ittiのBL創作小部屋

登録ID
1877610
サイト名称
ittiのBL創作小部屋
URL
http://itti57.blog.fc2.com
紹介文
オリジナルBL小説&イラストを創作しています。
カテゴリ
  • 小説(BL) (100%) - 13 / 168人中
  • ※表示されている順位は重複を含まないため実際の順位より低くなる場合があります。

※最新の記事

  • 『寄り道しないで帰ろうよ。』 205号室-3
    シンクの洗い物を二人で終えると、「じゃあ、顔洗ってくる。」と言って、アツシが洗面所へ向かう。 その姿を横目で見ながら、俺は濡れた手をタオルで拭くと、寝室へ行きドアを開けた。 寝室にあるのは、ダブルベッドとサイドテーブル、それから木製のオープ…06月28日 07時00分
  • 『寄り道しないで帰ろうよ。』 205号室-2
    このマンションの通路には、音が立ちにくいようにクッション性のある床材が貼られていて、俺の気持ちの表れが足音に出なくて良かったと思った。今、俺はちょっと腹がたっている。 205号室から順に、先日出会えなかった部屋を訪問したが、どういう訳か他の…06月27日 07時00分
  • 『寄り道しないで帰ろうよ。』 205号室-1
    蜃気楼の様にゆらめく熱風が、ビルの谷間を覆いつくす午後。俺は、午前の営業を終えて軽く昼飯を食べるため、同僚と会社近くの蕎麦屋に寄った。 蕎麦屋といっても、飲食店が入ったビルの中にある店。個室があって、前に先輩が連れて来てくれたところだったが…06月26日 07時00分
  • 『寄り道しないで帰ろうよ。』 405号室-2
    荷解きもすっかり終わり、ひと通り片付いた部屋をぐるりと見回す。和室の畳の上に腰を降ろし、波打つ目地を指でなぞると、高校卒業まで住んでいた実家の部屋を思い出した。所どころ剥げた古い畳は、直に座るとい草のひんやりした感触が気持ちよくて.....…06月24日 14時43分
  • 『寄り道しないで帰ろうよ。』 405号室-1
    ‐−−−−405号室 部屋番号の下、ネームプレートに刻まれた二つの名前を横目で見ながら、亜麻色の床に最後の段ボール箱を置くと、ふぅ、っと溜め息をついて額の汗をタオルで拭った。 リビングの一角に寄せられた20個程の段ボール箱を眺めると、改めて…06月24日 07時00分
  • 『君と まわり道』 73
    *少しR入ります* 帰りの電車の中は混んでいて、二人で向かい合って立っていたが、時折目が合うと拓海が真剣な眼差しを向けるから焦る。何かを語っているんだろうけど、オレはじっと凝視出来なくて、目が泳いでしまうんだ。一体、何を言いたい?それに、こ…06月23日 07時00分
  • 『君と まわり道』 72
    ゆっくりとインターフォンを押す拓海の指を見る。その先に、オレたちの新居となる部屋があるのかと思うと、背中が少しだけむず痒くなった。なんだか恥ずかしくて..........。「はーい」高くて通る声が聞こえて、その声は上司の奥さんだと言った拓海…06月22日 07時00分
  • 『君と まわり道』 71
    次の日、拓海が上司に連絡をしてみるというので、オレは携帯メールの通知を待っていた。社員が昼食をとる休憩所で、テーブルにスマフォを置いてサンドウィッチを頬張ると、「お疲れ様です。」と言って靴屋のチアキちゃんがやって来た。オレの隣に腰を降ろすと…06月21日 07時00分
  • 『君と まわり道』 70
    昨日に引き続き、好調な売れ行きにホクホク顔の山野辺さんだったが、店内の商品を補充するオレを呼ぶとストックルームへと向かった。「なんですか?」と、首を傾げるオレに「今、彼の所に同居しているんだよね?!会社に登録しなきゃいけないから、住所変更書…06月20日 07時00分
  • 『君と まわり道』 69
    賑わう店内のざわめきも、オレの周りだけは閉ざされた空間の様に、耳には入って来なかった。下を向いて目を閉じるオレに、トン、と肩を押す手の感触が伝わると、顔を上げる。山野辺さんは驚いてはいるが、オレがゲイだと知っていて、今は相手が親友の拓海だと…06月19日 07時00分
  • 『君と まわり道』 68
    雑踏に紛れて拓海の声が聞こえた気がして、思わず来た道を振り返った。駅ビルの中、売り場から社員休憩所へと行く途中の通路は来客でごった返していて辺りをキョロキョロと見廻す。「アツシ、こっち!」名前を呼ばれて声の方へ向くと、エスカレーターを降りて…06月18日 07時00分
