源氏物語 ・ おもしろ読み

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1590169
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源氏物語 ・ おもしろ読み
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http://ikaru-uta.blog.jp/
紹介文
現代語訳で読み,かつ解く,一日一話 ドストエフスキーの全著作に匹敵する(?)日本の古典一巻
カテゴリ

※最新の記事

  • 第四段 十月の晦、匂宮から手紙が届く〜その2
    【現代語訳】2 お返事は、 「今宵帰参したい」と申し上げるので、皆がお促し申し上げるままに、ただ一言、 「 あられふる深山の里は朝夕にながむる空もかきくらしつつ (霰が降る深山の里は朝夕に眺める空もかき曇っています)」 このことがあったのは…03月27日 09時37分
  • 第四段 十月の晦、匂宮から手紙が届く〜その1
    【現代語訳】1 たいそう暗くなったころに宮からお使いが来る。折から、少し物思いも慰んだことであろう。御方はすぐには御覧にならない。 「やはり、素直におおらかにお返事申し上げなさい。このまま亡くなってしまったら、この方よりもさらにひどい目にお…03月26日 08時38分
  • 第三段 中の宮、昼寝の夢から覚める
    【現代語訳】 夕暮の空の様子がひどくもの寂しく、時雨れてきて、木の下を吹き払う風の音などに、たとえようもなく来し方行く末が思い続けられて、寄り臥していらっしゃる様子は、上品でこの上なくお見えになる。 白いお召し物に、髪は梳くこともなさらず幾…03月25日 09時26分
  • 第二段 大君、匂宮と六の君の婚約を知る
    【現代語訳】 この君のお供の人で、いつのまにかここの若い女房と恋仲になった者があった。それらの話で、 「あの宮が、お出かけを禁じられなさって、内裏にばかり籠もっていらっしゃることよ。右の大殿の姫君と結婚おさせ申しなさるらしい。女君の方は長年…03月24日 10時46分
  • 第一段 薫、大君の病気を知る〜その2
    【現代語訳】2 夜毎にさらにとても苦しそうになさったので、他人がお側近くにいる感じも中の宮が気になさっているので、 「やはり、いつものように、あちらに」と女房たちが申し上げるが、 「いつもより、このようにご病気でいらっしゃる時が気がかりなの…03月23日 09時29分
  • 第一段 薫、大君の病気を知る〜その1
    【現代語訳】1 お待ち申し上げていらっしゃる所では、長く訪れのない気がして、「やはり、こうなのだ」と心細く物思いに沈んでいらっしゃるところに、中納言がおいでになった。ご病気でいらっしゃると聞いての、お見舞いなのであった。ひどく気分が悪いとい…03月22日 08時28分
  • 第六段 時雨降る日、匂宮宇治の中の宮を思う
    【現代語訳】 時雨がひどく降ってのんびりとした日、女一の宮の御方に参上なさったところ、御前に女房も多く伺候していず、ひっそりとして、御絵などを御覧になっている時である。 御几帳だけを隔てて、お話を申し上げなさる。この上もなく上品で気高い一方…03月21日 09時24分
  • 第五段 匂宮の禁足、薫の後悔
    【現代語訳】 宮は、すぐその後、いつものように人目に隠れてとご出立なさったが、内裏で、 「このようなお忍び事によって、山里へのご外出も簡単にお考えになるのです。軽々しいお振舞いだと、世間の人も蔭で非難申しているそうです」と、衛門督がそっとお…03月20日 10時33分
  • 第四段 大君の思い
    【現代語訳】 「私も生き永らえたら、このようなことをきっと経験することだろう。中納言が、あれやこれやと言い寄りなさるのも、私の気を引いてみようとのつもりだったのだ。自分一人で相手になるまいと思っても、言い逃れるには限度がある。ここにいる女房…03月19日 10時50分
  • 第三段 大君と中の宮の思い
