11月から英国菓子ベーシッククラスを再開致します。

メインはチョコレートピーカンパイ。

 

そしてサイドメニューにはなるのですが、Sticky Toffee Puddingを少しご紹介しようと思います。

 

このお菓子の甘味の決め手はデーツ(なつめやし)。

 

産地により、デーツも甘味やお味が異なるため、選び方も重要ですが、大粒なマジョール種を使って作っていきます。

現在はアメリカのものがよく出回っていて入手しやすいと思います。

 

作り方は材料を混ぜて、オーブンで焼いたり、お鍋やスチーマーで蒸したり、湯煎焼きしたりと製法は様々です。それぞれ食感が異なるので色々試してみると面白いと思います。

冷めていてもあたたかくてもどちらでもいただけるこのプディングは英国菓子の中でも私の中で上位にランクインするぐらい大好きなお菓子で、少し寒くなってきた頃にミルクティとあわせて食べたくなるのです。

 

オーブンで焼きあげて、トフィーソースをかけて食べるタイプや、大量なソースに浸してアイスクリームを添えるタイプなど、気分や好みで作り分けてください。

 

 

 

さて、発祥については諸説あり。

 

生まれは湖水地方。Cartmelという村。

 

★Sharrow Bay Hotelのシェフが作り始めた説

★Village Shopが発祥説

今まではこの2説が有力だったのですが、1971年に出版された「The Good Food Guide Dinner Party Book」の中に、Mrs Martinという女性がレシピを既に載せているという事実がもちあがりました。論争は続いていますが、いずれにしても1970年代から現在までイギリスでは大変人気のお菓子となり、歴史も40年とそう古いお菓子ではないのですが、イギリスを代表するお菓子となったことには違いありませんね。

 

Chocolate Pecan Pie

Sticky Toffee Pudding

 

11月7日(日)10:00~13:00  ご受講料:6000円

 

あわせる紅茶は、セイロンティーの中でも最もローグロウンの紅茶、ルフナを入手できたらと思っています。ルフナは他の産地と比べると気温が高いのもあり、発酵が強くて茶葉の色も黒いんです。べっこう飴のような甘味があり、ミルクティーでもストレートティーでもお楽しみいただけると思います。

 

お目にかかれますことを楽しみにしております。