2nd-Limiter

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1903303
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2nd-Limiter
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創作(BL)小説、5/12〜時代劇です。京を跋扈する"鬼"と旅役者、剣士の物語です。ほぼ毎日更新!
カテゴリ
  • 小説(BL) (100%) - 39 / 169人中
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※最新の記事

  • 陰蝕の鬼 - 参拾七 -
    ◇ ◇ ◇以来、恭一郎が乱丸、正之助、真砂をよくよく注視してみると、それは恭一郎が考えていたほど単純なものではないらしいことに気付いた。まず、乱丸が真砂を猫可愛が06月16日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾六 -
    ◇ ◇ ◇茶屋の隅に座って稽古を眺めていると、表の番台を片付けていた老人が恭一郎の傍にやってきた。「恭一郎さまは、この所、えらいお静かですな?」小さい身体を丸めて06月15日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾五 -
    ◇ ◇ ◇良太から、正之助の念者にまつわる話は聞いていた。正之助は今年、十八、と聞いていた。あと一、二年もすれば一般的には、おおっぴらに念者が居る、というような歳06月14日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾四 -
    ◇ ◇ ◇恭一郎にとって、真砂は依然わからぬままだった。かれこれ茶屋に通い出して、一月余りもあろうというのに、交わした言葉は数えるほど、それも恭一郎が何事か尋ねた06月13日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾参 -
    ◇ ◇ ◇翌日、恭一郎は、一つ目の姉との遭遇を避けるべく、朝も明け抜け早々に起き上がり、裏口から素早く屋敷を抜け出した。それまで朝一つ、昼二つ、三公演を稼いでいた06月12日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾弐 -
    「えらい珍しいもんを、持って来てくれはったんどっせ」老人が体をずらして、比呂を促した。比呂も桶の傍に寄り、中を覗き込み声を上げた。「ぉお、これは、生きとりますや06月11日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾壱 -
    ◇ ◇ ◇漸く斉藤から解放されたのが、昼八つ半。今から茶屋に向かっても、芝居は終わる頃しか見れない。行って終わりだけ見ても、それはそれで悔しく思うだろう。だが恭一06月10日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 参拾 -
    「では、なぜ恭一郎どのは、あのような暗がりの中で、 御堂の中の異変にお気付きになられたのです?」「・・・それは・・・」逆髪の男を追っていて御堂に辿り着いたのだと06月09日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾九 -
    ◇ ◇ ◇「― 口から血を吹いていたということは、先に胸を裂かれました後に 斬首されたということでございます」「ですが、泡を吹くほどの状態ということは、それなりに暴06月08日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾八 -
    ◇ ◇ ◇「・・・見事な鼓にございますな」老人は、他の座員達から少し離れた板の間に座し、鼓の調緒を手繰り寄せていた。恭一郎は、老人から少し離れて並んで座し、話しか06月07日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾七 -
    ◇ ◇ ◇刀の一件があって以来、恭一郎はしばしば一座の楽屋や裏手に出入りするようになっていた。折を見て一座の面々と世間話をすることもあれば、乱丸に剣の形の指南を乞06月06日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾六 -
    丁重に刃を鞘に戻し、乱丸が恭一郎に刀を返した。礼を言うついでに、「お武家はんが抜かはるところ、見さしては貰えしまへんやろか?」と言い出した。僅かな間とはいえ、借06月05日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾五 -
    「金閣寺や。雪姫がやな、大膳ともみ合いになった挙句に切り殺すー!」「ってのはどうや?」乱丸が上機嫌で、正之助にふった。「なんでそこで終わんねんな?」「そっからが06月04日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾四 -
    ◇ ◇ ◇恭一郎から刀を受け取り、乱丸は、神妙な面持ちで「重い」と言った。翌日、昼九つ、初日に迷い込んだ茶屋の裏手で、恭一郎は昨日の約束通りに、乱丸に刀を手渡した06月03日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾参 -
    ◇ ◇ ◇ある時、午後の演目が始まるまでには間があった。茶屋は恭一郎が通い始めた頃からすると、かなりの賑わいをみせていたが、それでも時折、最初に見た賭けまがいの遊06月02日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾弐 -