    【現代語訳】 あちらでは、お通り過ぎになってしまった様子を、遠くなるまで聞こえる前駆の声々にただならずお聞きになる。心積もりしていた女房も、たいへんに残念に思っている。姫宮は、それ以上に、 「やはり、噂に聞く露草のような移り気なお方なのだわ…03月18日 08時58分
  • 第二段 一行、和歌を唱和する〜その2
    【現代語訳】2 去年の春お供した公達は、花の美しさを思い出して、後に残されてここで悲しんでいらっしゃるだろう心細さを噂する。このように忍び忍びにお通いになるとそれとなく聞いている者もいるのであろう。事情を知らない者も混じって、だいたいが何や…03月17日 10時33分
  • 第二段 一行、和歌を唱和する〜その1
    【現代語訳】1 今日はこのまま、とお思いになるが、さらに、宮の大夫その他の殿上人などを大勢差し向けなさった。気ぜわしく残念で、お帰りになる気もしない。あちらにはお手紙を差し上げなさる。風流めいたこともなくたいそう真面目に、お思いになっていた…03月16日 11時03分
  • 第一段 十月朔日頃、匂宮、宇治に紅葉狩り〜その2
    【現代語訳】2 舟で上ったり下ったりして、おもしろく合奏なさっているのも聞こえる。ちらほらとその様子が見えるのを、そちらに立って出て、若い女房たちは拝見する。ご本人のお姿はその人と見分けることはできないが、紅葉を葺いた舟の飾りが錦に見えて、…03月15日 08時31分
  • 第一段 十月朔日頃、匂宮、宇治に紅葉狩り〜その1
    【現代語訳】1 十月上旬ごろ、網代もおもしろい時期だろうとお誘い申し上げなさって、紅葉を御覧になるようご計画申し上げなさる。近しい宮家の人びとや、殿上人で親しくなさっている人だけで、ごく内々にとお思いになるが、たいへんなご威勢なので自然と計…03月14日 08時51分
  • 第八段 匂宮、中の宮を重んじる
    【現代語訳】 無理を押してお越しになっては、長くもいないでお帰りになるのが物足りなくつらいので、宮はひどくお悩みになっていた。お心の中をご存知ないので、女の側では、 「またどうなるのだろうか。物笑いになりはせぬか」と思ってお嘆きなるので、な…03月13日 09時05分
  • 第七段 薫、大君に対面、実事なく朝を迎える〜その2
    【現代語訳】2 宮のご様子などをお尋ね申し上げなさると、ちょっとほのめかしつつ、そうだろうとお思いになるようにおっしゃるので、お気の毒になって、ご執心のご様子や態度を窺っていることなどを、お話し申し上げなさる。 いつもよりは素直にお話しにな…03月12日 12時04分
  • 第七段 薫、大君に対面、実事なく朝を迎える
    【現代語訳】1 宮を場所相応にとても特別に丁重にお迎え入れ申し上げて、この君は主人側として気安くおもてなしになるがまだ客人席の仮の間に遠ざけていらっしゃるので、まことにきびしいことよと思っていらっしゃる。お恨みなさるのもさすがにお気の毒で、…03月11日 10時56分
  • 第六段 九月十日、薫と匂宮、宇治へ行く
    【現代語訳】 九月十日のころなので、野山の様子もしきりに思いやられて、時雨めいて暗くなり空のむら雲が恐ろしそうな夕暮に、宮はますます落ち着きなく物思いにお耽りになって、どうしようかと、ご自身では決心をしかねていらっしゃる。そのころと推し量っ…03月09日 08時38分
  • 第五段 匂宮と中の宮和歌を詠み交して別れる
    【現代語訳】 お供の者たちがひどく咳払いをしてお促し申し上げるので、京にお着きになる時刻がみっともなくないころにと、たいそう気ぜわしそうに、意にかなわず来られない夜もあろうことを、繰り返し繰り返しおっしゃる。 「 中絶えむものならなくに橋姫…03月08日 10時38分
  • 第四段 匂宮と中の宮、朝ぼらけの宇治川を見る
    【現代語訳】 匂宮は、容易にいただけなかったお暇のことをあれこれとお考えになると、 「やはり、簡単なことではなさそうだ」と、胸が塞がるようにお感じなるのだった。大宮がご注意申し上げなさったことなどをお話し申し上げなさって、 「心にかけながら…03月07日 08時26分
  • 第三段 女房たちと大君の思い
