俳句の風景

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定家葛

2024-05-20 | 俳句・新年・時候

 

 

足止めぬ定家葛の花の香に

 

 

 

 

 

 

キョウチクトウ科の蔓性常緑木本。

山野に自生し、庭木にもされる。

 

 

 

 

 

 

茎は地をはい、また気根を出して樹や岩に絡む。

初夏、枝先および葉腋に芳香のある白い花を集散花序につけ、後に黄色に変わる。

花冠は五裂し、風車状にねじれる。

茎、葉は民間薬として鎮痛、解熱などに利用される。

 

 

 

 

 

 

鎌倉時代、式子(しょくし)内親王に恋をした歌人藤原定家が、死後定家葛に生まれ変わり、内親王の墓に絡みついたという伝説からこの名がついた。

古名は「柾(まさき)の葛」。

 

 

 

 

 

 

長い坂道を下りて街路の歩道を歩いていると、いい香りがした。

立ち止まって見ると、ある家の垣根に花を咲かせていた定家葛であった。

 

 

 

 

 

歌にある柾の葛花つけぬ

 

 

 


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