歌をしるべに −短歌で綴る迷い道−

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1723014
サイト名称
歌をしるべに −短歌で綴る迷い道−
URL
http://shinkatanka.blog.fc2.com/
紹介文
迷い道に入り込み右往左往する軌跡とか、痛みとか、時々は宝物も。
カテゴリ
  • 俳句・短歌 (100%) - 80 / 179人中
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※最新の記事

  • ざくざくと
    【しらゆきの蓋を開ければ三月のゲレンデがありスプーンで削る】かき氷が美味しい季節になってきたので手軽にカップ入りのものを。いつか行った雨模様の春スキーを思い出すテクスチャーである。 07月23日 22時00分
  • 坂を北に向かってのぼる
    【「山は北」「海は南」の神戸より出てから吾は方向音痴】 神戸の一部地域では北を「山側」南を「海側」と呼ぶ。そんな土地を離れて長いのにいまだに「北には山がある」、そんな感覚。07月22日 22時00分
  • 反転
    【眼球に逆さに映る風景を無理にねじ曲げ悟ったつもり】そもそも網膜には逆さまの像が映っている。風景以外の色々も頭で理解するために事実を捻じ曲げてしまっているのではないか、などと。   (Instagramやってま…07月21日 22時00分
  • わっはっは
    【とりあえず笑っておけと笑うとき笑い袋の笑いみたいだ】もともと笑い上戸な方ではあるが、ごくたまに答えに窮してこの手を使うこともある。我ながらわざとらしくて気持ち悪い。 07月20日 22時00分
  • 梅雨は明けたけど
    【梅雨明けを告げる蝉らはひそやかでまだ夏なんて来ない気がする】例年なら梅雨明けと同時に蝉しぐれがやかましいぐらいになる。が、今年はあまりに静かすぎて、たしかに夏なのに夏じゃないみたいだ。07月19日 22時00分
  • 擬態
    【蓮池で蕾のふりをするために一本足で佇む小鷺】 白い蓮の花が咲く池に蕾がちらほら。と思いきや、コサギが混じっていた。騙された。07月18日 22時00分
  • 全てを許してしまう
    【猫にだけ許されている美があって我が儘さえもしなやかである】気ままで言うことを聞かないから猫は苦手、という人は多い。だが猫に魅了された人間は、その身勝手に振り回されることこそが無上の喜びだったりする。 (#ネコ短歌コンテスト)07月17日 21時34分
  • 生きる意味
    【生きてゆく意味を知らずに生きている生み落とされた宿命として】生きることの意味や目的、意義、そんなものは私にはどうでもいいこと。この世に生を受けたというたしかな事実があって生まれた以上生きてゆくしかない、それだけだ。  …07月16日 22時00分
  • 心を乱す
    【母を恋う仔猫の細き声がして憂いの満ちる初夏(はつなつ)の夜】 初夏の頃になるとどこからともなく心細げな鳴き声が聞こえてくる。母猫とはぐれたのか、遺棄されてしまったのか、いずれにしても猫好きには辛い季節。(#ネコ短歌コンテスト)07月15日 22時00分
  • 夏だ海だ
    【海岸に夏が来るから工作のキットみたいな小屋を並べる】先々週、海の家のプレハブがてきぱきと組み立てられていた。そしてついに海開き、夏本番である。07月14日 22時00分
  • 隠せない気持ち
    【グルグルとうっかり喉が鳴っちゃって好きがばれるね猫だったなら】甘えたい時にはこちらが撫でる前から喉を鳴らし始める。私がもし猫だったなら、思考ダダ漏れで何かと差支えがありそうな気がする。(#ネコ短歌コンテスト) 07月13日 22時00分
  • 儚くも真っすぐな
    【消えてゆく直線として生きること許されないで飛行機雲は】子供のころから飛行機雲を見るのが好きだった。空を切り裂くように細い雲はやがて、ぼんわりと膨らみ空に溶けてしまう。  (Instagramやってます→https://…07月12日 22時00分
  • ジャンクな味
    【一汁と二菜な日々に隠されたチキンラーメンみたいな時間】何かに似てると思っていたんだけれど、そうだ、あれだ。普段はあまり口にしない濃い味、三分で出来てちょっと罪悪感があって。07月11日 22時00分
  • もしくはカフェ・オ・レ
    【白か黒オセロのようなわたくしをグレーに染めてくれたのは君 】若い頃は本当に融通の利かない考え方をしていた。グレーでいいんだ、と教えてくれた人との出会いには本当に感謝している。07月10日 22時00分
  • 雨を喜ぶ
    【不快指数一〇〇パーセントの梅雨空をけろりと笑う雨蛙たち】近くの田んぼがついに宅地造成に入り、今年から蛙の大合唱が聴けなくなった。今、自宅近辺にいる蛙たちが姿を消すのも時間の問題と思うと寂しくて仕方がない。07月09日 22時00分
  • 花に託す
    【何ひとつ約束なんてないけれど花は咲くから二人もきっと】約束なんてあてにならないと知っているし、それがなくても続くものこそ。つい求めたくなるのが本音ではあるけれど。  (Instagramやってます→https://ww…07月08日 22時00分