  • 『君と まわり道』 67
    「あー、マイッタ。」カンカン、とアパートの階段を降り乍らひとりぼやくオレ。朝8時の日差しなのに、じりじりとキツイ季節になった。自転車置き場で日当たりのいい場所に停めていたせいか、サドルが若干熱くて痛めた尻を刺激する。「くっそーっ!考えたらオ…06月17日 07時00分
  • 『君と まわり道』 66
    R18 続きます 拓海の身体にじっとり汗が噴き出すと、オレの腹にも自分の放つ淫猥な蜜が塗りこめられていく。互いの唇を貪るように重ねると、その度に咥内から溢れる滴は絹糸の様に顎を伝う。それをまた舌先で絡めとっていくと、更に奥深く咥内を犯す。.…06月16日 07時00分
  • 『君と まわり道』 65
    遂に**R18**お気をつけて!! -----------クチュ、生暖かいローションを手の平に垂らすと、それを指ですくい後ろの窄まりに塗り付けた。モチロン指にはゴムをはめ、自分で解そうと腕を後ろに回す。拓海は、そんなオレの姿を喜々として見て…06月15日 07時00分
  • 『君と まわり道』 64
    ------酔っているのか? -----------------「ヤ、......メッ........、たく、.....み!!」拓海の髪の毛を掴むと引き剥したが、またすぐ股間に顔を近付ける。いったいどうしたって言うんだよ。ノンケのくせにオレ…06月14日 07時00分
  • 『君と まわり道』 63
    何かに足元をすくわれた気がした。ヘトヘトで立っているのも辛いっていうのに、自転車のペダルに足を乗せるが感覚が無くて.......。そりゃあ、仕事だし仕方がないけど。オレだって別に期待していた訳じゃない。でも、この数日は入口まで行っては回れ右…06月13日 07時00分
  • 『君と まわり道』 62
    週末、ついにやって来た金曜日...............。店では、午後からも買い物客が絶えなくて、3時頃にやっと昼飯を食べるという具合。腹ペコのオレは休憩所に向かうと社員の食堂に行き食券を買った。トレーにうどんと稲荷寿司を乗せて長テーブル…06月12日 07時00分
  • 『君と まわり道』 61
    拓海は、どこまでオレとの事を考えているのか.............。ずっとこうして、二人でやって行きたいと考えているのか。それとも、いずれは結婚して家庭を持つつもりなのか.........。オレを見ているからと、両親に言ってくれた言葉。本…06月11日 07時00分
  • 『君と まわり道』 60
    拓海の身体を持ち上げると、テーブルにそっと降ろす。腰掛ける拓海と向き合うと、ゆっくり顔を近付けた。最初は互いの瞳を見つめ合って...........。そのうち、拓海の腕がオレに伸びると背中にまわった手に力がこもる。ギュっと強く抱きしめられて…06月10日 10時14分
  • 『君と まわり道』 59
    ミサキ達より先にアパートに着いたオレは、急いで階段を駆け上がると拓海の部屋のドアを開けた。拓海はまだ戻っていなくて、キッチンのテーブルの上に材料を出すと、ひとまず冷蔵庫に仕舞い込む。 多分作るのは拓海。オレは一応買い物担当、といったところだ…06月09日 07時00分
  • 『君と まわり道』 58
    いつも通りの店内は、これといって代わり映えはしなかった。敢えて言うならば、オレのディスプレイが思いのほか好評で、アメ車柄のオープンシャツはすでに売り切れて在庫が無いという事。広報の人から褒められたと、山野辺さんが喜んでいた。そして、秋冬物の…06月08日 07時00分
  • 『君と まわり道』 57
    「分かった.........、元はと言えばオレがお前に変な気を起こしたんだ。始めたからには後戻りはしない。」そう言って、オレは拓海の背中から離れると肩を掴んで向き直らせた。仰向けになった拓海の身体を跨ぐようにオレが馬乗りになると、一瞬表情が…06月07日 07時00分
  • 『君と まわり道』 56
    頬から首筋へ落とす唇が、しっとり湿った拓海の襟足に掛かると、そのままうなじを見せてうつ伏せになった。裸の背中にうっすらと盛り上がる筋肉。もう何年も日には焼いていないんだろう、白い肌が目の前に広がると、オレは手の平を乗せてみた。手の平で滑らか…06月06日 07時00分
  • 『君と まわり道』 55
