中学生の指導~生徒を動かす

中学生の指導~生徒を動かす

今回は「中学生の指導~生徒を動かす」です。

当塾は、中学生が一番多くメインとも言えます。

公立中学生で学校準拠、定期テスト対策から高校入試まで5教科指導です。

また、当塾は「徹底演習」をうたい、生徒が解くことが中心です。いわゆる一斉指導でも個別指導でもありません。

そして、あまり教えず生徒自身がシンプルに勉強することを目指します。

昨年度まで

昨年度までを振り返り、成績や入試結果については満足はしていませんが、それでも妥当だと判断しています。

決して手を抜いたわけではありませんが、あまり生徒たちを動かせなかったのではと感じます。

とにかくひたすら解いて勉強する。そうしないと力はつきません。

それは正しいのですが、それは一歩間違うとあまり見てもらえない。悪くいうと「放置」という印象を与えます。

成績が上位の生徒は自力で演習できて、成績も上がります。

しかし、そうでない生徒はどうでしょうか。かつて勤めていた塾で、莫大な時間と演習で空回りしていたのが印象に残ります。

2024年度から、今までの指導をすべて見直そうと変えているところです。

これは、私自身を変えないといけないと感じます。これまで何十年と塾で指導しましたが、これまでと今は違います。

自分が動いて生徒を動かす

一言で言うとこれに尽きます。

これまでは、生徒がどんどん解き私は動きません。物理的に動くかどうかでなく、どこかで慢心で「動かなかった」のでは。

それが生徒に波及していたのでは。

生徒が勉強をするように、考えるように、できるようになろうと思うように、はたらきかけていないのでは。

なまじっか経験はあるので「わかりやすく教える」のは簡単です。そうではないです。

生徒のやる気を起こす

これができないと塾の意味がないのでは。

最初からやる気満々の生徒は少ないです。なかなか勉強に向かわない、わからない、できない。そういった不安をかかえて塾に来ます。

それを、やる気がないから相手にしない? 

もちろんすべての生徒を見れるわけではありません。これまでもお断りしたケースはあります。

塾を休みがち、振替にも来ない、全く覚えてこないなど。そういう生徒に労力をつぎ込むほど、私は善人ではないですしきれいごとも言いません。

その結果、その他のやろうという気持ちを持って塾に来る生徒に力が割けず本末転倒です。

矛盾しているかもしれませんが、塾で勉強に興味を持ってもらい、勉強する必要性を感じさせて、分かるできるという実感を与えて、やる気を出させるべきです。

ということで、2024年度から…具体的には。

2024年~

① 全体授業を面倒くさがらずにする

演習中心とはいえ、全体の「導入授業」は重要です。

これを私がきっちりするのがスタートです。

現在、時間割はなく時間フリーです。また、学年により曜日が決まっていません。

ですから、全体授業は生徒が集まっているときに適宜行います。すると何度もすることになります。

それを面倒がらずにします。

特に、英語と数学は絶対に学校の予習です。その理由はいくつもありますが、一番の目的は「学校の授業を分かりやすくする」です。

また、理科と社会も基本予習です。

この授業に私は力を注ぎます。そこでの理解により、演習ができるかもかかっています。

さらに、だらだらとしません。長くても30分…いや最近は20分以内で区切ります。へたしたら10分も。

これは先の時間フリー、複数学年でもできるためと、集中力を切らさないためです。

② テストをきっちりする

英語の暗記テストは、これまでも徹底してしました。教科書のユニットごとに、基本文と単語のテストです。ほぼ毎回して、それを覚えるのが宿題です。

さらに、今年度から理科と社会のテストをきっちりします。

基本的に、1週間に1単元導入授業をして、翌週にテストです。これがなかなか継続が難しいですが、今のところできています。

ここまでの導入授業とテストまでの取り組みで、生徒を動かします。私自身が熱をもって取り組むことが前提。

昨年までは、それが弱かったです。年齢や演習形式を言い訳にしていました。だから、動かない生徒もいて、成果が上がらないこともありました。

③   数学は毎回復習して確認する

これも、やったりやらなかったりでした。

今はプリントにしています。5~10問程度で、今までの復習です。最初に渡して、ワークを見ながらでいいので解いてもらいます。

その時に、生徒はワークを各自解読して復習になります。これにより定着が深まりました。

これは、すなわち勉強のやり方を示していることにもなります。そして、ことあるごとに勉強のやり方を話します。塾は勉強のやり方を教えることです。

④ 個別に対応する

ここまでは全体で同じことと言えます。

そして、本命の演習です。しかし、最近、演習は付け足しでないかと感じます。

この演習は個人差がかなり激しいです。それを個別にどうしていくかを、より生徒により把握して管理すべきです。

また、宿題の内容や量も個別に判断します。出さない生徒もいますし、多く出す生徒もいます。

さらに、一人一人への声かけも。

昨年までは、少し厳しく前時代的なきつい当たりが多かったように思います。もちろん、厳しさは必要ですし、強制的に勉強させなければ塾は成立しません。

しかし、少し接し方も変えつつあります。

例えば、テストを覚えていなかったら、以前なら「覚えてこい」で終わりでした。そこをいつどうやって覚えているのか話をしたりもします。

 

今回は、文章が支離滅裂になりました。あえて校正はしません。

春から段取り組んで、かたくなに授業して、テストして、もちろん演習して…と結構無茶なことしてますが、多少なりとも熱をもって伝わっていると思います。