ittiのBL創作小部屋

登録ID
1877610
サイト名称
ittiのBL創作小部屋
URL
http://itti57.blog.fc2.com
紹介文
同級生CP 身長差 甘くて切ない系に時々エロ有 ゲイとかノンケとか関係ない<愛があればオッケーオッケー>そんな物語が詰まっています。
カテゴリ
  • 小説(BL) (100%) - 2 / 149人中
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※最新の記事

  • 『迷惑な落とし物。』80
    互いに切ない顔で見合うとじっと動かないでいたが、やがて正臣が下を向きうな垂れると、俺も目を伏せてしまう。______ 疲れと痛みと、言葉では言い表せない感情を自分の身体に閉じ込めると、床に倒れ込んだ俺。慌ててかけよると、「大丈夫か?!」と言…04月26日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』79
    正臣は、ゆっくりとカウンターチェアーに腰掛けると、膝を組んでこちらを見た。その眼差しがとげとげしくて、俺はフイッと視線を逸らせる。今閉めたばかりの玄関の扉を確認するかのようにじっと見つめたまま。キリキリと痛み出した胃の辺りを押さえると、「ど…04月25日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』78
    「少し寝たらいいんじゃない?今夜チハヤさんが来る予定だから、車で送ってもらえる様に頼んでおくよ。」そう云うと、新しいシーツをベッドに敷いてくれる。「いや、悪いですから、このまま帰りますよ。」俺が恐縮して断ろうとするが、「いいから、先輩の好意…04月24日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』77
    「そういえば武田くんだっけ、カレはその後どうした?気まずいまま?」大原さんに尋ねられて、薬を飲み込もうとした俺は喉に詰まるところだった。ゴホッと咳ばらいをして、ゆっくりと胸を撫でおろす。「...........またぶり返しますか?!大原さん…04月23日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』76
    - - - 暫く忙しい日が続くと、嬉しい事にカットに入らせてもらえる機会も増えて、俺は俄然張り切った。少々の疲れは、日々のスキルアップの賜物と思って頑張る事も出来たが、昼食の時間が本当に不規則になってくると、体調も崩す気がする。朝から胃の辺…04月22日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』75
    ぐったりとテーブルに伏せたまま、大原さんが籠った声で俺に話しかける。「ハルヨシくんさあ、僕が言った事覚えてる?.........取っちゃえって云ったのに、まだウジウジ悩んでるんだ?!」「...........大原さん、........そんな…04月21日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』74
    「なぁ〜んか、浮かない顔だねぇ。昨夜はカレと楽しいひと時を過ごしたんじゃないの?寿司まで付けたのに、その顔はいただけないなぁ。」店に着くと、俺の顔を見るなり大原さんに云われる。人前で『カレ』とか云わないで欲しいんだけど...........…04月20日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』73
    暫く見つめ合ったが、先に目を逸らしたのは俺の方だった。床に落とした視線は足先を見つめたまま、正臣の言葉を待つ。が、ふぅ、っという重苦しい溜め息しか聞こえては来なかった。その溜め息に俺の目が正臣の顔を捉えると、上目遣いに見る。「行くしかないっ…04月19日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』72
    キッチンに面したカウンターテーブルに二人並ぶと、頂いたお寿司をそれぞれ摘まむ。マグカップにティーパックを入れて、それを口にすると正臣は云った。「ホント、ハルミのインテリアって簡素過ぎるよな。湯呑み茶碗もないだなんてさ。もう少しこう、生活感あ…04月18日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』71
    バスに乗り込んで15分。手に持った寿司の折詰を膝に乗せてようやくシートに座れば、窓を流れる景色に目をやった。街路樹の奥で、きらびやかに光る電飾の色が眩しくて。ビルに入っている飲食店やカラオケの看板が、ただの走馬灯の様に視界の隅に消えてゆく。…04月17日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』70