    今夜の拓海は、ノンケのくせにあっさりとオレの唇を受け入れ、舌を絡めても無抵抗でされるがままになっていた。あんなビール一杯で酔ってしまったのか.........それでも、電気の点いていない暗い玄関先で交わす口づけは、十分すぎる程身震いして酔い…06月05日 07時00分
  • 『君と まわり道』 54
    運ばれてきたスペアリブに食いつきながら、無言で顔を見合うオレたち。ビールで脂を流し込むと、拓海がオレの顔を見て言った。「昨夜さ、鴨川のトコにあるバーに連れて行かれたんだ。」オレは、昨夜の電話を思い出した。鴨川のナントカって店の近く.....…06月04日 07時00分
  • 『君と まわり道』 53
    スラックスのポケットの中でスマフォが振動して、オレは手に取ると画面を見て相手を確かめ通話にタップした。「は〜い、今どこ?」一応、辺りを確かめながら聞く。声の主は拓海で、約束の時間から10分が過ぎていた。「悪りぃ、会社に寄ったら色々捕まって.…06月03日 07時08分
  • 『君と まわり道』 52
    朝だというのに、店に着くなり帰ることを考えてウキウキしてしまうオレ。6時半に拓海と待ち合わせ。アイツが京都から戻って来るから、一緒に夕飯を食べようという事になった。何処の店に行くかは分からないが、一緒に並んでおかしくないように、今日のファッ…06月02日 07時00分
  • 『君と まわり道』 51
    すっかり馴染んだ部屋にひとりでいるオレは、拓海のベッドに潜り込むと両手を思い切り伸ばした。もちろん拓海は、今頃京都のホテルで休んでいる頃だ。今夜は、なんとなく人肌が恋しいというか、前のオレならとっくにゲイバーへ行っているところだ。でも、今は…06月01日 07時00分
  • 『君と まわり道』 50
    しばらくして、昼食から戻ってきた山野辺さんは、通路の向こう側に行くとオレのディスプレイを眺めていた。「どうですか?」と尋ねるが、「う〜〜ん。」と首を傾げるだけ。- アレ?いまいちだったのかな・・・?オレもちょっと心配になって、隣に一緒に並ぶ…05月31日 07時00分
  • 『君と まわり道』 49
    短めに昼食を済ますと、売り場に戻り山野辺さんと交代。「淳くんのセンスで適当に変えておいていいわよ。ただし、他の店と被らないように!」「............はい、了解ッス。」山野辺さんの背中を見送ると、すぐにストックルームへと行き在庫品の…05月30日 07時00分
  • 『君と まわり道』 48
    -----はぁ ---------っと、ため息をひとつ。すぐに視線を感じて、顔を向ければ山野辺さんがオレを見ていた。「.........すいません。」と首を竦めて謝ると、売り場の前の通路に向かう。通路から再び店内を見ると、ディスプレイを確認…05月29日 07時00分
  • 『君と まわり道』 47
    「あ、っつ〜い!!」声に出して叫ぶと、身体を包む掛布団を思い切り蹴飛ばした。- はぁぁ、ベッドの上で上体を起こすと、首から胸にかけて吹き出た汗を拭う。Tシャツを捲り上げ、裾で顔の汗を拭うとベッドから降りた。隣を見ると、拓海はとうに出勤した様…05月28日 07時00分
  • はじめまして の方へ('◇')ゞ
    はじめまして itti(イッチ)と申します。こちらは、イッチが趣味で書いておりますBL小説やイラスト、漫画などを盛り込んだ憩いの場所。全てはボーイズラブに傾いておりますので、共有して頂ける方はどうぞお入りください。尚、別のサイトでも活動して…05月27日 13時28分
  • 『君と まわり道』 46
    拓海が風呂から出てくるまでの間、オレは部屋の隅に畳んで置いた布団と格闘していた。そうしながらなんとなくだけど、頭の中でシミュレーションをしてみたが、ノンケの男の扱い方が分からない。オレは乗っかりたい方だから、そうなると拓海はオレを受け入れる…05月27日 07時00分
  • 『君と まわり道』 45
    静かな住宅街で、オレと荷物を車から降ろした拓海は、友人に車を返しに行った。オレは独り、部屋で荷物を片付けながら、以前ここに転がり込んだ時の事を思い出す。変わり映えのない部屋で、拓海の好きなダークな落ち着いた色合いのインテリア。だから心が落ち…05月26日 14時00分
  • 『君と まわり道』 44
