ここ数日、春らしい天気が続いている済州島。
今日は朝からキョンアさんとワラビ採りに行ってきました。
 
持ち帰ったワラビは…
 
①水洗いする

 
②柔らかくなるまでゆでる

 
③干す

 
④完成

 
という工程で乾燥させます。
乾燥させたワラビは冷凍庫に保管して、その都度調理します。
けっこう手間がかかってますよね。
 
済州島では春先にこのワラビを摘む人がたくさんいます。
その目的としては、
①自分の家で食べる
②祭祀(チェサ)で先祖に供えるために保存しておく
③親戚に送る
④なんらかのルートで売る
などなど。
 
④については、この時期インターネットや仲買業者などを通して売る人が多いようです。
今日も運転中に「ワラビ買います」という看板をかけたお店をいくつか見ました。
韓国の中古品売買アプリ「タングンマーケット」で直接売っている人もいるようです。
 
そんな中、済州島の地方紙「ハルラ日報」(4月5日付)にこんな記事が出ていました。

 

 

記事のタイトルは「[速報]ワラビを採りに出た60代が失踪5日目に死体で発見」

 

なかなか衝撃的なタイトルですが、記事の中身を見てみると…

 

済州西部警察署によると、5日午前10時40分頃、済州市旧左邑松堂里付近の草むらで60代の男性Aさんの死体が発見された。
Aさんは今月1日午後8時頃にワラビを採りに行くと言って家を出たまま帰ってこず、Aさんの妻が警察に通報していた。
警察は防犯カメラの映像から、Aさんの運転する自動車が旧左邑松堂里にあるコスンセミオルムに移動したことを突きとめた後、ドローンで一帯を捜索し、4日午前11時50分頃、コスンセミオルム付近でAさんが運転していた白い小型トラックを発見していた。

 

なんとも怖い話ですが、実は済州島ではわりとよくあることのようです。

記事を見るとこの男性はオルム(山のこと)でワラビを採っていたようですが、ワラビというのはだいたい人気のない山の中にたくさん生えています。

そして摘んでいるうちに夢中になり、いつの間にか仲間とはぐれて帰り道がわからなくなりそのまま…という事故が数年に一度(それ以上か?)発生しています。

ましてやこの記事の男性は1人で行動していたようなので、急に気分が悪くなったり毒蛇にかまれたりして動けなくなったらアウトです。

携帯電話を持っていれば助けを求められますが、それも家とか車に置いてきていたら、もうどうしようもありません。

ということで、済州島の春の風物詩である「ワラビ採り」は実は意外に危ないのです。

もしワラビ採りに行く人がいれば、必ず数人で行くこと・はぐれないよう一緒に行動する事・携帯電話は必ず持っていくことが重要です。

まあ、このブログを読んでくれている人でワラビ採りに行くようなもの好きはなかなかいないとは思いますが。

 

 

※次は土曜日に更新します

 

↓「いいね!」と思ったらポチッとお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へ

にほんブログ村


韓国(海外生活・情報)ランキング

 

↓ワラビ関連の記事