2024年が始まって、今年の休暇をいつにとって何をするのかを夫と話していた。カップルによって計画の仕方は違うのだろうけど、だいたい毎年の行事とそれに付随する休暇も決まっていることもあって、僕たちは年の始めあたりにだいたい決めてしまうんだよね。国土が広い割に祝日の少ないアメリカで、遠い州や外国に住んでいる家族たちに会うためには、ほぼ確実に飛行機に乗らないといけない。航空券は早く買うほど安く、後になるほど高くなるので、年の始めにすべて決めて航空券を買ってしまうようにしている。
ここでまず最初に決まるのが感謝祭とクリスマスで、家族の誰に会いにいくかという話になる。感謝祭は100歳になる夫のおばあさんに会いに、クリスマスは新築の家を今年やっと建設完了した夫の両親に会いに行くというのが割とすぐ決まった。これはもうだいたい毎年この通りだし、家が大きいのでゲストルームに泊まらせてもらえてお金も旅券とご飯くらいしかかからないし、決めやすい。
あとはビーチだったり、観光に行く休暇の決定。これは別に後で安い航空券を見つけることもあるし、一年の後の方で行きたくなったりもするから、がちがちに決めず「今の時点で行きたいと思うところを絞って計画しておこう」という気持ちで、どこに行って何をしたいかを話して、できれば決める。ニューオーリンズのマルディグラに行きたいとか、マイアミでクラブで朝までクラブで踊ってビーチで日の出を見たいとか、ファイアーアイランド行ってみたいとか、いろいろ。
ここで難しいのが、日本の家族に会いにいくかどうか。ニューヨークから東京は14時間のフライトで、空港への移動や待ち時間、着いた後のチェックインや、チェックインした後の疲労などすべて考えると一日は移動に基本的に使われる。往復なので実質二日。そうするとせっかく移動にそんな時間かけるんだったらー週間～ー週間半は最低でも滞在したい気持ちになる。いろいろな要素を踏まえてベストな日程が祝日を挟む時だといいけど、そうではないときもあるから、結局7日程度の有給休暇を消費すると考えた方がいい。
加えて、もちろんお金も結構かかる。僕の家族は東京の小さいアパートに住んでいるか郊外に住んでいるから、観光に適した良いゲストルームも家族にはないため、ホテルに泊まるのが最適解になりやすく、宿泊代もかかる。
そうすると、やっぱり日本やめとく？ってなりがちなんだよね。去年は母親の航空券を買って、こっちに親を呼び寄せて家のゲストルームに泊まらせるという荒業で母親に会って終わらせた。遥かに安上がりで休暇も二人が全部取らないで済んだりする（夫と交代で母を連れまわせば二人とも休暇を全部取らなくていいし）。母も初めてのニューヨークで喜んでくれたし、むしろこっちの方がやりやすい。
今年はどうしよう。二年に一回は会いに行きたいけど。夫は今年資格を取る勉強のために学校行くかもしれず、そうすると授業料などお金も、夫の時間もかかるので、そうすると金と時間的に日本は難しいとなってしまうなぁ。
日本への帰国はこんな感じに、僕らにとっては決意が求められる大ごと。そんなハードルを乗り越えて東京に帰国した際には、みなさんにはぜひ僕たちに優しく、丁重におもてなし頂きたい。
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