あじろのあじと

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あじろのあじと
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http://ajiroajito.blog.fc2.com/
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オリジナル小説ブログ。恋愛小説「なのなのな」更新中。
カテゴリ
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※最新の記事

  • キャッチアップ 16
    一回り年上の雅弘とは社内恋愛を経て結婚した。交際にしろ結婚にしろ、積極的だったのは雅弘の方だった。営業部で三十過ぎて独身だった男性社員は雅弘だけだった。 見た目だけなら雅弘は若く見えた。若作りというのではなく、童顔な造りのせいで、年を聞い…09月03日 08時00分
  • キャッチアップ 15
    責めてくれたほうがいっそ気が楽と言わんばかりの涼子にむかって、真紀は大きなため息をついた。「わかってる。世間は、まだまだ、母親が女として恋愛することにいい顔はしないのよね。滅私奉公じゃないけれど、100パーセント子どものために生きることを…09月02日 08時00分
  • キャッチアップ 14
    涼子が知らなかった川崎病を、真紀は知っていた。「看護師だもん、知ってて当たり前か」「看護師でも知らないことはいっぱいあります。たまたま幼稚園の知り合いに川崎病の子がいたから知ってるだけ」 誠の入院からすぐに涼子は真紀に連絡を取った。看護師…09月01日 08時00分
  • キャッチアップ 13
    母の不安は的中し、夜中近くになって誠は高熱を出した。全身にひろがった発疹をかきむしりながら転げまわり、布団のシーツは血だらけになった。涼子は両親を叩き起こし、父の運転する車で市内の総合病院の救急に駆け込んだ。 当直医は若い男性だった。誠を…08月31日 08時00分
  • キャッチアップ 12
    誠の熱は翌朝になってもひかなかった。発疹があったので、医者へ連れて行ってくれと母に頼み、朝一番に診察券だけを置いて自分は学校へとむかった。その日から前期の試験が始まる予定になっていた。「誠くん、どう?」 帰りは修一の運転するバスだった。「…08月30日 08時00分
  • キャッチアップ 11
    「そういうことかよ」 開口一番、克弥は吐き捨てた。「そういう事って何」「ごまかすなよ。他の男と遊んでたんだろ」 克弥の語気が一層荒くなった。涼子はケータイを耳から遠ざけた。祭りから戻って誠を寝かしつけるなり、克弥に電話をかけた。すぐには繋…08月29日 08時00分
  • キャッチアップ 10
    けばけばしい佇まいの夜店が軒先をぶつけるようにして居並び、どこからともなく漂ってくる醤油の焦げるにおいに食欲は誘惑される。行き交う人々の笑い声と、客引きの声とが星のまたたく夜空に響き渡る。 生まれて初めての祭りに、誠は興奮していた。人混み…08月28日 08時00分
  • キャッチアップ 9
    それまで夜中近くまで帰ってこなかった母親が、夕方、自分が起きている間に帰ってくるようになったとあって、誠は大はしゃぎだった。帰ってくるなり、膝にまとわりついて離れない。土日も部屋にこもって勉強しようものなら、ドアの付近を行ったり来たりして…08月27日 08時00分
  • キャッチアップ 8
    「今度、ブーブーをあげるからな」 別れ際、修一はバスを降りたがらない誠をそう言ってなだめた。その約束は一週間後に果された。 涼子は五時のバスに乗った。ステップを上がっていきながら、運転席の修一と目があった。言葉は交わさず、会釈だけをして席…08月26日 08時00分
  • キャッチアップ 7
    間に合うかな―― バス停にむかって小走りにかけながら涼子は腕時計を確かめた。長針の先が12の間にかかっている。五時ちょうどのバスの時刻まで一分もない。このバスを逃すと、次は一時間後だ。つるべ落としの秋の日が落ちるとたちまち肌寒くなる。そん…08月25日 08時00分
  • キャッチアップ 6
    白いシーツの上に投げ出された克弥の脚を眺めていると唾がこみあげてきた。ぷっくらとした脹脛はさぞかし食べごたえがあるだろう。窓から漏れ入る夕日はまるでオレンジソースのようだ。 口の中にわいてきた唾を飲み込み、涼子は克弥の引き締まった足首をつ…08月24日 08時00分
  • キャッチアップ 5
    同窓会に行くと言って出かけた先で涼子が会っていたのは、広田真紀だった。真紀とは中学からの幼なじみで、同じ高校に進学した仲だった。とある事情で真紀が高校一年で中退して以来、疎遠になってしまっていたが、実家に戻るとなった時、思い切って連絡を取…08月23日 08時00分
  • キャッチアップ 4
    「ママ!」 克弥の車が完全に視界から消えてなくなるのを確認してから玄関のドアを開けると、パジャマ姿の誠が転がり出てきた。「ごめんね、遅くなっちゃったね。さびしかったね」 涼子は誠を抱き上げ、玄関を上がった。誠は涼子の胸にすがるように抱きつ…08月22日 08時00分
  • キャッチアップ 3
    栄養士の資格を得るには、大学や短大、専門学校といった施設で必要となる勉強をしなければならない。卒業と同時に資格は取得できる。一日も早く就職したい涼子は、専門学校の二年制を選んだ。最初の一年は、体と栄養の関係、公衆衛生などの基礎分野を学ぶ。…08月21日 08時00分
  • キャッチアップ 2
    玄関の戸を開けるなり、転がり出てきたのは誠だった。短い両腕を車輪のようにグルグルまわしながら駆けてきて、涼子の膝に突進した。「ママ! ママ!」 舌足らずな口ぶりでくりかえし、涼子に靴を脱ぐ暇も与えずに誠は涼子の足元にまとわりついた。「ただ…08月20日 08時00分
  • キャッチアップ 1
    視線は感じるものらしい。 それも痛く、熱く。 頬から顎、首筋から胸元へと男の視線は滑り落ちていく。男に見られている間中、涼子はまるで絵のモデルをしているかのように、窓の外を見つめるというポーズをとり続ける。 信号が青に変わり、バスは再び走…08月19日 12時43分
  • あらすじ
    周囲がようやく結婚しはじめる三十代になって離婚、子供を連れて実家へと戻ってきた涼子。独身という意味では幼なじみたちと同じ立ち位置にいるものの、その実態は周回遅れ。再婚するにも就職するにしても、何倍ものスピードで駆け抜けていかないとならない…08月19日 12時42分
  • ご案内
    オリジナル小説ブログ「あじろのあじと」へようこそ。つたない作品ではありますが、楽しんでいただけましたら幸いです。【詩】熱情のあとに / あなたに似た人 / 愛するということ / 優しい雨 / 初恋 / 欲望【小説】なのなのな片思いし続けて…08月05日 16時28分
  • 【雑記】2015年の目標見直し
    ……えっと……半年過ぎまして、もう8月。後半始まってますけども。。。年頭にたてた目標を振り返ってみたいとおもいます。1.恋愛ものを公開する去年書いたもの2本を公開する予定。「なのなのな」は公開しました。残り1本は近日公開予定です。2.ミス…08月05日 16時24分