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脳卒中・脳梗塞ランキング
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痙縮とビューティローラー-4(私の考える脳の可塑性−21)


先にも述べたように、


私はビューティローラーの深部まで届く刺激痙縮の悪化(=伸長反射の亢進)を上回る威力で、

筋肉が繰り返し強制的・受動的に無理やり動かされてしまいますから、反射による影響無視出来るレベルになっていると考えています。


要は脳卒中(脳梗塞・脳出血)経験者硬い筋肉


筋肉緊張して硬い(痙縮・伸張反射の亢進・脊髄反射)のか?


それとも、


筋肉などの末端(末端・骨格筋・筋膜・靭帯・腱・関節・関節周囲組織の線維化)の線維化により伸長性の低下硬いのか?(拘縮)

(拘縮は動かない状態になると2~3週間で始まるので、恐らく入院中に拘縮も始まっているのでしょう。問題は現在のリハビリ方法には線維化阻止・改善の治療が考えられていないということです。)


実際は混在していると思いますが、見分ける必要があり、ビューティローラーの強烈な刺激痙縮による影響を無視出来るレベルにあるということです。(ビューティローラー使用初期は多少あるかも?)


また、脳卒中(脳出血・脳梗塞)経験者は

交通事故などによる脊髄損傷

(可塑性なし・肩代わり経路なし)

とは異なり


筋肉(末端)から脳までの


皮質性脊髄路=錐体路と錐体外路の運動神経という末端から脳までの通り道・経路保持されていますので、


脳の可塑性(脳神経は再生しないが、環境に応じて新しい回路が出来る反対側の脳が肩代わり)が判明している今日では、


ビューティローラーの刺激感覚が知覚へと変化して、脳内地図が再作成されて行き、脳のペナンブラ領域に新しい回路(脳神経細胞のシナプス結合によるネットワーク形成)が出来て運動野繋がり、


機能し始めて、指令を出すようになり、正常に筋肉(骨格筋)が随意的に動くようになると、次第に痙縮は減少して行く

(伸張反射の正常化と考えられます。


この一連の流れは、


骨格筋による筋肉ポンプが再稼働し始めて、血流障害と低酸素状態・慢性的炎症状態へと改善されて行きます。


そして更に筋肉・筋膜・腱・靭帯・関節・関節周囲組織などの線維化(酸素・栄養など不足なのに無理した過剰な組織の修復・足らないのに無理に修復しようとするから線維化)が阻止されて動き難い状態から開放されて行きます。


つまり、筋肉の線維化・短縮化が内反尖足・ぶん回し歩行・クロゥツウ・腕肘の曲がりなど様々の脳梗塞後遺症の運動障害を引き起こしていたことから開放されるということです。



参考写真→痙縮・横須賀市東戸塚記念病院



参考図→クロートゥ−1−荻窪ほんだ整骨院


要するに、

発症時の最初の頃は、

脳卒中(濃紺・脳出血)の後遺症の運動障害の原因


脳からの指令が出ないことによる弛緩性麻痺から、次第に脊髄と筋肉との間との過剰なやり取り痙性麻痺(痙縮)になります。


次第に骨格筋が動かないために筋肉ポンプが作動しなくなり、血流障害・低酸素状態・慢性的炎症状態に陥り、末端の線維化が進行して行くことが原因へと変化して行くと考えられます。(拘縮)


これを逆方向から回復させようと、ビューティローラー使用をして筋肉を徹底的解し柔らかくすることを主体に展開する方法が3Mメソッドです。


筋肉を徹底的に解し柔らかくすることによる末端からのフィードバックが脳を活性化させて


感覚知覚脳内地図→ペナンブラ領域に新しい回路作成→運動野と感覚野の機能復活→脳からの指令の復活を図るのです


思うように動けない事は

脳神経が再生されないからでは無く(寧ろ脳は指令を出して動かしたがっている・私見)


また筋力が足らないのでも無く


筋肉・末端が線維化して硬化・短縮化・がんじがらめになって動けない事が一番の原因だと考えています。


脳はに入っている情報信じる特性・癖がありますので、長年続いた

脳卒中の脳神経は再生しない

と言う呪縛に囚われずに、脳梗塞と脳梗塞後遺症の運動障害とをに分けてリハビリを進める必要があると思います。


としては、エビデンス(=根拠・脳梗塞後遺症の運動障害の回復には筋肉・末端の線維化阻止による筋肉ポンプの再稼働→血流改善・低酸素・慢性炎症状態改善が必要)に基づき


認知バイアスと確証バイアス

気を付けながら脳梗塞後遺症の運動障害からのセルフトレーニング方法3Mメソッドを充実させて行きたいと考えています。


認知バイアス(=認知偏り・cognitive bias)

思い込み・偏見・先入観・記憶の誤りといった「認知の偏り」であり、しばしば事実を歪めてしまう要因になります。


確証バイアス(confirmation bias)

→自分に都合の良い情報や自分の信念・仮説を裏付ける情報ばかりを集積して、自分の意見に反する情報(反証)を集めようとしない認知バイアス


参考文→カウンセリング・しらいし・「技法と理論」


参考→過去のブログ

 筋肉の線維化から筋肉の再生のメカニズム+周辺組織の変性−1+2+3(2023年06/13)

https://ameblo.jp/hapikuni/entry-12807470327.html


https://ameblo.jp/hapikuni/entry-12807566817.html


https://ameblo.jp/hapikuni/entry-12807567251.html