美人林(十日町市松之山)
「婆ちゃん達のカラオケクラブ」
これは私が勝手に付けた通称である、
町の文化協会に登録されたクラブ名は
「秋桜カラオケクラブ」(仮称)
嘗ては30名以上の会員を擁していた、
それが今や押し寄せる高齢化の波にもまれて
13名、
実質6,7名の❝よぼよぼ❞集団になってしまった、
必然的に自由に動くことのできる
私はさながら機械の操作を兼ねたヘルパーさん、
男性は私の他にもう一人高齢のメンバーがいる、
先日みんなでカラオケハウスに行った時のこと
あるお婆さんが
歌と騒音渦巻くどさくさ紛れに
私の耳元でこんなことを囁いた、
❝私ね
田舎育ちで親の言うまま
何も知らないで生きてきたの、
恋愛経験もないのが一番さびしい、
今は一人暮らしで何の制約もないので
もっと大きく自由に生きたいの、
あつい恋愛だってしてみたい❞
だって、、、、、
なかなか大胆
圧倒されそう
彼女の影の呼び名が
世間知らずの小奇麗なおばあさん
勿論
子供もいれば孫もいる。