どーもー、竜太です^^
今回は悪性建築資材生物のうち、既に充分実用化されたと考えられる建材植物ではなく、 建材動物についてのブレークスルー技術が見つかりましたので、ご紹介します。
なお、最新の技術をまとまった形で書くのではなく、どういった経緯で発見されたかについて、 大体時系列順にご説明したいと思います。
なお、発見はほぼ私自らのもので、今日発見したものですので、 これから先内容が若干変わる場合があるかもしれません。
なお、どういうわけか、私のキーボードはまだ壊れてはいないようです。
すでに充分実用化されてしまった建材植物
前回、私は悪性食品の技術と宿り木の技術などで、悪性建築資材樹木(建材樹木)を作る計画を立案しました。
これは直ちに美濃で実行され、僅か一日で成固体育成技術と併用して活成建材樹木住宅が作られました。 現在すでに、4LDKを超える30部屋ある活成建材住宅や、5階建てのビルなどが作られております。
実は初期型の住宅は日光を浴びると、そちらの方に傾いてしまうということが指摘されていましたが、 これは日照条件に寄らず、同じ形を維持するように作り直したところ、現状ではすべてうまく行っています。
なお、初期型は百万戸の住宅に相当する分作られてしまったので、無駄を考えると廃棄するわけにもいかず、 イタリアに無償で提供しました。また、傾くとは言っても10年程度は住めるものと考えられております。
つまり、悪性樹木を用いる方式でも十分すぎるほどうまく行っていると考えられています。
一方、研究者たちは三日間も一睡もできないほど働きづめで、もう限界なのも明らかでした。
ところが、全く余力がないのは建材植物班で、建材動物班はいまだに、決定打になる技術が見つかっておらず、 まだまだ技術が欲しいように思われました。
私自身もそろそろより難しいと考えられる動物の方に関心が移ってましたので、今日早速、ウォーキングしながら 建材動物について考えてみました。
その結果、建材動物の様々な欠点とともに、いくつかのブレークスルー技術が生まれましたので、 早速発表したいと思います。
最初の建材動物"悪性レンガ動物”
「生きた動物で家を作る!」と頭の中で考えたとき、恐らく煉瓦は通常植物では作らないな、と思ったのでしょうか、 白い毛がふさふさに生えた地肌が肌色のレンガをイメージしました。
そこで私は、早速美濃の研究者に悪性植物肉の技術で動物性のレンガを作るように指示を出しました。
当初から、栄養をそれぞれのレンガが取れるようにする必要があることに気付いていた私は、 栄養を他のレンガ、特に下のレンガからもらえるようにするために栄養の入った液貯めをレンガに作り、 しかもレンガ同士がレゴブロックのように組み合わせられるようにするように指示を出しました。
・・・しかし当然この方法では、上のレンガほど栄養がいきわたらずレンガの健康状態は悪くなってしまいました。 毛細管現象を利用してもダメでした。
すでに活成建材樹木は大成功を収めて、美濃の株価を押し上げていましたので、動物班に焦りの色が濃くなってきているようでした。
・・・このままではマズい。私でもこの状況を何とかしなければと思う気持ちが強くなってきました。 私はちょっと考えて、植物とは逆に上から栄養を落とすしかないと考えました。 しかしこの方法ではポンプが必要となってしまいます。ただし、通常のポンプは電気などで動くため、 最悪電力を利用してポンプを稼働させるしかないとすら思いました。 ネットワークインフラや照明などを電気で動かす計画だったので、これはそこまでおかしくは私には思えませんでした。
しかし、この方式はさすがに美濃の研究者たちは喜びませんでした。 彼らは可能な限り全部建材動物にやらせたかったのです。
そこで私はしばらく考えて天然のポンプに気付きました。
そうです、心臓です。
この方式はほぼ完全に上手くいくだろうということが、私にはすぐに思われました。
一方で、心不全、心臓の破裂、その他で住宅動物が一気に心停止してしまうことが予想されました。 住宅動物は原則的にHyper Evilか少なくとも悪性植物肉的なもので作る必要があります。 そうでないと、コスト的にペイできないし、寿命も大変短くなってしまうからです。 このように作れば、住宅動物は寿命的には最大5百年程度、住宅として使用できる年数としても3百年程度は維持できます。 悪性新生物の小倉優子さんの子供やまあたその子供のことを考えてもそれは十分に実現可能に見えました。
ところが、心臓の寿命は果たしてどうか?50年とかは余裕で持ちそうですが、100年ともなると、依然としてハッキリしないし、 コレステロールの蓄積や動脈硬化、血栓など様々な問題が蓄積されていくことが予想され、これは厳しいだろうということが予想されました。 取り敢えず、研究者に複数の心臓が必要だろうと提案し、4LDKより大きな家の場合、いくつの心臓が必要か調査させたところ、 大きな家の場合、30個程度は心臓が必要だろうとの回答を得ました。当然それらの心臓は脈動を同期させる必要があるのですが、 それはできそうでした。(ちなみに脈動というと、広末が鏡の魔法で僕の沈個を握ったりするときの感覚が思い起こされます('ω'))
体温が高すぎで蒸し風呂になるぞ!