    【現代語訳】 あちらでは、中納言殿が仰々しくおっしゃったのに、夜の更けるまでいらっしゃらず、お手紙のあるのを、 「やはりそうだったのだ」と胸のつぶれる思いでおいでになると、夜半近くなって、荒々しい風に競うようにして、たいそう優雅で立派な装い…03月06日 09時03分
  • 第二段 薫、明石中宮に対面
    【現代語訳】 中宮の御方に参上なさると、 「宮はお出かけになったそうな。あきれて困ったこと。どのように世間の人はお思い申すことでしょう。主上がお耳にあそばしたら、ご注意申し上げないのがいけないのだ、とお考えになり仰せになるのが困ったことです…03月05日 09時22分
  • 第一段 明石中宮、匂宮の外出を諌める
    【現代語訳】 宮は、その夜、内裏に参上なさって、退出しがたそうなのを、ひそかにお心も上の空でお嘆きになっていたが、中宮が、 「いつまでもこのように独身でいらっしゃって、世間に浮気なお方とご評判がだんだんと聞こえてくるのは、やはりとてもよくな…03月04日 09時14分
  • 第八段 匂宮と中の宮、結婚第三夜
    【現代語訳】 「三日に当たる夜は、餅を召し上がるものです」と女房たちが申し上げるので、 「特別にしなければならない祝いごとなのだろう」とお思いになって御前でお作らせなさるのも分からないことばかりで、一方で親代わりになってお仕切りになるのも、…03月03日 08時58分
  • 第七段 匂宮と中の宮、結婚第二夜〜その2
    【現代語訳】2 そんなつもりもなく、びっくりしていらっしゃった態度でさえ、並々ならず美しく思えたのだが、まして少し普通にもの柔らかにしていらっしゃるのには、お気持ちも深まって、簡単にお通いになることができない山道の遠さを胸が痛いほどお思いに…03月02日 09時56分
  • 第七段 匂宮と中の宮、結婚第二夜〜その1
    【現代語訳】1 その夜も、あの道案内をお誘いになったが、 「冷泉院にぜひとも伺候しなければならないことがございますので」と言って、お断りになった。 「例によって、何かにつけ、この世に関心のないように振る舞う」と、憎くお恨みになる。 「仕方が…03月01日 08時46分
  • 第六段 匂宮、中の宮へ後朝の文を書く
    【現代語訳】 宮は、早々と後朝のお手紙を差し上げなさる。 山里では、大君も中の宮も本当にあったことのような気がなさらず、思い乱れていらっしゃる。 「いろいろと企んでいらっしゃったのを、顔にもお出しにならなかったことよ」と、疎ましくつらく、姉…02月28日 09時30分
  • 第五段 薫、再び実事なく夜を明かす
    【現代語訳】 この前と同じように、明けゆく様子に鐘の音などが聞こえる。 「眠っていてお出になるような様子もないな」と、妬ましくて咳払いなさるのも、ほんとうに妙なことである。 「 しるべせしわれやかへりてまどふべき心もゆかぬ明けぐれの道 (道…02月27日 08時30分
  • 第四段 薫、大君の寝所に迫る
    【現代語訳】 「今はもう言ってもしかたありません。お詫びの言い訳は、何度申し上げても足りなければ、抓ねるでも捻るでもなさって下さい。高貴な方に心をお寄せのようですが、運命などというようなものはまったく思うようにいかないものですので、あの方の…02月26日 09時11分
  • 第三段 薫、中の宮を匂宮にと企む
    【現代語訳】 「これこれです」と申し上げると、 「それはよかった、思いが変わったのだわ」と、嬉しくなって心が落ち着き、あのお入りになる入口ではない廂の障子を、しっかりと施錠して、お会いなさった。 「一言申し上げねばなりませんが、また女房に聞…02月25日 08時57分
  • 第二段 彼岸の果ての日、薫、匂宮を宇治に伴う
    【現代語訳】 二十六日が彼岸の終わりの日で吉日だったので、人に気付かれないように気を配って、たいそう忍んでお連れ申し上げる。 后宮などがお聞きあそばしては、このようなお忍び歩きを厳しくお禁じ申し上げなさるのでまことに厄介であるが、たってのお…02月24日 09時15分
  • 第一段 薫、匂宮を訪問〜その2
    【現代語訳】2 明け方の薄暗いころ、折悪しく霧がたちこめて、空の感じも冷え冷えとしているが、月は霧に隔てられて、木の下も暗く優美な感じである。山里のしみじみとした様子をお思い出しになったのであろうか、 「近々のうちに、必ず置いておきなさるな…02月23日 08時44分
