約200年ほど前に、ネイティブアメリカンの土地を買い取りたいというアメリカ政府に対して、シアトルという名の酋長が合衆国政府に宛てた有名な手紙があります📨
「ワシントンにいる大統領は、私たちの土地を買いたいとの手紙を送って来た。
だが、空がどのように売り買いできるのだろう?
土地を買う?
この考えは、私たちにはとても奇妙だ。
中略
あなたがたは、あなたがたの子供たちに、私たちが子供たちに教えてきたように教えますか?
大地は私たちの母である、大地に生じるものすべてが、大地の息子たちであると。
中略
最後のインディアンが原野と記憶とともに消えたとき、プレイリーを横切っていくのは雲の影だけ。
砂浜や森が、そのときまだここにあるだろうか?
私たちの精神は、まだ残されているだろうか?
私たちはこの大地を、生まれたての赤ん坊が母親の心臓の鼓動を愛するように、愛している。
だから、もし私たちが私たちの土地を売ったら、私たちが愛したように愛して下さい。
インディアンであろうと白人であろうと、人間は引き離すことはできない。
私たちは結局は兄妹なのである」
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西部開拓初期の頃は、合衆国政府も少ないながらもお金でネイティブアメリカンの土地を買い取っていました。
彼らの土地から、金鉱が見つかると、次第に土地売買契約は守られなくなり、ネイティブアメリカンたちは強制的に土地を追われるようになります。
そして、土地を失いたくない勇敢な部族が立ち上がり、政府と戦うことになるのですが、圧倒的戦力の前に敗れ去ってしまいます。
※ この時に戦ったことで、後のテレビ番組や映画の西部劇で、インディアンが白人を襲う未開部族として悪者にされてしまったのです。
さらに大虐殺が繰り返され、ネイティブアメリカンの人口は激減し、残った人々は居留地という名の収容所に入れられてしまいました。
そして、近代になると、核兵器に欠かせないウラン鉱脈が、ネイティブアメリカンの土地から発見され、彼らはますます僻地に追いやられて行ったのです。
ウラン鉱脈での作業に、多くのネイティブアメリカンが安全だとだまされて、人夫として低賃金で働かされました。
そして、放射能に汚染され、多くの人々が亡くなっていったのです。
シアトル酋長が伝えたかった大切な事は、合衆国政府にはまったく届いていないようです。
もちろん、日本にも届いていませんね。
今こそ「虹の戦士」が立ち上がる時がやってきました。
フェアトレードに関心を持ち、必要最低限の消費を心がける人たちがいます。
完全菜食に徹している人たちもいます。
ボランティアに積極的に参加する人たちがいます。
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自分自身の心の平安を得るために瞑想する人たちがいます。
そして、読書セラピー「賢者の一言」を読んでくれる、あなたがいます🤗💕
みんな素敵で、輝いています。
虹のように……🌈
今日も読んでくれてありがとう🙏😊💕