山田小説(オリジナル超短編小説)公開の場

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http://ameblo.jp/yamadanovel
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自作の超短編小説を公開しているブログです
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※最新の記事

  • 腹の中の美しい石
    夜、頬に風が当たったので目が醒めた。瞼を開けたが、辺りは真っ暗で何も見えなかった。水が流れる音が聞こえていた。近くに川があるようだった。どうやら屋外のようだと私は思った。 微睡んでいた意識が徐々にしっかりとしてきた。手を動かすと指に砂が触れ…06月18日 20時15分
  • 歩いていく息子
    夜、部屋の外から足音が聞こえてきたので目が醒めた。どうやら息子が廊下を歩いているようだと私は思った。しかし、足音がどんどんと遠くへ離れていくので違和感を覚えた。その廊下はそこまで長くないはずなのだった。 奇怪な現象が起きていると考えて胸騒ぎ…06月11日 08時41分
  • 目次68
    月の海月の空月の底白い月の白い光高速眼鏡太陽眼鏡きっと下半分睡眠という習慣一つしか身体がなかった猫は話せなかった目次(超短編小説) 06月10日 20時16分
  • 目次67
    怪物の仮面吉兆の仮面蛙の仮面微笑の仮面長い肉体頭を膨らませるどんどんと入っていく新鮮な食材数百年が経っている漂着した大男目次(超短編小説) 06月10日 20時14分
  • 猫は話せなかった
    「今日、学校で古文の授業を受けたのだけど、昔の猫は人間の言葉を話せなかったらしいね」と食事中に息子が言い出した。 「ああ。そうだったらしいね」と私は返事をした。古文の授業で習った幾つかの物語における猫の描写を思い出そうと試みていた。 「しか…06月04日 08時31分
  • 一つしか身体がなかった
    「今日、古文の授業で『通学』という単語を習ったよ。昔の人間は一つしかない身体で自宅と学校の間を行き来していたのでしょう?」と食事中に息子が訊いてきた。 私は会社で待機している身体の現状が気になったので意識の視野部分だけを転送して確認していた…05月28日 08時32分
  • 睡眠という習慣
    「今日、学校で古文の授業があったよ。昔の人間には睡眠という習慣があったようだね」と食事中に息子が言い出した。 「ああ。そうだったらしいね」と私は返事をした。そういえば、自分も古文の授業で睡眠という習慣を初めて聞いた時には驚いたものだと思い出…05月21日 07時40分
  • きっと下半分
    「今日、古文の授業で『眩しい』という単語を習ったよ。昔の人間は太陽を見れなかったのでしょう?」と食事中に息子が訊いてきた。 「ああ。そうだったらしいね」と私は返事をした。『眩しい』という単語をかなり久々に耳にしたような気がした。学校を卒業し…05月14日 07時36分
  • 太陽眼鏡
    休日にふらりと立ち寄った古道具屋で太陽眼鏡という品物を見つけた。暇潰しとして使えると店主から勧められたので購入してみた。 店を出てから河川敷の公園に行き、ベンチに腰を下ろして眼鏡を装着した。よく晴れていて風がないので冬にしては暖かくて快適な…05月07日 08時28分
  • 高速眼鏡
    砂漠に敷いたビニールシートの上に仰向けに寝転がり、恋人と手を繋いで星空を眺めていた。私達は高速眼鏡を着けているのだが、その効果で空全体がかなりの速度で回転しているように見えていた。流れ星などは速過ぎるので視認できていなかった。 かなりの速度…05月05日 20時49分
  • 白い月の白い光
    夜、私は砂漠に敷いたビニールシートの上に仰向けに寝転がり、恋人と手を繋いで星空を眺めていた。巨大な白い月がゆっくりと地平線から出てこようとしていて空がそちら側から明るくなっていた。 「月が出てきて星が見えなくなってきたね。そろそろ街に帰ろう…05月04日 09時08分
  • 月の底
    柔らかな砂の中を落ちていっていた。身体が大量の砂に埋もれているようだったが、どういうわけか私はその重量を感じていなかった。それに、息苦しくもなかった。なぜ自分は死なないでいるのだろうかという疑問が脳裏を過り、どうやら夢を見ているらしいと推察…05月03日 08時03分