  • 第一段 薫、匂宮を訪問
    【現代語訳】1 三条宮邸が焼けてしまった後は六条院に移っていらっしゃったので、近くていつも参上なさる。宮も、お望みどおりの思いでいらっしゃるのであった。 雑事にかまけることもなく理想的なお住まいで、お庭先の前栽が、他の所のとは違って同じ花の…02月22日 08時24分
  • 第八段 薫と大君、和歌を詠み交す
    【現代語訳】 姫君も、 「どうしたことだ、もしいい加減な気持ちでおられるのだったら」と、胸が締めつけられるように苦しいので、何もかも考えのかみ合わない女房のおせっかいを憎らしいとお思いになる。いろいろとお考えになっているところに、お手紙があ…02月21日 10時19分
  • 第七段 翌朝、それぞれの思い
    【現代語訳】 弁が参って、 「ほんとうに不思議に、中の宮はどこにいらっしゃるのだろう」と言うのを、とても恥ずかしく思いがけないお気持ちで、 「どういうことだったのだろう」と思いながら臥せっていらっしゃる。昨日おっしゃったことをお思い出しにな…02月20日 08時55分
  • 第六段 薫、相手を中の宮と知る〜その2
    【現代語訳】2 老女連中は、十分にうまくいったと思って、 「中の宮はどこにいらっしゃるのだろう。不思議なことだわ」と、探し合う。 「でも、どこかにいらっしゃるだろう」などと言う。 「いつも、拝見すると皺の延びる気がして、素晴らしく立派でいつ…02月19日 09時07分
  • 第六段 薫、相手を中の宮と知る〜その1
    【現代語訳】1 中納言は、独り臥していらっしゃるのを、そのつもりでいたのかと嬉しくなって、心をときめかしなさるが、だんだんとそうではなかったと分かる。 「もう少し美しくかわいらしい感じが勝っていようか」と思われる。 驚いてどうしていいかわか…02月18日 08時34分
  • 第五段 大君、中の宮を残して逃れる〜その2
    【現代語訳】2 宵を少し過ぎたころに、風の音が荒々しく吹いて頼りないことになっている蔀などはきしきしと鳴る紛らわしい音に、 「人が忍び入っていらっしゃる音は、お聞きつけになるまい」と思って、静かに手引きして入れる。 同じ所にお寝みなっている…02月17日 08時31分
  • 第五段 大君、中の宮を残して逃れる〜その1
    【現代語訳】1 中の宮も、憎らしくおいたわしいご様子だことと拝見なさって、一緒にいつものようにお寝みになった。 気がかりで、どのようにしようか、という気がなさるが、わざとらしく引き籠もって身をお隠しになる物蔭さえないお住まいなので、柔らかく…02月16日 08時36分
  • 第四段 大君、弁と相談する〜その2
    【現代語訳】2 「ただもうそのように以前にもご様子を拝見しておりますので、とてもよく申し上げましたが、『そのようには考えを変えることはできない、兵部卿宮のお恨みが、深さが増すようなので、またそれはそれでとても十分にご後見申し上げたい』と申し…02月15日 10時16分
  • 第四段 大君、弁と相談する
    【現代語訳】1 姫宮はお困りになって、弁が参ったのに向かっておっしゃる。 「長年、世間の人と違ったご好意とばかりおっしゃっていたのを聞いており、今となっては何でもすっかり頼りにし申しあげて、変に思われるほど親しくしていたのですが、思っていた…02月14日 08時44分
  • 第三段 薫は帰らず、大君、苦悩す
    【現代語訳】 日が暮れて行くのに、客人はお帰りにならない。姫宮はとても困ったことだとお思いになる。弁が参ってご挨拶などをもお伝え申し上げて、お恨みになるのもごもっともなことをこまごまと申し上げると、お返事もなさらず、お嘆きになって、 「どの…02月13日 09時06分
  • 第二段 大君、妹の中の宮に薫を勧める
    【現代語訳】 姫宮は、その様子を深くはご存知ないが、 「このように特別に一人前に扱って手なずけていらっしゃるらしいので、一緒になって、油断ならぬことを考えるかもしれない、昔物語でも、自分からとかくの事が起こることはない。気を許してはならない…02月12日 09時03分
