炉辺一冊

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1895683
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炉辺一冊
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https://rohenone.net/
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読んだ本を紹介しています。小説、ノンフィクション、紀行、演劇、古典芸能関係の本が中心。もうすぐ900冊。
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※最新の記事

  • わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か
    平田オリザ「わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か」 著者は、学校教育の現場や就職活動で、漠然と「コミュニケーション能力」を求められる風潮に疑問を呈しつつ、わかりあえないことを前提とした対話の基礎体力を身につける重要性を説く…02月16日 00時44分
  • てんのじ村
    難波利三「てんのじ村」 大阪・天王寺の南にあった「てんのじ村」を舞台とした芸人たちの物語。かつての大阪の姿が哀歓を込めて描かれている。 てんのじ村は、現在の天王寺公園と新世界の南側にあった。いつからから芸人が自然と集まって、長屋で肩を寄せ合…02月12日 00時32分
  • 愛撫 静物 庄野潤三初期作品集
    「愛撫 静物 庄野潤三初期作品集」 庄野潤三はなかなか不思議な作家で、平易で親しみやすい文章の中に、どこか捉えどころのない不穏さが漂っている。 表題作の一つ「静物」は、子どもたちとの他愛もない断片的な会話を連ねた作品。意味深なようで、実は意…02月12日 00時28分
  • 虫喰仙次
    色川武大「虫喰仙次」 小説には作家のさまざまなコンプレックスが書かれ、あるいは滲み出ている。人に理解されない劣等感を抱えるということは、非常に孤独なことだ。だからこそ、その複雑な感情を作品の中に見つけられることは読書の大きな効用の一つでもあ…02月09日 02時15分
  • 密林の語り部
    バルガス・リョサ「密林の語り部」 ペルーの作家、バルガス・リョサの代表作の一つ。都会の生活と出自を捨て、密林の語り部となって新たな人生を生きることになった青年を巡る物語。私小説風、あるいはノンフィクション風の硬質な文体で語られる青年の思い出…02月05日 19時17分
  • 「新しき村」の百年 〈愚者の園〉の真実
    前田速夫『「新しき村」の百年 〈愚者の園〉の真実』 恥ずかしながら、「新しき村」が今も残っていることを最近まで知らなかった。 武者小路実篤の「新しき村」は、文化的で個人が尊重される理想の共同体を掲げ、1918年に宮崎県の山中に開かれた。共有…01月27日 00時47分
  • 犬はいつも足元にいて
    大森兄弟「犬はいつも足元にいて」 兄弟作家のデビュー作。文藝賞受賞作。共作の成果だろう削ぎ落とした文体で、離婚した両親、粘着質の友人との関係を軸に、思春期の難しい感情を浮かび上がらせている。 タイトルからは、ほのぼのとした日常系をイメージす…01月26日 00時02分
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 エッセイの名手である著者が、チェコのソビエト学校時代の友人たちについて綴った3篇。故国を失った/捨てた3人の少女の半生を通じて、中東欧の複雑な現代史が浮かび上がる。 日本共産党幹部の娘である著者は、…01月24日 23時21分
  • だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人
    水谷竹秀「だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人」 バンコクにある日本企業のコールセンターで働く人々を取材したノンフィクション。 2000年代に入ってから、日本企業が人件費の節約のため、コールセンターをバンコクに…01月23日 20時15分
  • 風の歌を聴け
    村上春樹「風の歌を聴け」 「羊をめぐる冒険」以降の作品は時々読み返してきたが、デビュー作である「風の歌を聴け」を開くのはずいぶん久しぶり。 1979年発表。初期の作品に共通する「僕」と「鼠」のひと夏の物語で、著者が20代の最後に書いた感傷的…01月18日 22時39分
  • 信用の新世紀 ブロックチェーン後の未来
    斉藤賢爾「信用の新世紀 ブロックチェーン後の未来」 ブロックチェーンの技術がもたらす社会経済の未来像。それはデジタルマネーの普及や、法定通貨が仮想通貨に置き換わるという単純な話ではない。著者は貨幣経済が衰退し、新しい形の信用経済が世界を覆っ…01月18日 00時05分
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
    フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 いまさら感想を語るのがはばかられるほど名高く、「ブレードランナー」の原作としても知られるフィリップ・K・ディックのSF小説。ちょうど半世紀前の1968年に発表された。 戦争によ…01月17日 00時10分
  • 影裏
    沼田真佑「影裏」 文学界新人賞と芥川賞の受賞作。仕事で赴任した岩手で知り合った日浅という友人との関係を軸とした物語だが、その人物像を含めて、非常に抑制的な筆が印象的。 日浅は、倒木など何かの“崩壊”に強い関心を示す。後半、その日浅の嗜好が暗…01月16日 00時10分
  • アラビアの夜の種族
    古川日出男「アラビアの夜の種族」 古川日出男版「千夜一夜物語」。2段組約700ページ。文庫版は3巻で1000ページを超す大部ながら、夢中になって読み進めた。日本推理作家協会賞と日本SF大賞受賞と聞くとまるでジャンルが分からない作品だが、ファ…01月12日 23時28分
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    吉村萬壱「臣女」 夫の不倫をきっかけに精神に異常を来し、身体の巨大化が始まった妻との日々。 およそ人間とは思えないサイズまで肥大化していくという非現実的な設定だが、一人称の筆は、その妻との生活の苦労を淡々と、グロテスクに綴っていく。 膨大な…01月09日 23時59分
  • 異国トーキョー漂流記
    高野秀行「異国トーキョー漂流記」 コンゴで幻獣を探し、東南アジアのアヘン栽培村に住み込み、無政府状態のソマリアを旅する。規格外の旅を軽やかな筆で記してきた高野秀行が、日本で知り合った異国からの友人との思い出を綴ったエッセイ集。 BUTOH(…01月09日 23時47分
  • 2017年まとめ
    2017年に読んだ本は124冊(前年比6↓)、4万2516ページ(同1137↓)。 まずは何といっても池澤夏樹編の日本文学全集の新訳シリーズ。 池澤夏樹は刊行に当たっての「宣言」で「われわれは哲学よりも科学よりも神学よりも、文学に長けた民で…01月02日 00時25分