打算の何が悪い | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

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こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

 

院長が腎臓病の認定医を取りましたね。

 

静岡市だと一応彼しかいないので

 

慢性腎臓病のセカンドオピニオンなんかがより増える気がします。

 

ぶっちゃけると、なぜか僕が受けるシーンが多いんですよ笑

 

だって院長は一人しかいないわけだから

 

都合そうなってしまうんです。

 

でも日々見てるので、まあ普通の獣医より詳しくなってるかもしれないわけです。

 

不思議ですね。

 

ちなみに彼は麻酔の認定医も取得中です。

 

すごい大変そうなレポートを仕上げてまして

 

それがちゃんと審査の土台に乗っかって

 

今度はテストを受けに行くわけです。

 

まあ多分取れるでしょう。

 

ああやって自分の好きなことをベースに仕事ができる人は最強の人なわけです。

 

僕は彼の麻酔で毎日手術をするわけですが

 

尋常じゃないくらいやりやすいですよ。

 

あんだけ18歳とか19歳の子の手術して

 

トラブルにならない(口コミが悪くならない)のは

 

うまくいってることの証左だと思います。

 

で、仕事ってのは自分のエゴとは別のところでやるべきです。

 

手術する僕がいうのもなんですが

 

僕なら自分の子をそこそこ歳いったら手術なんかしません。

 

まあそういうのは置いといて

 

この前公式ブログの方で

 

勉強に残業代がつくか否かを話していました。

 

経営目線から言うと、やや違うことを感じたので書いておきます。

 

別に勉強に残業代なんてつきません。

 

そして勉強することはいいことですが、

 

それだけでは金銭的の評価の対象にはなりません。

 

勉強したことが、会社の利益につながったときにはじめて評価をされるわけです。

 

院長は自分でわかってるのかわかってないのかわかりませんが

 

資格取得者、認定医にありがちなEGOがかった治療を全くしないので

 

結句患者さんのためになってるわけで

 

それが集患、売上につながっているわけです。

 

例えばですが、この前は腹膜透析をやりたくて

 

全国的にも有名な先生に凸したりやられてる先生に凸してました。

 

いきなり連絡とるんですよ。

 

で、ちゃんとした考えを相手に伝えて、意見を交換し

 

結局導入には至りませんでした。

 

こういうところからも学術的な興味だけで仕事をしていないこともわかりますし

 

知識<熱意の診察になってくるんです。

 

そうすると結局患者さんはついてきてくれるし

 

評価され、売上が上がるわけです。

 

こうなった時に初めて、会社から金銭的に評価されるわけです。

 

院長はもしかしたら勉強することが売上に直結していると思ってるかもしれませんが笑

 

普通に彼の場合は特殊な事例だと思います。

 

極端な話、めっちゃカッコいいけど学術的には大したことない先生がいるとして

 

でもその先生のベシャリとかっこよさで患者さんがたくさんついてくれて

 

毎日ワクチン乱れ打ちしてくれてる方が会社としてはありがたいわけですよ。

 

そして例えば腫瘍の認定医持ってて

 

口下手で「医学的に正しく」治療したけど

 

なんだ認定医に診てもらったのに、お金だけかかってあんまり長生きできなかったな

 

と思われてしまう人より

 

上記のかっこいい獣医が

 

うまく言いくるめて、ここまで長生きできたのは飼い主さんのおかげです。

 

胸はって送り出してあげましょう的な感じで

 

この先生優しいなと満足感を与えてあげる方が

 

会社的にはありがたいわけですよ。

 

そこをわかってない獣医が多すぎると思います。

 

わかりますでしょうか?笑笑

 

自分がすげー嫌なやつで、勉強を否定しているように感じてしまうかもしれませんが

 

多分この視点は日本に今一番足りてないところで

 

自分を守るために言いますが

 

僕は仕事だからしゃあなく勉強というやつをステルスでしています。

 

そうじゃなきゃ毎日手術なんかできないですし

 

学術系のブログなんか書けるわけないんです。

 

いい例ですが、僕はこのそこまで興味のない仕事の中で

 

じゃあやりたいことは?と問われたら

 

多分整形外科です。

 

毎日手術してると、出来不出来が術者の腕だけにかかってくるあの分野に手を出したくなるんですね。

 

なんなら釣りとか車やバイクいじりが好きなので

 

器用不器用に関わらず、ああいう作業は好きなんでしょうね。

 

でもですよ、ここで僕が時間かけて整形外科を勉強しても

 

正直滅多に患者さんなんかいないわけですし

 

なんなら地域内にもっと上手な先生がいるわけなので

 

患者さんのこと考えたら

 

その先生に集中させた方が経験値になりますし上手だしいいと思いますし

 

会社的に考えても

 

かける時間とお金に対して、売上が上がるかといえば多分全くです。

(勉強するにはお金がかかります)

 

なので僕はまあ必要とされそうなところをかいつまんでいるわけです。

 

浅く広く。

 

一応多分来年には「中医学」の認定医を取得します。

 

多分これが僕唯一の、結構公式な、みんなが持ってない認定医資格になると思います。

 

9月くらいから毎週都内で授業受けなきゃいけないので

 

楽しみ反面、やや面倒だとはおもってますが笑

 

東洋なんかは民間資格が多いですし

 

俺得意といえば、西洋医学より第三者にわからなくなる側面がありますが

 

ちゃんと一番しっかりしてる(獣医学部で授業も持ってるような)団体の

 

しっかりした資格を取れば

 

まあ皆さんのお役に立てるだろうなとも思いますし

 

会社の売上にも直結しそうだなという

 

まあ打算です。

 

打算の何が悪い。

 

では。

 

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