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能登地震後の能登復興に向けた私案(2回目):   1.災害対策について(事前の準備)

2024年05月08日 12時41分58秒 | 社会全般
今回の災害で改めて認識させられた事は、災害に対する事前準備が疎かになっている事である。能登ではここ数年来地震が続いており、素人感覚でも近い内に大きい地震が来るだろうと想像していたのにである。特に台湾での対応を見るにつけて、その思いはより一層強くなった。

それでここで述べたい事前準備とは、災害発生後に生活する為に必要な物品をメインに述べたい。

今回の様な大地震の直後では、被災者の衣食住をどうするかが課題である事は既に周知であったハズである。しかし、その準備があまりにも疎かであったと言わざるを得ない。水などの食については多少の準備が有った様だが、衣、特に住の中の”寝る環境”の準備が全くなされていなかった事に驚きと憤りを強く感じた。

具体的な問題点として、未だに避難所では床に寝されられている事である。特にこの冬場にである。2021年に行われたオリンピックでは、段ボールベッドが使われていたのだが、何故この様な簡易的なベッドを準備していなかったのだろうか?段ボールベッド以外に、折り畳み式のベッドもある。値段は段ボールベッドも折り畳み式ベッドも1万円台で購入出来、決して高いモノではない。保管スペースを考えた場合、段ボールベッドの方が便利ではあるが、耐久性を考えると折り畳みの方も良いのかもしれない。しかし何れにしても、これらの簡易ベッドの準備がなかったという事は、過去の経験を全く生かしていないと云う事であり、大変残念である。

震災直後、あるラジオ番組でドイツでの取り組みを聞いたのだが、ドイツでは空港や駅などの公共施設では、緊急時の為に簡易ベッドを確保しているとの事であった。日本でも同様に、簡易ベッドを空港も含めた公共施設に上備すべきであろう。

一方台湾ではこの2歩先を行っていて、地震発生後の数時間後には、学校の体育館内にテントを設置し、被災者を受け入れている。当然、その中には簡易的なベットも設置している。この違いは一体何なのだろうか?日本人として、大変恥ずかしく感じてしまった。

それで、国、都道府県、または地方自治体にて簡易的なテントやベットを常備する必要があり、今後絶対に、被災者を床に寝される様な事はしてはならない。
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