実は超難しいエンディングノート

終活
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こんにちはセイメイです。
今やエンディングノートが100円ショップでも購入できる時代になりました。
その10倍以上の値段で販売しているエンディングノートと内容的にどれくらいの差があるのでしょうか?

終活を推進している人たちは『エンディングノートを書きましょう』といい続けております。
私もその人たちから教わったので、同じように『終活を始めようと思っている人は、まず、エンディングノートを書いてみましょう』と偉そうに言っておりました。

しかし、その考えが今は全く違ってきています。
終活の初心者にエンディングノートなんて書けるはずがありません。実際、エンディングノートを持っている人の9割が完成することができていないのです。

その完成できない原因をずーーーっと私は『内容が難しいからだ』と思っていました。そのため、いろんなエンディングノートを手に入れては見比べて研究していました。
どのエンディングノートも創意工夫が随所に感じられ、作者の得意な部門に関しては項目が細かくなり過ぎていたりする部分があったり、その逆に簡単すぎる内容であれば、本人の気持ちが家族に伝わらないのではと感じさせられるようなところがありました。

その中で理想的だなと思ったのが、選択方式になっているエンディングノート。
自分ではなかなか思いつかないようなことも、選択方式にしておけばチェックを入れていき、必要に応じてフリーハンドで自分自身の想いを追記していけるようなタイプのエンディングノートなら書いていきやすいのではと考え、セイメイ作『私の想い』というエンディングノートを作成しました。

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エンディングノートが超難しい原因は

でもでもでも~
私の作ったエンディングノートにも悲しい結果が待っていました。
このエンディングノートを手にした人も、ほとんどが完成させることができていませんでした。もちろん、完成させるには考える時間や気持ちを整理する時間が必要なので長期戦になるのは覚悟していたのですが…。

『なぜ、エンディングノートが書けないのだろうか』

その原因を追究すべく、試行錯誤の日々が続きました。

そして導き出した答えは、『〇〇〇〇ない』からでした。

介護、延命治療、葬儀、相続など、いくらエンディングノートに選択肢が設けてあって自分自身の想いが固まっていたとしても最終的なことは『決められない』のです。

エンディングノートの内容云々の問題ではない。自分自身の気持ちの整理ができない状態でエンディングノートを書いていくことは、某大学の入試問題よりも難しいのかもしれません。

なぜなら、そこには正解がないのだから…

エンディングノートは、いつになったら完成するの?

私がエンディングノートの書き方を始めて学んだ時の講師は、私よりお若いイケメン(関係ない?)の講師でした。その講師は、『私もエンディングノートを書いているのですが、まだ半分くらいしか書けていません』と仰っていました。それを聞いた私は『そんなん、全然アカンやん。講師が書けてないのものを受講者に書きましょうって無理やん』って心の中でツッコんでいました(笑)。

でも、それが今になってよく分かるのです。実際にエンディングノートを書こうとしたら、悩みます。考えます。そして決められない

それが、エンディングノート所持者の9割が完成できていないという原因なのです。
つまり、エンディングノートを開いて考えたところで、なかなか気持ちを整理することもできないのです。

では、どうすれば書けるようになるのか。

家族会議・人生会議をしてください。

これは終活には必須です。終活に関することは、自分自身のことでありながら、自分の気持ちやだけで判断してしまうと後々、大問題に発展する危険性もあるからです。

たとえば、介護にしても家族(子どもたち)の都合も聞いておく必要があります。また、費用の問題もあるかもしれません。それは、自宅介護にしても施設に入るにしてもです。
また、相続についても相続人(子どもたち)としっかりと話し合っておかないと、自身の相続で子どもたちが相続争い(俗にいう争族)になることは親としても望んでいないことでしょう。

家族会議・人生会議は1回や2回で簡単に済ませることができないかもしれません。
時間を掛けてでも、親も子も納得できる形で『親の終活』をサポートしていけたら最高ではないでしょうか。

そして、エンディングノートはそれから書けば良いと思います。
エンディングノートは終活のエンディングに書くノートです。そうでなきゃ書けません。

それよりもっともっと大事なのは
『家族会議・人生会議で親の終活について話し合うこと』

安心してください!
エンディングノートを書くのは最後ですよ♪



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