    ____________ それは突然の発表だった。『今度出店するのは海外なんだ。』と、オーナーの天野さんは男らしい中にも色気のある笑みを浮べて俺に云った。「.............は?」『実はうちの両親が台湾に住んでいるんだけどね、あそこ…04月16日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』69
    今日は、飛び込みで来た高校生の男の子のカットに入る事が出来た。学校帰りにこの店の前を通っていたらしいが、ようやく入る決心がついたとか。そんな事を恥ずかしそうに云うから可愛くなる。店長が他のスタッフに目配せすると、俺にカットを任せると云われて…04月15日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』68
    いつもの様に珈琲をセットすると、俺は着ている物を全て脱いで洗濯カゴに放り込んだ。ジャケットはクリーニング用の袋に入れて玄関の隅に置く。(後であそこのクリーニング屋へ行ってこよう)そう思いながら、クローゼットからTシャツとスウェットパンツを取…04月14日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』67
    部屋のカーテンを開けて白々と明ける空を見ていると、言いようのない寂しさを覚えた。そこに眠る大好きな男の寝顔を見れば見る程、その寂しさは俺の中に充満してくる。ミキさんと正臣の関係も今一つ理解に苦しむが、それでも、正臣はミキさんと涼くんにとって…04月13日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』66
    _____声を聞かせろ、って?本気で云っているのか?!こんな男の喘ぎ声を本気で訊きたいだなんて..........「や、..........だ。」正臣と絡めた指を握り締めると俺は囁いた。息があがってしまうと、朦朧とした意識の中でもなんとか自…04月11日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』65
    正臣の熱い舌が俺の咥内をまさぐる。何度も何度も舌を絡ませて上気する顔が恍惚の色を見せ始めると、互いの身体を貪るように求め合った。セミダブルのホテルのベッドは窮屈で、思う様に動く事は出来ないが、それでも一ミリの隙間も作りたくない程密着するとそ…04月10日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』64
    「お前、靴なんか履いてくんなよ!まだ酔ってんのか?」そう云うと俺のジャケットに手を掛けて脱がせようとする。「だ、って...........、つい。お前こそ、どうしてシャワーの湯を掛けるんだよ!着替えなんかないんだぞ?!どうすんだ、これ。」自…04月09日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』63
    バス停で顔を突き合わせていると、正臣の顔がだんだん不機嫌そうになってくる。口を少し尖らせて、時折左右に動かすと何か言いたげだった。「なに?!」先に尋ねると、グッとくちびるを噛みしめた正臣。眉根がピクリと歪む。「斎藤と二人で随分とご機嫌そうだ…04月08日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』62
    何度も同じところを行ったり来たりしている俺の頭がまどろっこしくて、今夜は斎藤の誘いに乗って酒を飲みにやって来た。本当に、コイツだけは相変わらずの距離をおいて俺に近寄ってくる。高校からそうで、特別親しいって訳ではなかったが顔を見ればとりとめの…04月07日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』61
    独りの部屋で、溜め息をつきながらもう一度自分の気持ちを確認する。正臣の温もりを思い出し、胸の前で腕を交差させた。力強く俺を抱きしめるアイツの腕に、縋りつきたいのを必死で踏みとどまる自分が可哀そうに思えてくる。ゲイだからって、恋が叶わない訳じ…04月06日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』60
    人前で泣いたのなんて小学生の時以来。こんなにも情けない気持ちになった事なんかない。正臣を諦めようとした高校時代だって、泣いたりはしなかった。なのに.................。「.........ハルミ..........」正臣が俺に…04月05日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』59