  • 天の川は見えないけれど
    【七夕の空を縫いゆく飛行機は今宵誰かの鵲の橋】 梅雨の晴れ間、空を飛行機がゆく。七夕だから、と逢瀬の約束をした誰かが乗っているのかもしれない。07月07日 22時00分
  • 7月6日は
    【記念日にひとり見上げる天の川かささぎ橋はまだ架からない】今夜は何とかもちこたえそうな空模様だが、明日はさて。今日はサラダ記念日にちなんだ記念日の日。07月06日 22時00分
  • 逆撫で
    【刈り上げたばかりの項(うなじ)撫で上げて犬みたいだと呟く儀式】短くカットしたばかりの じょりじょりした手触りが好き。そして洗いたてのシャンプーの香りと。07月05日 22時00分
  • 光のプロムナード
    【手を取って進む二人のこれからが光に満ちておりますように】夜の街を行く二人。蒸し暑い夜だったけど、たぶん二人にはそんなこと関係ないね。  (Instagramやってます→https://www.instagram.com…07月04日 22時00分
  • 都市伝説
    【本棚に潜む数多の言霊は青木まりこを召喚したり】書店で便意を催すというあれを「青木まりこ現象」と呼び、色々と検証が行われている。私自身は経験がないのだが、たしかに身近にもこういう人はいる。07月03日 22時00分
  • 色を重ねた分だけ
     【延々と描き続けたキャンバスを裂いて流れた血はそのままに】諦めたものはもう憧れでさえない。時間が血も涙も止めてくれると願って。07月02日 22時00分
  • 陽の光を恋う
    【太陽は目を閉じてなお眩しくて光合成はできない私】陽の光を浴びない日が続くとたちまち弱るので、私は光合成をしているのじゃないかと思う。だけど植物たちを真似して陽を見上げると、やはりそれは幻想であると悟る。 (Instagramやっ…07月01日 22時00分
  • 風に染まる
    【花々を育んでゆく薫風よちょっぴり彩(いろ)を分けてください】 初夏の風のもとでは、様々な花が咲き乱れる。その風に触れることで生きてゆくための活力を得られたら、と願う。(地方紙入選作品)06月30日 22時00分
  • 夢から醒めて
    【唇に余韻を残し目覚めればそっと虚空に抱(いだ)かれていた】たしかに温度まで残っている、そんな感覚。だけど手を伸ばしても掴むのは空(くう)だけ。  (Instagramやってます→https://www.instagra…06月29日 22時00分
  • 黒を忘れて
    【幼子のように戯れ笑うのもたまにはいいねオレンジ色で】それぞれに課題を抱えているからいつも話題は黒いのだけれど。ゲームに興じたりしながらの時間はあの頃のままだ。06月28日 22時00分
  • 珍客
    【岩風呂に山鳩一羽舞い降りてほうほろほろと湯加減を訊く】露天風呂ならではの楽しいサプライズ。誰もいなくなったら鳩も湯浴みをするのだろうか。 06月27日 22時00分
  • ただの飾り
    【子に与う機会を失いつつあって六つの乳房湯に浮くばかり】似た境遇の三人だから。裸の付き合いも学生の頃から変わらない。06月26日 22時00分
  • 傷を語り合う
    【闘いの跡を互いに持ち寄っていで湯に散らす黒き花々】気の置けない友らといで湯に浸かる。この年になると身にも心にもそれなりに傷があって。 06月25日 22時00分
  • この一通がすべての
    【青々と時を留めた君の文字 褪せた記憶に蘇る彩(いろ)】メールや書簡の類は基本的に保存はしない主義。でもどうしても手放したくなくて大切にとってあるメッセージもある。  (Instagramやってます→https://ww…06月24日 22時00分
  • 高きより低きに
    【ここからはお別れだねと笹舟は分水工で東に西に】いよいよ田んぼに水が入る季節。灌漑に心を砕いた先人の知恵と苦労を想う。  (Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka_…06月23日 22時00分
  • 私は私
    【痛いとか痛くないとかあなたには言わないでおくでも側に居て】私の苦しみは人にはわからないし、人の苦しみは私にはわからない。だから上手く言えないし、言わないけれど。06月22日 22時00分
  • 嵐の朝
    【replyの届かぬ朝は窓越しに荒れ狂う空眺めてしばし】嵐の中を歩くのは嫌いだけど、窓越しに眺めるのは嫌いじゃない。鬱々とした色々を一時忘れさせてくれる。 (Instagramやってます→https://www.instagram…06月21日 22時00分
  • 火と土と
    【火の如き君に焼かれて艶を増す青磁のようなわたくしの肌】磁器は高温で焼き固めるほどに艶が出る。女にも時にはこんな火が必要だと思う。(NHK短歌 7月号 題「焼く」 大松達知氏 選 佳作)06月20日 22時00分
  • あちら向きの風
    【いつまでもあちらばかりを向いている風見鶏には手が届かない】屋根の上にいる風見鶏が意のままになるはずもない。いつかこちら向きに風が吹くのを待つしかないのだろう。06月19日 22時00分