  • 第一段 一周忌終り、薫、宇治を訪問
    【現代語訳】 御服喪などが終わって喪服をお脱ぎ捨てになるにつけても、片時の間も後に残ろうとは思わなかったが、あっけなく過ぎてしまった月日をお思いなると、まったく思いのままにならない身のつらさよと、泣き沈んでいらっしゃるお二方のご様子が、まこ…02月11日 10時51分
  • 第七段 大君、妹の中の君を薫にと思う〜その2
    【現代語訳】2 いつもと違って女房がささやいている様子が変だと、この宮はお思いになりながら寝ていらっしゃったが、こうしていらっしゃったので嬉しくて、御衣を引き掛けて差し上げなさると、御移り香が隠れようもなく薫ってくるようなので、宿直人がもて…02月10日 09時01分
  • 第七段 大君、妹の中の君を薫にと思う〜その1
    【現代語訳】1 姫宮は女房がどう思っているだろうかと気が引けるので、すぐには横におなりになれず、 「頼みにする親もないまっまに世の中を生きてゆく身の上がつらいのに、仕えている女房たちまで、つまらない縁談の事を何やかやと、次々に並べて言い出す…02月09日 08時57分
  • 第六段 実事なく朝を迎える〜その2
    【現代語訳】2 「事あり顔に朝露を分けて帰ることはできません。また人はどのように推し量り申しましょうか。いつものように穏やかにお振る舞いになって、ただ世間一般と違ったお付き合いとして、今から後も、ただこのようにしてください。まったく心配なさ…02月08日 08時44分
  • 第六段 実事なく朝を迎える〜その1
    【現代語訳】1 いつのまにか夜明け方になってしまったのだった。お供の人びとが起きて合図をし、馬どもが嘶く声も、旅の宿の様子など供人が話していたのをご想像されて、おもしろくお思いになる。光が射し込む方の障子を押し開けなさって、空のしみじみとし…02月07日 08時56分
  • 第五段 薫、大君をかき口説く〜その2
    【現代語訳】2 「まことにこのようにまでお嫌いになるのも訳があるのかと気が引けまして、お話の申し上げようもありません。喪服の色を理由になさるのも、もっともなことですが、長年お親しみくださった私の気持ちに免じて下さるなら、そのような忌みを憚ら…02月06日 09時28分
  • 第五段 薫、大君をかき口説く〜その1
    【現代語訳】1 たいそう気味悪くて半分程お入りになったところで引き止められて、ひどく恨めしく情けないので、 「隔てなくとは、このようなことを言うのでしょうか。変ななさりようですね」と非難なさる様子が、ますます魅力的なので、 「隔てない心を全…02月05日 08時43分
  • 第四段 薫、大君の寝所に迫る
    【現代語訳】 今夜はお泊まりになってお話などをのんびりと申し上げたくて、ぐずぐずして日をお暮らしになった。はっきりとではないが何か恨みがましいご様子がだんだんと昂じていくので、困ってしまって、気を許してお話し申し上げることもますますつらいけ…02月04日 09時55分
  • 第三段 薫、弁を呼び出して語る〜その3
    【現代語訳】3 「おいたわしいご言葉を聞きおき、露の世に生きている限りはお付き合いを願いたいとの気持ちなので、どちらの方とご一緒になっても同じことだろうけれども、そのようにまでお考えになっているというのは、まことに嬉しいことにしても、心の惹…02月03日 09時16分
  • 第三段 薫、弁を呼び出して語る〜その2
    【現代語訳】2 「もともと、このように人と違っていらっしゃるお二方のご性格のせいでしょうか、どのようにでもあれ、世間並みにどうこうなどとお考えになっていらっしゃるご様子ではございません。 こうして仕えております誰彼も、今まででさえ、何の頼り…02月02日 09時37分
  • 第三段 薫、弁を呼び出して語る〜その1
    【現代語訳】1 てきぱきと一人前に振る舞っても、どうしてしっかり者ふうにことをお決めになられようかと、もっともに思われて、いつものように老女を召し出して相談なさる。 「今まではただ来世の事を願う気持ちで参っていたのだが、何かと細そうにお思い…02月01日 09時11分