    水を飲んでいる俺の姿をじっと見つめながら、正臣がイラついているのが分かる。床に着いた踵が小刻みに揺れると、堪らず立ち上がって俺の後ろに来た。「ハルミ、説明しろよ。昨日はオレとお前の気持ちが通じ合って、やっと一緒に居られるって思ったところなの…04月04日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』58
    いつもより少しだけ遅くなったが、それでも繁華街が近いこの通りは人で賑わっていた。会社帰りのスーツ姿を見ると、否応でも正臣の姿が脳裏に浮かぶ。さっき云われたチハヤさんの言葉が、また俺の中でグルグル回り出すと、居てもたってもいられなくて正臣の携…04月03日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』57
    呆気にとられたまま、手を引かれると奥の洗い場に連れて行かれた俺。「ぁ、の〜........」小さな声で事の意味を訊ねるが、チハヤさんは微笑みを浮べると俺と向かい合った。グッと肩を掴まれて、そのまま見つめ合うと急に照れてしまう。だって近くで見…04月02日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』56
    パタン、とドアを開けるなり「チハヤさん、僕、今からアマリリス行ってくる!うちで待っててよ?!」と云った大原さんは、片手に持ったサンドウィッチの包みを俺に寄越した。「え?ママ来てんのか?」「うん、今連絡あって、久しぶりに顔見たいって。チハヤさ…04月01日 10時46分
  • 『迷惑な落とし物。』55
    「これならお金貰ってもいいんじゃない?時間もかからずに、ちゃんとスタイル作れているし。」「ホントですか?!」「うん、充分だろう。今度フリーのお客さん来たら入らせてもらえると思うよ。」「ありがとうございます!」大原さんの言葉で、一気に俺のテン…03月31日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』54
    昼間の軽快なジャズの音色にも、俺の身体がノる事は無くて.....。只々、昨夜の正臣との会話を思い出していた。『家族』という言葉の響きにはなんとなく違和感を覚える。だって俺は完全に部外者。「ねえ、ハルヨシくんの彼女ってどんなタイプ?」「え?」…03月30日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』53
    深夜になると、正臣はここから出て滞在中のホテルに戻って行った。自宅があるのにホテル暮らしだなんて...........お金は大丈夫なんだろうか。心配になるが、此処へ置いてやることも出来ないし。ミキさんの事もある。俺たちの気持ちが通じ合ったと…03月29日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』52
    ベッドの上で、俺と正臣の周りだけが熱に包まれると、静かな部屋の中に俺の発した言葉が宙を漂っているようだった。答えを求めているけど、答えを訊くのは怖い。自分は正臣の傍に居るべきではないような気もして。「どんな形でも、正臣とミキさんと涼くんは家…03月28日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』51
    ふ、 くくくっ、 くっくちびるだけのつもりだったのに、近づきすぎた身体は容赦なく相手を求めてしまい、ベッドに倒れ込むように抱き合った後で、正臣が急に笑い出した。「な、なに笑ってんだよ」身体を抱きすくめられて動けない俺は、目だけで訴える様に正…03月27日 08時28分
  • 『迷惑な落とし物。』50
    怖かった.............正臣も俺と同じように感じていた?!自分が他の奴らと違うって事に不安を感じていたなんて。全く知らなかった。「それじゃあ、..........正臣は俺の事............」「変な話、女の子に向ける様な気…03月26日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』49
    俺の中での区分けは3種類。異性にしか興味の持てないヤツと、同性にしか興味のないヤツ。それに手当たり次第どちらでもイケるヤツ。正臣の場合はどれ?女は好きだろ?!男は.......?俺しかそういう目で見れないって云ったけど、それってどの部類に入…03月25日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』48
    暫くの間、狭い玄関先で睨みあいをしていた俺たちだったが、流石に俺も一日立ちっぱなしで疲れていた。それに大原さんの所で飲んだ酒も抜けきってはいなくて。渋々正臣を部屋にあげると、カウンターチェアーに腰を降ろす。「ミキさんとは話したんだな。どうし…03月24日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』47
