!!  近寄らないで!!!
ってお前よ、そっとしとけは無いべよ。
なら、お前の鉄砲撃てや! お前警察だろうが!! お前は住民を守るのが至上だろうが!!!

何もしねんだぞ、、、
警察ってのは、まあまあ恥知らずだな。
津波ん時から知ってるけども、住民のためにならん組織だ。
鳥獣保護法? 動物愛護法?? 愛護団体による熊擁護論???

ってさ、熊だぞ。
すんませ~~ん、チョットお庭横切らせてもらっていいスカ?
なれば、喰いモン恵んでいただければ幸いなんですが?
なんて聞いてこね~べよな。

クマ騒ぎの後は、、、何も釣れね~~広田湾。
6月には地元の居酒屋主催のカレイ釣り大会。
頼まれて船出したが、雨降ってくるし、乗ってきたのはド素人百姓だし、、、
どうでもよかった。



父ちゃん! セイジん家が燃えてる!!
何を~~~~
初夏に向かう日曜夕方の静寂を破っての近所の火事。
行って見りゃ、若いモン家の2階が盛大に燃えてる。
この家の長女を津波の時に引き上げてやった。
この家の祖母ちゃんと次女の遺体を、瓦礫の下から引きずり出してやった。
バカ野郎が!  二度と泣かせてやるもんか!!

未だ2階が落ち切らないうちに飛び込んで、子供らのランドセルやら制服やら
目に付く範囲で必要と思われるものを運び出す。

危ないですから出てきてください!
またぞろ、役に立たない警察が、いい加減な風で叫んでる。
うるせ~~~! 引っ込んでろ!
こっちは30年も消防やってたんだ! お前の生まれる前から火に飛び込んでんだ!

1階に隣接する掛下げの小屋のドアを開けて、灯油タンクを掻き出す。
危ないです! もう1階に火が回ってますから~~~
うるせ~~~~!
と言いつつも、2階は既に落ちて、目の前でバンバンとスプレー缶やらガラスやらがはじけ飛んでる。
それを掻い潜って台所に達して、ガス給湯機のコックを締め、勝手口を蹴破る。
裏口のガスボンベはほぼ満タンで重いが、何とかのクソ力で畑の中に引きずり出す。

やっとポンプと本署が来て消火作業が始まり、団員でないのに指揮し、2時間後に鎮圧。
団長と署長に、もう退団してんだから無茶しないでください、と諭される。
仰る通りだが、目の前で伸ばしてる手を放すわけには如何のです。
引き波で流されるハルを引きあげた時の、あの脅えた眼を忘れられんのです。
二度とあんな眼はさせないかなら、、、と、言ったのに

津波で1階が浸かり、修理してからの、、、全焼。
気の毒で言葉もないが、しっかりしろ!! と若いモンに気合を入れる。
優しい言葉何ぞ、俺には似合わない。
俺が当事者でも、優しい言葉何ぞは掛けてもらいたくない。

しっかりしろ! お前の役目はまだ終わってない!
ギッチリと目を見開いて、この後の人生を生きろ!
大丈夫だ、ハルも無事だし、何よりお前は生きてるじゃないか!
かけがえのないものは、残ったじゃないか!
壊れた物は必ず治る、新しくなるんだ。


互いに煤だらけ、泥だらけ、びしょ濡れになって、泣いてる若いモンを優しく抱きしめてやった、、、





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