問題はまだ続きました。 建材動物は本質的に動物なので、体温が35℃以上にもなってしまいます。 実際にはレンガは作ったばかりなためか、40℃もの高温になってしまいました。 これでは体温が高すぎて部屋の中は蒸し風呂状態となってしまうことが分かりました。
また、無理やりエアコンなどで温度を下げようとすると、住宅動物の抵抗力が落ちてしまって、 風邪をひくなどの症状が出てしまうことも予想されました。 これはかなりまずい状況でした。
どうやったら安全に体温を下げられるか? 最初に考えたのは冬眠でした。 冬眠を用いれば25℃程度まで体温を下げることができます。 体温的にはとりあえず合格です。
しかしこの方法はすぐにダメであることが予想されました。 何故なら冬眠中は体力も落ちるし、栄養の摂取がほぼ不可能なので、ずっと何十年も冬眠させることは不可能だからです。
そこでもともと体温が低い動物を利用できないか模索を始めたところ、すぐにある動物に気付きました。
魚です。
魚は元々体温が低いし、周囲が冷えていても大丈夫な生き物です。 この魚で部屋を作れば壁の温度は25℃程度、室温も20℃程度になります。 冬場は暖房が必要でしょうし、夏場もエアコンが必要でしょうが、少なくともそう簡単に死ぬことだけはなさそうです。
こうして、高すぎる体温の件は解決しました。
この結果、見た目はちょっとだけかっこ悪くなるけど、涼しくて、しかもより安い建材動物が生まれました。
の余談ですが、貝の殻と肉を使うと、より涼しくてより安く作れます。
大量のうんちと水分はどうするか?
さて、動物の場合、血液がよどんでくるので、少なくとも腎臓が必要になります。 これは、脳が無くても動くので、腎臓は今のところ付けたほうが良いかもしれません。 但しそれでも、大量のうんちが出てしまいます。 6LDKで大体1kgのうんちが出てしまうと考えられます。 これは今のところ下水道に流すのが良さそうです。
また水分は上水道からもらう必要があるでしょうが、現在の家には上水道も下水道も標準で付いておりますので、 ほんのちょっとだけ水道料金が上がることを除けば、特に問題はなさそうです。
残る問題~栄養はどうやって取り入れる?~
さて、まだ難題があります。 それは栄養の問題です。 もし、栄養を栄養剤の形で摂取するなら、一日当たり1000円かかってしまいます。 これは当然決して安くはない金額です。
植物方式の場合、土壌からの栄養だけで家は何とかなるし、しかも、心臓も腎臓もないので、 家の一部に欠陥があっても全体の機能は大体動くという素晴らしい特徴がありました。
しかし、動物の場合はこれらすべてが難しい問題となって現れます。 そのため、寿命についても、現状では50年程度と考えられます。 植物方式がぼろくはなるものの優に250年は持つのに。
また各煉瓦は骨でできているし、栄養を送るためのヘモグロビンだけは作れる骨髄を持ってますので、 真っ赤な血液が流れる必要があります。
「血の通った家にどうやって栄養を送るのか?」
これは難しい問題です。
そこで、問題をもう少し、植物性の建材と比較して確かめてみることにしましょう。
そもそもなぜ植物方式が、栄養剤の注入抜きで大丈夫だったのかというと、 植物の場合、土壌からの栄養で十分に栄養が取れるうえに、屋根などでは光合成できるからさらに栄養が取れるからでした。
一方、動物性の場合、根っこからとれる栄養と、屋根の光合成で得られる栄養があっても本来必要な栄養量の約半分しか賄えません。 裏を返せば、あと残り半分の栄養が賄えれば何とかなるということです。
この対策はなかなか浮かびませんでしたが、何とか・電気・ガス・水道のインフラで賄えないかと考えた所、ある生き物に目が向かいました。 それは電気を食べて生きる微生物です。
この微生物は通常の植物肉にはない機能を持っていますので、この機能をレンガに組み込めば電気と根っこからの栄養で十分に 体が維持できることが分かりました。また電気代も6LDKで一日当たり、100円以内と比較的安価です。
さらにいえば、電気を流すと言っても、壁を触って感電のようなことは当然起こりませんので安全性も全く問題ありません。 これで衛生面以外のほぼすべての問題が解決したように思えます。
そもそも、心臓、腎臓は要るか?
