はじめての方はこちらもどうぞ!

 

この夏6年ぶりに日本に一時帰国する私たち家族ですが、やっぱり何が楽しみって日本の食べ物です。「育った味」というのは、何年外国に住もうともなかなか変わるものではなく、今でも私は3食白米をしっかり食べないと食事をした気になりません。

 

こちらで生まれた我が家の子どもたちはというと、ごはんは大好きですし、お寿司(といっても我が家で作るのはもっぱらサラダ巻のような手巻き寿司)、カレー、うどん、ハンバーグ、日本っぽい味付けのスパゲッティ、照り焼きやしょうゆ系のおかずなどはよく食べますが、やはりピザやハンバーガー、フライドポテト、チキンナゲットなどギトギト脂っこいけど栄養的にどうなのよと思わされるアメリカンな食べ物も大好きです。年齢があがるにつれてますますその傾向は強くなっている気がします。

 

(見るだけで胃もたれになりそうなチーズバーガーをさっと完食するアメリカンボーイ。。。)

 

私は料理が気分転換になるので、好きでけっこう作るのですが、なるべく栄養が偏りすぎないように努力しても、日本に比べてこちらの食材はバラエティに乏しく、食事メニューもワンパターンになりがち。ちくわ、納豆、油揚げ、枝豆、乾物、加熱しなくても生で食べられる卵なんかがいつでも手軽に手に入ったらどれだけ助かるか!

 

私たちが住んでいる場所は、アジアン人口が多くアジアンマーケットが密集している地域からはかなり離れているので、そこに足しげく通うこともありません。地元のスーパーでそろう食材で何か作ろうとする、かつ子ども3人みんなが喜ぶものを作ろうとすると、どうしてもメニューが限られてしまいます。

 

小2の息子は食欲旺盛で、誕生日パーティーやイベントなどで同じ年頃のこちらの子どもたちと一緒にごはんを食べているところを見ても、うちの子だけ恥ずかしいほど食べているな、という印象。でも運動量と、新陳代謝の激しさ(超汗っかき)、食べてすぐ出る体質だからなのか、食べても太らないどころか「あれだけ食べてるのに、その分どこいった?」というくらい細身です。

 

自分自身の幼少期を振り返ってみると、栄養士の資格をもつ母親が色々考えて作ってくれていたにも関わらず好き嫌いが激しく野菜も果物もほとんど食べず米ばっかり食べていた私。身長が伸びなかったのも高校時代に大きな怪我をしたのも、偏った食生活と何かしらの因果関係があったのかな、なんて考えたりします。

 

そこで息子には小さいころからなるべく野菜も果物も食べるように、そして米よりは肉を食べろと意識的に促してきました(肉が安価なのはテキサスに住んでいる利点です)。

 

(昨日5.5kg分の牛肉、豚肉、鶏肉まとめ買い。総額約27ドル!)

 

一方で細かい栄養素などはあまり気にせず、特に夕食は「肉、米、野菜、果物があればよし」という大雑把な考え方で、あとはとにかく量を食べてくれればいいという方針をとっています。日本で真剣にアスリートの食生活に向き合っていらっしゃる親御さんたちからしたら雑すぎるかもしれませんが、我が家ではこれが精いっぱい。でも今のところ身長に関しては順調で、妻も私もこちらでは圧倒的に小柄なのに、息子はひとつ上の学年のチームにいるのに身長は上から3番目。娘2人も身長はクラストップ3に入るほどすくすく大きくなっています。これが食生活と関係しているのかはわかりませんし、遺伝もあってゆくゆくは大勢に逆転されるんだろうな、と覚悟はしていますが、それでもこの国で圧倒的に小柄なアジア人としてプレーするのはいろいろな意味でハードですから、今のところはひと安心です。

 

以前のブログで、週二回の練習後は車内でお弁当を食べるということを書きました。息子はハードな練習の後は食欲が落ちるタイプなので、そこで何とか食べてもらうためにこれまで色々と試行錯誤してきました。お弁当の構成はいつもだいたい

 

 1. 主食(がっつり食べられておなかが満腹になり、肉多めのもの。ここにみじん切りした野菜をしのばせます。)

 2. スティックチーズや卵

 3. おかず(ほぼ前日の夕食の余り物、今回はおでんの残り)

 4. 果物(甘いものと酸っぱいものを用意。今回はグレープフルーツとマンゴー。息子は果物好きなのでだいたい何でもよく食べます。)

 

これを大人用お弁当箱や保温ジャーにぎゅうぎゅうに詰めます。

 

(練習前にはピーナッツバターとジャムのサンドイッチとナッツバーが定番。練習後はお弁当と一緒にチョコレートミルク。アメリカではアスリートの子供に人気です。本日の練習後も完食してくれました。)

 

問題はこの主食をどうするか、なのですが、最初は肉と野菜がたっぷり入ったカレーにしていました。でも流し込むように食べて大量におかわりするのは家で食べるときだけ。お弁当にいれると食べる頃にはごはんがカレーを吸って乾いてしまうので、気が進まない様子。。。。気持ちはわかります。

 

次にトライしたのはぎょうざ。ぎょうざの中には豚肉と野菜(人参、ニラ、青ネギなどを細かく刻んだもの)をこれでもかと詰めて、皮は炭水化物だし、肉はタンパク質、それに野菜もとれてこれは最高のメニューだ!!と思っていました。餃子の皮も地元スーパーで手に入ります。時間のある時に大量につくって冷凍保存しておけば、練習のある日に食べる分だけ解凍して出発前に焼けばいいだけなのも利点。息子も最初は喜んでがっついていたのですが、少し前に「ぎょうざはさー、焼きたてのを家で食べるのはパリパリしてて美味しいけど、お弁当に入れると柔らかくなってるからなんか嫌だなー」と告白。やっぱり飽きたか(笑)

 

そして最近登場したのが肉と卵の2色そぼろ丼。これもタンパク質攻め。今のところうまいうまいとごはんと一緒に混ぜてかきこんでくれています。とにかく汚い小学校低学年男子、ボロボロこぼすのが難点。あとカレーとぎょうざに比べると野菜摂取量が減ってしまいましたが、まあ週二回だしいっぱい食べてくれるならとりあえずいいかな。飽きたっていわれたときの為に次の作戦を考えなければ。

 

「食事はアスリートの命綱」という説もあれば、「トップアスリート(特に外国)は意外なほど偏食で栄養なんて気にしていない」という説もあり。体質もあるし遺伝もあるし、こればっかりはわかりませんね。でも、スポーツはさておき健康な心身こそ人生の基盤。やれることをやるに越したことはありません。これからも成長時期にあわせてストレスにならない範囲で楽しく工夫していければと思っています。そしてゆくゆくは息子をはじめ三人の子どもたちが、健康を考えて自分の意思で口に入れるものを取捨選択できるようになってくれたらと願っています。肥満体国、生活習慣病大国のアメリカでは、それこそが命綱となる重要なライフスキルだからです。

 

みなさんはアスリートキッズにおすすめの献立、食材、おやつなどはありますか?帰国時にまとめ買いできるような食材があればぜひ教えてください!

 

 

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
にほんブログ村 にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ
にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログ ダラス情報へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村