玉造温泉にて

ふ~いいお湯やった。お、なにか見覚えあるものを並べている人が。

「こんにちは。僕も囲碁やるんですよ」

「え!何段ですか?」(テンション高め)

「四段です」

「神様だ!」

山口の六段でも、参ってたのに神様と来たか。

話を聞くと、碁は始めてまだ一年も経っていないそうですが、相当ハマっているようです。

僕も碁を始めたころは有段者なんて、雲の上の存在だったな。

10級ということなので、九子で対局。そして、対局中によくしゃべる。しゃべりに関しては僕にも負けていない。

碁は僕の中押し勝ちとなりましたが、局後にとんでもないことを言い始める。

「プロの碁を2,300局覚えているので、並べて見せてもいいですか?これを言うと、最初は誰も信じてくれませんが」

「ええ、お願いします」

というわけで、井山さんの入段前の碁から村川さんとの王座戦までいろいろ見せてもらいました。ただ者ではない。

「いやぁ、ネブさんは男前だなぁ。風格だけではなく、品格がある!」

「ははは」
(そうだろうとも!)

島根ではこのおじいさんとしょっちゅう打つことになりそうです。300局のデータベース(今後も増える)は上達に大いに役立つでしょう。