    拓海が乗せた手を振りほどくと、オレは父親の顔を見る。呆然と立っているのはオヤジの方で。ゲイの息子にかける言葉が見つからないんだろう。「何も言わなくていいよ。.....オレを気持ち悪いと思ってるんだろ?!それは言わなくても分かるから.....…05月25日 07時00分
  • 『君と まわり道』 43
    母親が言ったように、オレの部屋の荷物はそのまま置いてあるようだった。勉強机の上に置かれたままのパソコン。デザイン系の本やスケッチブックまで、あの日のまま。あの日ベランダから捨てたのは、壊れないような服やカバンや身に着けるものばかり。一応壊れ…05月24日 07時00分
  • 『君と まわり道』 42
    実家の玄関前には、この家が建てられた時に植えたという木が2階のベランダまで伸びていて、そのベランダの先にオレの部屋はあった。夏になると、セミの鳴く声で起こされて、毎日この木を根っこから切ってやりたいと思っていたんだ。首をあげて2階に目をやる…05月23日 07時42分
  • 『君と まわり道』 41
    ファミリーレストランの中は、休日だという事もあって家族連れが目立つ。時間はすでに8時を過ぎていて、家族の夕食にしては遅いような気もするが........。オレの家族は休日もバラバラで、たまの夕食はホテルのディナー。一応着る服にも気を使う訳で…05月22日 07時00分
  • 『君と まわり道』 40
    華やかな色とりどりのディスプレイに囲まれて人混みを抜けると、社員専用の重い扉を開く。きらびやかな表舞台から降りた気分になると、オレはロッカールームを目指した。中の私物を大きめのデイパックに詰め込むと、これから山にでも行くのかってぐらいの荷物…05月21日 07時00分
  • 『君と まわり道』 39
    - - - 自転車に跨って住宅街を抜けると、通い慣れた道を走る。昨日は、一日中拓海とまったり過ごしたオレだった。病み上がりだし、おとなしく晩御飯を食べたら又寝て、日曜日の今朝はオレは仕事だが拓海は休日。普段なら遅刻ギリギリになるところを拓海…05月20日 07時00分
  • 『君と まわり道』 38
    日の光が少しだけ和らいで、床に長い影を落とす。布団にくるまったオレと拓海の身体は、ピタリとつけられたまま。オレの鼻先が拓海のうなじに当たっているが、その感触が気持ちよくて動きたくなかった。「アツシって.........」言いかけて言葉を切る…05月19日 07時00分
  • 『君と まわり道』 37
    ベッドをソファー代わりにして並ぶと、クッションを背中に当てて雑誌を読むオレとレンタルビデオを観る拓海。拓海が観ているのは、昨年話題になった映画。なぜかホラーだ。「そういうの好きだな、.........。学生の時もオレの家に来ると観ていた記憶…05月18日 07時00分
  • 『君と まわり道』 36
    :昨夜は遅くの更新となりすみませんまた、遡って拍手をくださって有難うございます楽しんで頂けたら嬉しいです: 重なる唇が、洩れる吐息が熱くなりだすと、オレは拓海の腰に手を回して自分の股間の高ぶりを分からせようと擦りつける。すると、拓海の手もオ…05月17日 07時00分
  • 『君と まわり道』 35
    遅い昼飯を取ろうと、二人でアパート近くのコンビニエンスストアへ向かった。社会人になってからは、土曜日の昼下がりに住宅街を歩く事が無かったオレは、ちょっと新鮮な気分を味わっていた。「そういえば、オレ、拓海と休みが合わなくて、こんな昼間に二人で…05月16日 23時00分
  • 『君と まわり道』 34
    天気が良かった事と、昨夜のように寝返りで起こしてしまわないようにする為、押し入れで眠るオレの布団はベランダで天日干しする事にした。一緒に寝るのがイヤとか、そういう理由ではない。あくまでも、昔のように過ごしたいからで、もし寝たい時は隣に入り込…05月15日 07時00分
  • 『君と まわり道』 33
    長続きしないって...........「誰と付き合っても長続きしないって、それ、オレと付き合ってもって意味?」揚げ足を取るわけじゃないけれど、気になって聞いてみる。「.......、それは............。そんなの分かんねぇよ。だっ…05月14日 07時00分
  • 『君と まわり道』 32
    キッチンに立つ拓海の後ろ姿を眺めながら、オレはぼんやりと昼間の事を思い出した。近すぎて気づかなかったけど、拓海はチカちゃんが言うようにカッコイイ。いや、気付いてはいたんだ。拓海と友人でいる事は、とても自慢だった。オレより成績も良かったし、ほ…05月13日 07時00分