    以来、恭一郎は、二日と空けずに件の茶屋に通うようになっていた。行けば必ず、茶屋の一番後ろの隅に座り、終いまで過ごす。暇に飽かして、朝から丸一日いることも珍しくは06月01日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾壱 -
    ◇ ◇ ◇「真砂は…」「行ってはおりません」真砂は、恭一郎の目を、ひた、と見つめて言った。その眼には、少しの揺らぎもなかった。「そうか、それならば良いのだ」真砂は、05月31日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐拾 -
    ◇ ◇ ◇恭一郎は、先刻まで話していた少年が、腕の立つ軽業師であることを知った。小刀を使って的を射る技の巧妙なこと。宙返りや逆立ちを、猫や鼠が跳ねるが如くに立ち回05月30日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾九 -
    「・・・名を、お伺いしてよろしいか」今の己が状態を、心底情けなく思いながら、恭一郎は勤めて平静を装い、言葉を振り絞った。「俺?俺は、良太…郎やけど…」「良太郎どの05月29日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾八 -
    ― ほんの四半時、話ができれば良いのだ。恭一郎は、昨日入った木戸の前に立ち、その上から顔を覗かせた。丁度、昨日と同じ少年が鍋と盥を両手に提げて、庭先に出てきた05月28日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾七 -
    ◇ ◇ ◇恭一郎は、如何にして今日見た役者に近付くかということに頭を巡らせていた。今日見た役者は、鬼でもあやかしでもない。だが、あまりにも昨夕の逆髪の男に似ていた05月27日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾五 -
    巷では、本子、舞台子、太夫子に飛子、呼び名も階級も様々だったが、程度の差はあれ、役者といえば、色を売るのが一般的であった。そうでない者も居るには居るが、そうとな05月25日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾四 -
    いざ入ってみると、そこは大した奥行きではなかった。舞台のすぐ裏側に壁一枚隔てて、小さな入り口が二つと奥に続く廊下があり、いずれも楽屋らしかった。中を覗くと、狭い05月24日 12時30分
  • 陰蝕の鬼 - 拾参 -
    「これは困りましたな、雪之丞様」口上の男が雪之丞を横目に、苦りきった笑みを浮かべた。「さて、最後の一様になりましたら、お勝ちになりました御仁には、 あちらの衝立05月23日 21時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾弐 -
    恭一郎が中に入ると、外の侘しさとは打って替わって、中は程々の賑わいを見せていた。商人、職人、人足のたぐいが、土間のひとつ処に集まっているのは、奇妙な光景であった05月22日 21時00分
  • 陰蝕の鬼 - 拾壱 -
    ― だが、この辺りで見失ったということは、 あの男はこの界隈の人間らしい。思い起こせば、先刻見た身なりも、地若衆というよりは、役者らしいと見えた。恭一郎は05月21日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 壱拾 -
    その若衆は、小さい歩幅を稼ぎながら、足早に辻を曲がって姿を消した。恭一郎もすぐさま後を追う。辻を同じく曲がったと思えば、また人の賑わいに紛れて、違う辻へと入って05月20日 18時00分
  • 陰蝕の鬼 - 七 -
    妙法山を下って後、加茂川の川縁を彷徨いながら、恭一郎はぼんやりと昨晩の出来事を思い起こしていた。もとより、その日の内にやらねばならぬことのある身ではない。― 05月18日 18時00分
  • 陰蝕の鬼 - 六 -
    ― あの男が、鬼だったのだろうか? 確かに異形の風体だったが、だからといって、この様な人殺しをするとは思えぬ。鬼というからには、それ相応の厳しさ、恐ろしさ05月17日 18時00分
  • 陰蝕の鬼 - 五 -
    洛中に鬼がしばしば跋扈するという噂を、最初に聞いたのはいつだっただろう、と恭一郎は記憶を辿った。もとより、興味があったわけでもない。恐らく最初の頃は、真にも受け05月16日 18時00分
  • 陰蝕の鬼 - 四 -
    「当直のものから伝え聞いておりますが…」そう言いながら、斉藤は恭一郎を促し、御堂から離れた。「何かそれらしき怪しき人物などご覧になっては居られませぬか?」「…とい05月15日 18時00分
  • 陰蝕の鬼 - 弐 -
    辺りの闇は濃いままだった。しばらく目を凝らしていると、目が闇に慣れてきたのだろう、道の脇に御堂が見えた。山中ゆえに、身を隠す場所ならどこにでもあるが、この暗さで05月13日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - 壱 -
    峠の道を男が一人歩いていた。年若く、身の丈は六尺余。身なり良く、纏う着物も、その上にある顔付も、どことなく育ちの良さが見てとれる。腰に差した刀は、柄まで数えれば05月12日 12時00分
  • 陰蝕の鬼 - あらまし -
    ☆ ストーリー ☆時は、承応二年(ざっくり江戸時代初期と思いなせえ)。京では、むごたらしい殺人が頻発し、鬼の仕業だという噂が飛交っていた。下僚役人の息子である 05月12日 11時59分
  • 実録 「もう海へはいかない」 の真実
    よく「あるあるネタ」っていうのがありますが、「ナイナイネタ」でマンガ描いてみました(笑)多分、私の他に誰もやらかさないであろう『ないない』です。嘘みたいな本当の05月06日 12時00分