さて、これまで血流を動かすためには心臓が必要で、血液をろ過するためには腎臓が必要と述べました。 これはその結果、心不全や腎不全の問題を招いてしまいました。 つまり、それらのどれかが故障しても、全体の機能に支障をきたしてしまう、という、植物方式にはない欠点がありました。
これは大きな問題に思われたし、しかも住宅にしては機能が複雑すぎるように私には思われました。 美濃の研究者たちがどんどん複雑なことを考え始め、今度は口が必要だ、と言い出した時、 それでは咀嚼機能が必要なのか?何かが少しオーバーではないかと私は思いました。
そこで私は研究者にその研究はやっていいと伝えた上で、よりシンプルにすることに着手しました。
そもそも、通常の植物肉は動物性なのに、血流も心臓も腎臓もありません。 私は恥ずかしながら生命科学の細かいところを熟知しているわけではなく、 チューリングマシンやタイムマシンを除いて全体のおぼろげな把握が得意なタイプです。 そこで再度、美濃の研究者に 「植物肉が動物性なのに心臓も腎臓も要らないように作れたのに何故建材動物では心臓や腎臓が必要なのか?」 と質問をしました。
その結果、
「最初の研究者が、完全には植物肉的には作らなかったから」
ということが判明しました。
これは、建材住宅が大変大きいからではなく、乱暴に言えば作り方を間違えたからであるということです。 逆に言えば、植物肉のように作れば、心臓や腎臓が無くても、十分に建材動物を使って動物性住宅が作れるということです。
これにより、電気と上水道・下水道の助けを借りれば、動物性住宅は十分に作れることがハッキリしました。
動物性住宅の理論の完成ですっ(≧▽≦)
動物性住宅用の医療保険の整備が急務
さて、今までで決まったことをまとめると次のようになります。
- 体温の低い貝や魚の貝殻や骨を主体としたHyper Evilあるいは少なくとも悪性の植物肉でレンガなどの建材を作る。
- 土台は深く根っこを張る植物肉を用いる。
- 足らない水分は上水道から少し分けてもらい、排水は下水道から少し流す。
- 足らない栄養は一部電気としてもらう(エネルギーだけで十分)。
これらの対策の結果、動物性住宅は、
- 一部の機能に欠陥が発生しても伝染病等でない限り、全体に波及しない。
- 室温が高すぎて夏場苦しむことも、冷暖房を掛けて住宅が死ぬことも無くなった。
- 心臓・腎臓等がないため、寿命が少なくとも200年は住める家になった。
という住宅として十分に住める家になることが分かりました。
但し、これでもまだ残された問題があります。それは、
- 生きている家の為病気になる場合があること。
- 生きている家の為、衛生状態が悪くなりがちであること。
これらは必ず対策を取らねばなりません。 まず、1.については風邪や、その他の感染症対策です。寒い時期などはインフルエンザワクチン等も必要な場合があるかもしれません。 またいざというとき、病気になったとき、医療保険が無いと出費がかさむ問題が起こるでしょう。 住宅の衛生管理がずさんな場合も、病気の発生率が上がってしまうに違いありません。 そんなときのために、動物性住宅の医療保険の整備が急務です。
残念ながら現状では生きているため、若干の出費は免れないようですorz... ただし、様々な魅力がある家なので植物性程かどうかは分からないもののそれなりに普及するものと思われます。
僕には未知なこと
さて、人には得手不得手があるものですが、僕にもやってみないと想像がつかないことがあります。 それは、
「動物性住宅はどのようにお掃除したらよいのか?」
という問題です。
掃除程度が問題になるのは、お掃除やクリーニングをしないとすぐにブタのような臭いにおいになってしまうことが予想されるのですが、 当然化学薬品の洗剤とかは使いづらいと考えられます。
またクイックルワイパーなどは使えるのでしょうか? 床面の滑りが悪い場合、当然使えません。
動物性の若干の新陳代謝の垢とかはどうなるのでしょうか? ちょっと想像した限りでは、年々蓄積してしまうようにも思えます。
当然一定以上家が不潔になると、家自体の健康状態が悪化してしまうに違いありません。
動物も植物も水には強いのでいっそ水洗いしたいところですが、残念ながら電気周りの配線がありますので、 それも難しそうです。
残念ながらこの点は僕にもどうなるか予想がつかないです。。
どなたかこの問題に光を与える方をお待ちします。
とはいえ、私たちの未来は明るいです(´ω`)
ここまで読んで下さって有難うございます。
何か間違い等ございましたら、コメントを頂けると幸いです^^