古事記・日本書紀・万葉集を読む

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※最新の記事

  • 天寿国繍張の銘文を内部から読む 其の六
    (承前) (注18)原文に、「我大王與母王如レ期従遊」とあり、どのようなところかはさておいてもあの世へ行っている。そして、「我大王応生二於天寿国之中一」と言い、「彼国之形眼所叵レ看」と言っている。そして、「欲レ観二大王住生之状一」と言ってい…10月13日 10時04分
  • 天寿国繍帳の銘文を内部から読む 其の五
    (承前) (注1)鎌倉時代に、中宮寺の尼僧、信如が、同寺の復興にあたって、寺の本願と伝えられる穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)の忌日を知りたくなった。夢のお告げに繍帳の銘文に記されていると教えられ、法隆寺綱封蔵の泥棒騒ぎのおか…10月12日 20時42分
  • 天寿国繍帳の銘文を内部から読む 其の四
    (承前) 「孔部間人」の意味 アナホベノハシヒトさんは、アナホベノハシヒトというからには、穴に穂が入っていて端っこにいる人というイメージが浮かぶ。穴に穂を入れて端っこに人がいる様子とは、鳥を捕まえるために罠を張って待っている人というニュアン…10月11日 23時20分
  • 天寿国繍張の銘文を内部から読む 其の三
    (承前) 「遊」=ユク そして、「遊」はユクと訓む。紀では、「遊行」に多く敬語のイデマスを当てるなか、 天孫(あめみま)の前(みさき)に立ちて、遊行(ゆ)き降来(くだ)り、……(神代紀第九段一書第四) とある。白川、前掲書に、「ゆく〔行・去…10月10日 09時47分
  • 天寿国繍張銘を銘文の内部から読む 其の二
    (承前) 「天寿国」=テムジクニ 「天寿国」的な考え方について、飛鳥時代にそのような考え方があったのか議論されている。太子にそういう信仰があったかどうかも突き詰められている。亡くなった人が再度生きるところとして考えられるのは、「世間虚仮 唯…10月08日 09時19分
  • 天寿国繍張銘を銘文の内部から読む 其の一
    (サマリー) 天寿国繍帳の銘文は、飛鳥時代、ヤマトコトバによって記されたもっとも古い文献記録の一つである。事は、聖徳太子の死去に伴い、夫人の橘大女郎がノイローゼに罹って、推古女帝に嘆願したことに始まる。太子が行ったと妄想する「天寿国」はテム…10月07日 23時15分
  • 鎌倉時代の鎌倉
    鎌倉へ行って、鎌倉時代の鎌倉の雰囲気はなかなかつかめません。お寺はお寺ですから生活感がわかず、それは古墳というお墓を見て古墳時代をわかれと言われて困るのと同じです。そんな事情を一気に私費でわかるようにしてしまったところが、「北条小町邸跡(M…10月06日 21時23分
  • 一言主大神について 其の二
    (承前) 記では、最終的に、一言主大神は「打手受其捧物」ている。狼が手を打つかどうか知らないが、オオカミを家畜化したイヌを見ていると、「お手」をする。飼い主との間の究極の主従関係を示している。しつけの進化形である。ここで、一言主大神が「打レ…10月03日 09時32分
  • 一言主大神について 其の一
    雄略天皇時代に、葛城の一言主神の逸話がある。 又、一時(あるとき)に、天皇の葛城山(かづらきやま)に登り幸(いでま)しし時、百官(もものつかさ)の人等(ひとら)、悉く紅の紐を著けし青摺(あをずり)の衣を給はり服(き)き。彼(そ)の時に、其の…10月01日 19時45分
  • ヤマトタケルノミコト論 其の三
    (承前) (注1)津田左右吉『津田左右吉全集 第一巻 日本古典の研究 上』(岩波書店、昭和38年)に、「クマソタケルがヤマトタケルの名を命に上つたといふのも、また説話であつて、ヤマトタケルといふ語はクマソタケル、また古事記の此の物語のすぐ後…09月30日 09時33分
  • ヤマトタケルノミコト論 其の二
    (承前) 日本書紀では熊襲討伐の話の初めから、「日本武尊」という名で登場している。古事記では命名譚らしく、話の最後に「倭建命」として書き表わされている。これをヤマトタケルノミコトと言ったか、ヤマトタケノミコトと言ったかが目下の課題である。語…09月28日 20時45分
  • ヤマトタケルノミコト論 其の一
    記紀の説話に、ヤマトタケルという有名人が登場する。 是に天皇、其の御子の建(たけ)く荒き情(こころ)を惶(おそ)りて詔(のりたま)はく、「西方(にしのかた)に熊曽建(くまそたける)二人有り。是れ伏(まつろ)はず礼(ゐや)無き人等(ひとども)…09月24日 20時19分
  • 力士余話
    拙稿「相撲と力士 其の一」以下に詳論したとおり、ヤマトに自然発生した相撲(すまひ)の強力者(ちからびと)は、仏教の中国化した金剛力士を、観念の上で受容する際に基盤となった(注1)。大陸の思想に、力士には辟邪の気持ちが込められている。つまり、…09月22日 11時15分
  • 犬の遠吠え
    人間の言葉に、擬態語、擬音語、擬声語と呼ばれる分野がある。オノマトペとして一括されることもある。 人が人の声を写すことは、それほど難しくないかもしれないが、動物の鳴き声を言葉に写すことは、かなり、文化的な恣意性を持っていると思われる。ニワト…09月15日 11時36分
  • 相撲と力士 其の四
    (承前) (注7)地名説にはいくつかある。最近のものとしては、井上さやか「「池神の力士舞」再考」『万葉古代学研究年報』第13号(奈良県立万葉文学館、2015年3月)に、「奈良県磯城郡田原本町法貴寺の「池坐朝霧黄幡比売神社」である蓋然性が高い…09月07日 23時09分
  • 相撲と力士 其の三
    (承前) 頓智の塊としてのヤマトコトバ 樋の導管が丸いから、水の栓に丸い円座・藁蓋(わらうだ、わらふた)が譬えられている。和名抄に、「円座 孫愐に曰く、?〈徒口反、上声之重、俗に円座と云ふ、一に和良布太(わらふた)と云ふ〉は円き草の褥也とい…09月06日 21時53分
  • 相撲と力士 其の二
    (承前) スマヒ(相撲)とは何か スマヒという語は、動詞スマフ(拒)の連用形名詞であろう(注10)。和名抄に、「相撲 漢武故事に角觝〈丁礼反、訓突と同じ〉は今の相撲なり。王隠晋書に云はく、相撲〈撲音、蒲角反、須末比(すまひ)、本朝相撲記に占…09月04日 19時50分
  • 相撲と力士 其の一
    ヤマトコトバに相撲(すまひ、ヒは甲類)は、犢鼻(たふさき)を腰にまわして互いに引きつけあって舞うようにした力比べである。力士(ちからびと)同士の取り組みで、頭髪の一部を剃っていて、アオサギの風情を醸し出している。万3831番歌にある力士舞の…09月03日 11時27分
  • 允恭天皇即位固辞のわけ 其の二
    (承前) 古事記で、大国主神の国譲りの話のなかで、事代主神に「十掬剣(とつかのつるぎ)」を見せつけて応諾させた後、建御名方神(たけみなかたのかみ)というもうひとりの子にも聞くことになっている。 故、其[建御雷神]の御手を取らしむれば、即ち立…09月01日 08時37分