風のアダージョ

登録ID
1666360
サイト名称
風のアダージョ
URL
http://blog.goo.ne.jp/poem-kanon
紹介文
切なさの向こう側、樹木を渡る風笛が聞こえる
カテゴリ
  • 創作詩 (100%) - 5 / 58人中
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※最新の記事

  • 暑中お見舞い
    素敵な週末を〜♪ 07月22日 14時06分
  • 罠(最終章)
    女将は、麻耶が上京してから女将に宛てた手紙と十数冊にもなる大学ノートを持ってきていた。二人の遺品になるだろうからあなたが持っていた方がいいと言って渡された。ノートは佳代子の日記だった。 結城は読む勇気がなかった。混乱した。そんな結城を見なが…07月19日 10時45分
  • 罠(五)
    選挙戦も終盤に達していた。結城は疲れが溜まり、眠れない夜が続く。その原因の大半が麻耶にあることは自覚していた。 幼少時、父親を亡くしたという麻耶の話は嘘だった。麻耶は”非嫡出子”であった。 ”麻耶は知っているはずだ、封筒の内容を知っている。…07月18日 09時32分
  • 罠 (四)
    あの年は、いつになく猛暑だった。結城賢治は大学生活最後の夏を、例年長野県の菅平高原で行われる、ラグビー部の夏合宿に参加していた。 斜面を掛け登ったり、傾斜を利用したモール練習をしたり、菅平でしかできない練習に明け暮れていた。 そんな厳しい練…07月18日 09時25分
  • 罠(三)
    公示日が近づき選挙へのムードが高まっていくにつれ、事務所は殺気立っていく。結果次第で、秘書もスタッフも職を失う可能性があるので、必死になる。 結城自身も選挙区内で行われる後援会へ出席したり、国政報告会の開催や様々な要望や陳情も聞かなければな…07月17日 13時58分
  • 罠 (二)
    事務所に戻ると、娘は、儚げに座っていた。結城を見ると立ち上がり、ピョコンとお辞儀をした。 それが結城には可愛く思え、それまでの苛立っていた気持ちが和らいでいくのを感じた。 「ずいぶん待たせてしまったね。私に用があるんだって?何かな?」 娘は…07月17日 11時09分
  • 罠 (一)
    その娘がやって来たのは、選挙公示の2ヵ月前であった。 選挙というと、投票日の1週間くらい前から街宣車で立候補者の名前を連呼し、うるさいイメージがある。公職選挙法では、選挙活動が許されるのは公示日から投票日前日までとされ、事前活動は禁止されて…07月17日 10時56分
  • 幸福のレシピを捨てる時(下)
    【最終章】 悠太との約束の日が来た。遥はもう一時間以上も自室にいる。気持ちが揺れていた。会いに行けば、その後の自分の心は流されるまま決まってしまいそうだった。 遥には、忘れることができない思い出がある。19歳の時に愛し合った、三つ年上の怜。…07月16日 11時08分
  • 幸福のレシピを捨てる時(中)
    【四】 遥は、父親の広告会社に籍を置いている。映像部に所属して、シノプシスライター兼雑用全般が仕事である。シノプシスライターという正式職業があるわけではなく、遥が勝手につけた肩書きだ。英文で送られてくる映画のプロットを翻訳して、短いあらすじ…07月16日 10時42分
  • 幸福のレシピを捨てる時(上)
    【一】 「遥ちゃん、鶏肉が嫌いって言ってたから、入れてないわよ。」 小野寺悠太はその言葉に読んでいた雑誌から目を上げ、ハルカと呼ばれた娘の方を見た。 コの字のカウンター席とテーブル席が3つの店内には、シャンソンが流れモネのレプリカが数点飾っ…07月13日 20時38分
  • 「ムーン・リバー」
    深夜、ムクッと起き上がり木造アパートの外階段をバタバタと駆け下り、階下の雀荘のドアをバタンと開けた。客たちが一斉に振り向く。 「あんたら、いつまでジャラジャラやっとんねん!うるそうて寝られへんやんか!山岸のおっさん!部屋の契約時、あんた何て…07月09日 11時27分
  • 指定席の女
    二人が沈黙してから、どれほどの時間が過ぎただろう。 リサとユーイチは別れの時を共有していた。初めから結論は出ていた。 二人には、祝福された未来など来ないこと。ただ突っ走り、愛した二年間だった。 後悔はないと、リサは心で反芻する。 ”結婚って…07月09日 10時49分
  • 涙色の愛
    人生って何が起こるか予測不能 天災や事故や事件や病気や 突然に愛する人を失う悲しみ 一度っきりの人生なんだもの みんなみんな幸せになりたいのに 大切な人愛する人を奪わないで そんなことを思っていると涙が出る 心が空気の中へ浮いて行ってしまう…06月25日 15時17分
  • ザ・青い星の伝説
    今日は私の家に代々語り継がれてきた、ある女性のお話をしたいと思います。 私のルーツともいうべき物語です。 あるポカポカとした小春日和の夕方、孤児院の門のところに赤ん坊が捨てられていました。 院長が見つけて警察に届け、当時の新聞やマスコミなど…06月21日 20時57分
  • 通勤電車の怪 ケーススタディ イトウマユミの場合
    私が可南子と知り合ったのは、ほんの偶然でした。 毎朝の通勤電車、その日は土曜日ということもあって、行楽に出かける家族連れも乗りあわせていました。 弾んだ親子の会話を聞きながら、なにげなく車内を見渡していた時、ふと、網棚のバッグに目が留まった…06月15日 09時22分
  • ある男の半生
    藤崎純一郎は、まもなく53歳になる。 地方の大学を卒業後、地元の銀行に勤務して、30年余り経つ。地道に働き続けてきた平凡な男である。 そんな純一郎に2年前、夢でお告げがあった。 『おまえの命は、あと2年である!』突然のことであった。 それ以…06月14日 20時43分
  • D 君の栞
    6月の空は シルバーグレーのやさしさ そのてっぺん切り取って キミに贈ろう キミとの絆の栞だよ めげないで頑張ってるキミへ 応援を結んで贈ろう D君へ贈ろう 幸せの栞だよ (C)Kanon 06月13日 21時24分
  • サキ
    喉に刃物をつきつけられても、サキは不思議と怖くはなかった。土壇場になるとヘンに腹が据わってしまう癖は子供の頃からであった。 「早く白状しねえか!亭主をどこに隠した!」三白眼の男はすごんでみせた。 「さっきから言ってるでしょ!私が知りたいくら…06月13日 20時50分
  • ミステリーはお好き?
    世の中には不思議なことってあるんですね。人に話しても信じてもらえないようなこと。あなたはそんな経験、おありですか? 今日は、私が体験した不思議な恋のお話を聞いてください。 子供時代の私の夢は、バレリーナになることでした。勉強や遊びよりもバレ…06月13日 20時36分