Wishy  デビューアルバム『Triple Seven』を発表 Winspearから8月16日にリリース

Wishy

 

ニューヨークシティのWinspearは、Fire Talkと並んで注目すべきインディペンデント・レーベル。ベッドルームポップシンガーからポピュラーシンガー、オルタナティヴロックアーティストまで豊富なルースターを誇る。複数のニューヨークの注目のミュージシャンが在籍しており、Lutalo,Daneshevskaya、先日アルバムを発売したAmy Oなど少数精鋭のラインアップを擁する。ウィンスピアは、The Lemon Twigs、Slow Pulpなどの有名バンドを過去に輩出した実績があり、若いミュージシャンやバンドの潜在的なポテンシャルを見出すことに定評がある。

 

レーベルが送り出すインディアナポリスのオルタナティヴロックバンド、Wishyに注目しておきたい。ロンドンのWhitelandsと並んで、要チェックの五人組グループ。彼らはシューゲイズギターとネオ・アコースティックの要素を織り交ぜて、ハートフルなギターロックワールドを提供する。

 

今年8月16日に発売予定のデビューアルバム『Triple Seven』はインディーロックファンにとって楽しみなリリースになりそうだ。リッチ・スミスが監督したミュージックビデオと共に公開された最初のシングル「Love On The Outside」は昨年のEPのギターポップやシューゲイズの色合いの残しながらも、Saves The Dayの「Anywhere With You」を思わせる軽快なナンバーとなっている。このニューシングルの由来について、ケヴィン・クラウターは以下のように説明している。

 

「この曲は、物事の行く末が不確かな恋愛の、エキサイティングでもどかしい初期段階について歌っています 。天秤はどちらの方向にも傾く可能性があり、しばしば忍耐は薄れ始めることがある。時には誰かの肩を掴んで、"なあ、どうしたんだ、マジで!!"って言いたくなることもある。そういうメロドラマ的な軽い感じのエネルギーを曲に持ち込むのはとても楽しかったよ」

 


「Love On The Outside」
 



Wishyは、昨年末、EP『Paradise』をリリースし、徐々にコアなインディーロックファンの間で支持を獲得しつつある。インディアナポリスのハイスクールで出会ったケヴィン・クラウターとニーナ・ピッチカイツの書くロックソングは、アイルランドのMy Bloody Valentineのギタリスト、ケヴィン・シールズの繊細かつ大胆なギターロックの系譜に位置する。


トレモロアームを駆使したディストーションギターのトーンのゆらめきが、リスナーを夢見心地の世界へと導く。曲のアウトプットには、ネオ・アコースティック/ギター・ポップの影響があるらしく、Cocteau Twins、Pale Saintsに象徴されるドリーム・ポップのニュアンスも含まれているのに注目。また、The Go Betweensを彷彿とさせるキャッチーなポップネスも彼らの魅力の一つ。

 

 

Winspear 『Triple Seve』

Label: Winspear

Release: 2024/08/16


Tracklist:


1. Sick Sweet

2. Triple Seven

3. Persuasion

4. Game

5. Love On The Outside

6. Little While

7. Busted

8. Just Like Sunday

9. Honey

10. Spit