    「お前ッ、家に帰ったんじゃなかったのかよッ!!」おもわず大きな声を出してしまうと、エントランスの無機質な壁に反響してさらに大声になって返ってくる。「しっ、しーっ!今何時だと思ってるんだ。近所迷惑だろ。」くちびるに人差し指をあてがうと正臣は云…03月23日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』46
    目の前の二人のやり取りを聞いていると、なんだか羨ましくなる。ここで同棲している訳じゃなさそうだけど、それでも深い所でこの人たちは繋がっている様な気がした。大原さんはスタイリストの中でも腕はいい方で、それなりに給料だって貰っているだろう。この…03月22日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』45
    レンガ色のタイルが、いかにも高級そうな雰囲気を醸し出しているマンションの一室。そこの黒い革張りのソファーにゆったり腰を降ろすと、ぐるりと頭を回して部屋の中を見廻した。「そんなに緊張しなくたって、別に襲ったりしないから。」大原さんはキッチンの…03月21日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』44
    「正臣はさ、モテてるって事をオレらに自慢したかったんじゃねぇの?」斎藤が薄ら笑いを浮べて云う。俺はちょっと腹がたった。なんとなく憐みのある表情が、アイツをコケにしている風で、正臣は確かにカッコイイし女の子にも優しくてモテていたのに。それを間…03月20日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』43
    ミキさんがやって来て数日経ったある日、友人の斎藤が俺のいる店に顔を出した。「元気そうだな。相変わらずその髪の色は目立つね。」そう云ってメガネの奥で目を細めて笑う。斎藤は高校時代の友人。俺と正臣の共通の友人で、サラリーマンのわりに昼間でもこの…03月19日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』42
    - はるみ -高校時代の女の名前を思い出そうとしたが、正臣はちゃんと付き合っていた訳じゃないし、次から次へと変わる女の名前なんか一々覚えていなかった。都度、哀しい気持ちになった事はあった。誰に誘われて、とか聞かされる度、俺は笑顔の裏で唇を噛…03月18日 14時00分
  • 『迷惑な落とし物。』41
    俯いた時に、頬に落ちた髪の毛を指で掃うとそっと耳に掛けるが、その指先が綺麗で目に留まる。ネイルは無くて、それでも艶のある形のいい爪と細くて長い指。それに手も小ぶりでふっくらと暖かそうだ。正臣は、彼女のこんな手を自分の手中に繋ぎ寄せただろうか…03月17日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』40
    落ち着いた照明に映し出されたつづれ織りのタペストリー。それが掛かった壁に目をやっていると、化粧室から戻って来たミキさんが「すみません」とお辞儀をして俺の向かいに座った。「いえ、」ひと言だけ返す俺は、下を向くと自分の手を膝に乗せる。ギュっと組…03月16日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』39
    大原さんに変な事を云われて、帰り際まで色々考えてしまった俺は、ひと月前に目の前から居なくなった正臣の顔を思い出していた。切れ長の目でじっと見られると、胸の奥がズキンと疼く様な感覚になって。あの目で優しい言葉を掛けられたら女の子はなびいてしま…03月15日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』38
    店の二階のカフェで休憩をとっていると、大原さんが隣にやってくる。「お疲れ様です。」目が合ったのでそう云うと、「ああ、」と頷いただけ。このぶっきらぼうな態度がホント、苦手。気に障る事をしたんだろうか、とか機嫌が悪いんだろうか、とか余計な心配を…03月14日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』37
    春一番。頬に当たった風はまだ少し冷たいが、それでも目を凝らせば所どころに花が咲き誇り気持ちは優しくなる。ガラス窓の向こうでは、薄いコートやジャケットに身を包んだ人が行き来していた。店の中からぼんやりと眺めては、季節の移り変わりを実感するが、…03月13日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』36
    「そういえばさ、この前の、おーはらが呼びつけたハルミ君の友達って、会えたの?」マスターはちょっと複雑な笑みを浮べて訊いた。あれが大原さんの悪戯だって事、分かっているみたい。「はい、会えましたよ。ここを出たところで.....。すぐに帰ってもら…03月12日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』35