  • 『君と まわり道』 31
    ビルに面した路上で待たせたタクシーに乗り込むと、拓海がアパートの場所を告げる。先に乗り込んだオレは、拓海に身体を預けるようにもたれ掛かると目を閉じた。 「お客さん、何処か具合でも悪いんですか?エアコン入れましょうか」タクシーの運転手に聞かれ…05月12日 07時00分
  • 『君と まわり道』 30
    拓海の意外な一面を見る事になったが、なんとなくオレの気持ちも固まった。少し離れたところから、オレを見ていたような目は、こんなに接近したのに変わらなかった。いつでも冷静な部分は失わない。だからこそ、オレが拓海を抱いたとしても変わらないのだろう…05月11日 07時00分
  • 『君と まわり道』 29
    ほんの2,3秒だったが、オレの傾けた身体が固まる。拓海への言葉も思いつかなくて、ただ向けられた視線を受け止める事しか出来ないでいた。拓海は本気で---?でも、性急に事を進めるのは良くないと、理性の片隅で歯止めをかけた。「.....続きは、ま…05月10日 07時00分
  • 『君と まわり道』 28
    *R15 ?*↓↓ 初めて、拓海の雄を感じると、オレは高校時代を思い出していた。自惚れる訳じゃないけれど、長身のオレと拓海のコンビは目立つ存在だったと思う。成績を発表されれば必ず上位にはいたし、スポーツもそれなりにこなしていた。だから、女子…05月09日 07時00分
  • 『君と まわり道』 27
    ちょっとだけ張り詰めた空気が緩んだのは、拓海が自分の拳を見て「痛ぇ.........」と言ったから。左手で右の拳をさする様にすると、その場にしゃがみ込んだ。「..............」言葉を掛ける事が出来なくて、じっと固唾を飲んでいると…05月08日 07時00分
  • 『君と まわり道』 26
    『おひとり様ですか?』ドアから出ようとしたオレに声がかかった。店員が、オレのすぐ後ろに付いているから立ち止まると、帰ろうにも帰れなくなって「はい。」と力なく答える。 『こちらにどうぞ。』案内されたのは、拓海たちが座るテーブルの後ろ。「あ、・…05月07日 07時00分
  • 『君と まわり道』 25
    街路樹と人の間を縫う様にして歩くと、交差点の指定した場所で中島が立っていた。「よお、ごめんな。」「おお、いいって・・・。」オレは、今夜この中島の家に泊めてもらおうと連絡を入れたが、自宅の場所がわからないのでオレが分かる場所まで迎えに来てもら…05月06日 07時00分
  • 『君と まわり道』 24
    駅ビルへと続く舗道を自転車から降りて歩く。人混みに紛れていると落ち着くなんて、おかしいのかもしれないが、疲れた身体で自転車を押しながら歩く気分は最高だった。逆に静かな部屋で一人でいる方が苦痛だったオレは、とにかく仕事が終われば遊び歩いていた…05月05日 07時00分
  • 『君と まわり道』 23
    - 眠れない.........身体は疲れ切ってへとへとなのに、神経だけが冴えてしまい閉じられた瞼の奥で眼球が動くのを感じると、収まりが悪くて寝付けなかった。寝返りを打つと拓海の方に身体を向ける。 拓海の静かな寝息は耳に優しくて、オレは子守歌…05月04日 07時00分
  • 『君と まわり道』 22
    身体の底から沸き起こる、得体のしれない痺れる感覚。拓海が我を忘れてオレにしがみ付く。こんな拓海は初めて見た。「た、くみ..............」オレが小さく呟くと、更に掴んだ指に力が入る。まるで行き場のない感情を持て余すかのように、ただ…05月03日 07時00分
  • 『君と まわり道』 21
    暗がりの中、ベッドの上で向かい合うオレと拓海。あの晩、マシューで晩飯を食べていたオレたちは、何年かぶりで’松原あけみ’と出会った。もちろん偶然以外の何物でもないが、オレは、別れた二人に挟まれて変なテンションになる。何か話題を・・・と思って高…05月02日 22時55分
  • 『君と まわり道』 20
    暗闇の中、オレと拓海の見つめ合う時間は長く感じられた。でも、本当は一瞬だったと思う。拓海はじっと動かないままオレを見つめている。唇に触れそうな程近づいたオレに、「ここから先は、トモダチ失くすかもしれないよ。.........いいの?」と、顎…05月01日 07時10分