【オカルト】人と問答をしたがった化け蟹「蟹坊主」

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日本の妖怪の面白いところは、単に人を襲って食べる者だけでは無く、それ以外の物に執着して恐れらる妖怪も居る事だろう。それが「蟹坊主」だ。

蟹坊主とは

Chogenji Kanibozu Hanging Scroll.jpg
Unknown – https://fruits.jp/~tho3200/kani.html, CC0, リンクによる

[[ファイル:Chogenji Kanibozu Hanging Scroll.jpg|thumb|長源寺に伝わる掛け軸]]

蟹坊主(かにぼうず)は、日本各地の寺院などに伝えられているカニの妖怪だ。

無人の寺に旅の僧が泊まると、枕元に何者かが現れて問答を仕掛け、僧がその者をカニの妖怪だと正体を暴いて退治する、といった伝説や昔話として知られている。

このカニの大きさは2間四方とも言われ、全長4メートルとも伝えられている。

結局は独鈷という方具を殻にぶっ刺されて死んでしまったのだが、正体は正体として暴力で来たなら暴力で、問答で向かってきたなら問答で戦うのがフェアだろう。

問答で戦いに来たのに暴力に訴えるのは幾ら妖怪と言えど可哀想。

 

蟹坊主が出る地域

蟹坊主(かにぼうず)は、日本各地の寺院などに伝えられているカニの妖怪だが、一地方にだけ出る妖怪では無い。

山梨県の万力の長源寺では、かつて雲水と呼ばれる僧が問答を仕掛け、正体を見破られたカニの妖怪を退治したという伝説が伝わっている。

さらにこの僧は救蟹法印に改めたというから、よほど蟹の妖怪を倒したことが嬉しかったのだろうが字面は蟹を救うとしているが、救ってはいないと思う。

この他にも、岩手県や石川県などに同じような話が残っていると言われている。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