    ベッドの上で膝を抱えていると、いつの間にか窓から見える空の青が澄み渡っている。強風が分厚い雲を蹴散らして行ったのか、窓を開けて見る気にはなれないが、そんな気がした。ふと、サイドテーブルに置いた携帯を手に取ると、正臣からのメールがきていないか…03月11日 15時40分
  • 『迷惑な落とし物。』34
    ?−−−−−−−−ひゅっ、と何かが俺のくちびるを掠めて。おもわず人差し指で自分の口元に触れると目が覚めた。- あ、視界の先には、いつも見ている部屋の風景。横向きで、ベッドに横たわる俺の目に映るのは、レースのカーテンから洩れる淡い光。昨夜の強…03月10日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』33
    ゆっくり押し広げられて、苦しい表情になるとそこで正臣の動作は止まる。俺の反応を見られている様で恥ずかしかったが、じっとしていると脈打つ正臣の硬芯が余計に感じ取れて、尚更興奮を覚えた。体内に取り込んだのは、恋い焦がれていた男の証。どんなに手を…03月09日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』32
    ひあっ、.........ぁあっ、やだ、.........ソレ........あまりの刺激に膝頭を擦り合わせるが、正臣の頭が邪魔をして中途半端な格好のままのけ反った。半身をひるがえす様に、捻じれたまま片手でシーツを鷲掴むと、鼻から甘い吐息が…03月08日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』31
    「まっ、.............」咄嗟に目を見開き、自分の腹の上に居る正臣に声をあげた。まさか、とは思うが、正臣が同じ男のものに顔を寄せるなんて思いもしなかったから........。「驚くなよ、このぐらいで。」「.............…03月07日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』30
    ベッドの淵に腰を降ろすと、正臣が風呂から戻るのを待った。身体は疲れきって、足も立ちっぱなしで重くて、本当なら速攻で布団にもぐって寝てしまうところ。でも、今はそんな気分になれない。正臣の心境を思うと自分の事の様に心が痛む。夫婦の問題だと片付け…03月06日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』29
    俺の前に突っ立ったまま、何か言いたげな様子でこちらを伺っている正臣が、写真をひょいと取り上げると隣のカウンターチェアーに腰を降ろす。「瞳の色が薄いな、とは思っていた。でも、日本人だって元々色素の薄い人はいるだろ?!茶髪とか、茶色い眼の人もい…03月05日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』28
    「昨夜は何処に行ってた?」身体をすり抜ける木枯らしに煽られて、正臣と肩を寄せて歩く俺は、胸の奥深くに燻る疑問をつい口にしてしまった。そして訊いた途端に自己嫌悪に陥る。何度味わえばいいんだ............こんな気持ち。「ミキの....…03月04日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』27
    「あれ、セクハラじゃね?!」一時間ほどで正臣のカットは終わり、大原さんは手とり足取り教えてくれたが、それを見ていた正臣が突然そんな事を云い始めた。一足先に大原さんは帰ったところで、本人のいる前でそんな事を云わなくて良かったと、胸を撫でおろす…03月03日 07時00分
  • 『迷惑な落とし物。』26
    正臣の上気した顔を見て、俺は心から安堵した。息を切らせて、走って来たんだろうか。「どうぞ、荷物はお預かりします。」大原さんが正臣の手からコートと鞄を受け取ると、カウンター横の棚に置いた。それを確認すると、早速シャンプー台へと連れて行く。「あ…03月02日 09時10分
  • いらっしゃいませ。お話の各1話目はこちらから。
    はじめまして itti(イッチ)と申します。こちらは、イッチが趣味で書いておりますBL小説やイラスト、漫画などを盛り込んだ憩いの場所。全てはボーイズラブに傾いておりますので、共有して頂ける方はどうぞお入りください。尚、別のサイトでも活動して…03月01日 07時01分
  • 『迷惑な落とし物。』25
    「..................はぁ、....................」何度も寝返りを打つが、一向に眠くならない。それどころか、横を向くたびに昨夜は此処に正臣が居たんだと思ったら余計に腹がたった。ムクっと上半身を起こして、シワ…03月01日 07時00分