  • 父の日
    【親指を引っ張らせては放屁して悪戯っ子の笑顔で父は】幼少の頃は母が嫉妬するぐらいにパパっ子だった。くだらなくもおかしな言動でいつも私を笑わせようとしていた父である。06月18日 22時00分
  • 思い出に生きる
    【遠い日にあなたのくれた花はもう二度とこの世で咲かぬのでしょう】もう与えられることもないだろうと思っていたものをくれた日々。二度とはやって来ないけれどきっと死ぬまで忘れない日々。  (Instagramやってます→htt…06月17日 22時00分
  • たたき起こされる
    【閃光にまぶた射抜かれ目覚めれば夕陽にハイジャックをされていた】西に向かう電車が海沿いを走る時、たいていは眠っている。が、あまりに眩しい夕焼けの時刻、瞼の内側まで赤く染まってそれを許してもらえない。 06月16日 22時00分
  • 苦味と甘みと
    【溶けてゆくコーヒーシュガーにも似てる君の欠片を探して歩く】少しの煌めきと甘さ。儚いからこそ追いかけてしまうもの。   (Instagramやってます→https://www.instagram.com/shi…06月15日 22時00分
  • 願わくば細く長く
    【「昼営業のみとさせていただきます」決断の字は雨に滲んで】こんな張り紙を目にしたのは一年ほど前。最近では臨時休業も多く、ついにこのほど入院になったとのことで心配である。 06月14日 22時00分
  • 失った指標
    【追いかけた逃げ水はもう消え去って地平線まであまりに遠い】言い訳があるうちはまだ良かった。それさえも失くした今は、ただ立ち尽くすだけ。06月13日 22時00分
  • 住めば都
    【坂道の街が恋しいそんな日もペダルの軽さには代えられず】生まれ育った街にはやっぱり特別の思いがある。が、もともと新しい場所にはすぐ馴染むので、今となってはここが一番安らぐ。06月12日 22時00分
  • 遠い日に続く道
    【草生した線路を辿りあの日へと魂だけが戻っていった】かつての痕跡に立つとそこにあった営みや想いを感じる。同じ時代の自分に会いに行ってみる。  (Instagramやってます→https://www.instagram.c…06月11日 22時00分
  • リスキーゲーム
    【薄氷に危うさだけをひとつずつ積み重ねてはすり減ってゆく】わかっちゃいるけどやめられない、とか、罪悪感、とか。快楽と自虐は紙一重かもしれない。06月10日 22時00分
  • 光が満ちて
    【真夜中に瞼を越えて起こすのは満月きみか淋しいのかい】ふと目が覚めると月の光に晒されていて。淋しいのはきっと私の方だ。 (Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka_mt/?hl…06月09日 22時00分
  • 遺構が語るもの
    【吹き渡る風にやさしく撫でられて泣いているのは記憶の欠片】三十年前に役目を終えた場所。小さくむせび泣くような風を聞いた。  (Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka…06月08日 22時00分
  • 自作自演
    【上げられて落とされるのは気のせいで私が上がり落ちているだけ】相手の言葉や行動で浮いたり沈んだり。でもそれはたぶん、こっちの気持ち次第なんだろう。06月07日 22時00分
  • 空に願う
    【透明になれたらきっと空にさえ溶けてしまえるさよならもなく】たとえば空を三十分見上げ続けるとこうなる、とか。どんな時も蒼穹はやさしく私を包み、こんな妄想さえも許してくれる。 (Instagramやってます→https://www.…06月06日 22時00分
  • 有効期限切れ
    【えぐられた傷の深部に塗る薬もう干からびて癒えないままに】傷を与えた人だけが持っている薬。それを塗ってもらえた昔とは違って自分で癒すしかないのだろう。06月05日 22時00分
  • 蛇使い
    【丹田にとぐろを巻いた黒い蛇 放てば君の喉笛を裂く】期待は裏切られるのが常だ。とはいえ、腹の中の蛇が暴れださないように抑えるのが精一杯。(Instagramやってます→https://www.instagram.com/shinka_mt/…06月04日 22時00分
  • 投稿あるある 其の三
    【黒々と並んだ文字の中に居る自分の名だけ光って見える】努力の報われる瞬間。活字になった自分の名前は不思議なぐらい目に飛び込んでくる。 06月03日 22時00分
  • 投稿あるある 其の二
    【書き損じまた財布から消えてゆくどうかゴエンがありますように】作品の投稿に葉書を使うこともある。交換手数料は一枚五円、今月からは占めて七十円の想いよ届け。06月02日 22時00分
  • 投稿あるある 其の一
    【御眼鏡に適うことなくエクセルに死屍累々と推敲を待つ】当然ながらこういう作品の方が多数を占める。いつかどこかで日の目を見ることができるまで、いったん休眠。06月01日 22時00分