あなたに寄り添う心の短歌

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1904860
サイト名称
あなたに寄り添う心の短歌
URL
http://tankaw.com/
紹介文
日常に生まれる小さな出来事を、短歌でつづります。
カテゴリ
  • 俳句・短歌 (100%) - 28 / 178人中
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※最新の記事

  • 乾き砂子によせて
    泥濘に 隠るる涙 掬いあげ 胸に抱くか 乾き砂子よ でいねいに かくるるなみだ すくいあげ むねにいだくか かわきすなごよ ぬかるみに撒かれる乾き砂子よ。泥が隠した涙をすくい上げて慰めるからこそ、土は乾いていくのだろうか。 ぬかるみに撒かれ…11月20日 00時01分
  • 津軽百首(鶴の舞橋)
    富士見湖の 水面にしづく 舞橋や いつぞ飛び立つ 田鶴にかはりて ふじみこの みのもにしづく まいはしや いつぞとびたつ たづにかはりて 津軽富士見湖の湖面に映る鶴の舞橋よ、おまえはいつか鶴に姿を変えて飛び立つのだろうか。 青森県鶴田町にあ…11月16日 16時12分
  • 人というもの
    風は風 吹き抜けるゆえ 風になり 人は人ゆえ 人になるらむ かぜはかぜ ふきぬけるゆえ かぜになり ひとはひとゆえ ひとになるらむ 風は吹き抜けるからこそ風となりますが、人は人として生まれたからこそ人になるのでしょう。 風は風。 立ち止まら…11月14日 18時43分
  • 津軽百種(初雪の頃)
    冬枯れの 色なき里に 袖返し 岩木の神は 雪をふりつむ ふゆがれの いろなきさとに そでかえし いわきのかみは ゆきをふりつむ 収穫が終わり疲れ果てた大地を癒すために、岩木の神が袖を翻し雪を降らせて津軽平野を守り眠らせるのでしょう。 収穫が…11月11日 23時46分
  • 寒がりな北風小僧
    ガタガタと 「我を入れよ」と 主張する 寒がりなのか 北風小僧 がたがたと われをいれよと しゅちょうする さむがりなのか きたかぜこぞう 寒い冬の日、ガタガタと窓を揺らす風。おそらく寒がりだから家に入りたくて揺らしている北風小僧がやってい…11月09日 17時34分
  • 津軽百首(藁焼きをしている父を呼びに)
    藁焼きの 風に倣いて 畔行けば 父の背見える 秋の夕暮れ わらやきの かぜにならいて あぜゆけば ちちのせみえる あきのゆうぐれ 夕暮れ時、藁焼きの煙の先を辿りあぜ道を歩くと、煙の中に父の後ろ姿が見えてきます。 稲刈りが終わると、 津軽平野…11月04日 18時17分
  • 娘との落ち葉拾い
    幼子が 拾いし傍に また一枚 はらりと届く 秋のお便り おさなごが ひろいしそばに またいちまい はらりととどく あきのおたより 公園で娘と一緒に落ち葉を拾っていると、娘が落ち葉を手にするたびにまた一枚そばに落ちてきます。次々と届くそれは、…11月01日 22時38分
  • 津軽百首(津軽弁)
    津軽弁 岩木颪に 乗る調べ 想い伝える 雪を纏いて つがるべん いわきおろしに のるしらべ おもいつたえる ゆきをまといて 津軽の厳しい冬に吹き渡る風。全てを凍てつかせ身を切るような冷たい風の中でも、想いを伝える津軽弁だけはほんのりとしたあ…10月29日 08時32分
  • 秋雨の日に
    雨が降り 窓が曇るる 秋の日に 暖を求めて 膝のる我が子 あめがふり まどがくもるる あきのひに だんをもとめて ひざのるわがこ 雨が冷たくなり窓が曇るようになった秋の日は、娘がずっとお膝でだっこをせがんでいます。その心地よいあたたかさに心…10月28日 10時48分
  • 秋雨の日に
    雨が降り 窓が曇るる 秋の日に 暖を求めて 膝のる我が子 あめがふり まどがくもるる あきのひに だんをもとめて ひざのるわがこ 雨が冷たくなり窓が曇るようになった秋の日は、娘がずっとお膝でだっこをせがんでいます。その心地よいあたたかさに心…10月28日 10時48分
  • 津軽百首(冬支度その三)
    秋霜の 軒に連なる菜の簾 津軽の風に やがて馴染まん しゅうそうの のきにつらなる なのすだれ つがるのかぜに やがてなじまん 冷たい秋の霜で凍える軒先に、簾のように括られた青菜が連なっています。 北風に晒されてカラカラに乾けば、「しぐさ」…10月24日 22時42分
  • 津軽百首(冬支度その三)
    秋霜の 軒に連なる菜の簾 津軽の風に やがて馴染まん しゅうそうの のきにつらなる なのすだれ つがるのかぜに やがてなじまん 冷たい秋の霜で凍える軒先に、簾のように括られた青菜が連なっています。 北風に晒されてカラカラに乾けば、「しぐさ」…10月24日 22時42分
  • 津軽百首(冬支度その二)
    軒先に 菜を干す人の 影は伸び 宵呼ぶ烏 空を渡りて のきさきに なをほすひとの かげはのび よいよぶからす そらをわたりて 畑仕事から帰ってきた祖父が、祖母の組んだ青菜を軒先に干しています。 その影は次第に伸び、巣に帰る烏の鳴き声が空に響…10月23日 23時31分
  • 津軽百首(冬支度その一)
    縁側に 菜を並ばせて 藁で組む 祖母を温める 小春の日差し えんがわに なをならばせて わらでくむ そぼをぬくめる こはるのひざし 縁側で、祖母が「しぐさ(干し草)」となる大根菜を藁で器用にくくっています。 その祖母を小春日が優しく包みこみ…10月22日 15時40分
  • 歌というもの
    歌は風 文字の羅列は 掴めなく 気づいた人の 胸に留まる うたはかぜ もじのられつは つかめなく きづいたひとの むねにとどまる 歌というものは、まるで風のように通り過ぎていきます。 ただ、気づいた人の胸の内にだけ留まり、また形を変えて新し…10月20日 12時14分
  • 津軽百首(出稼ぎに行く雪の朝に)
    泣く児見て 「行がねばマイネ」 頭撫で かがむ背中に 積もる綿雪 なくこみて いがねばまいね あたまなで かがむせなかに つもるわたゆき 出稼ぎに行かないでとしがみつく児が雪に濡れないよう、背中をかがめて頭をなで続ける父親。 「もう行かない…10月19日 07時59分
  • 津軽百首(出稼ぎに行く父)
    出稼ぎサ 行ぐ父見送る 童コは 寂しぐねんだと 涙コ堪え でかせぎさ いぐちちみおくる わらしこは さみしぐねんだと なみだここらえ 秋の収穫が終わると父が出稼ぎに行く時期になります。 幼心に、泣いてはいけないと涙を堪えて見送っていました。…10月18日 09時53分
  • 物欲というもの
    両の手に 溢れるほどを 抱えても 心置くのは ほんのひと時 りょうのてに あふれるほどを かかえても こころおくのは ほんのひととき どれだけのものに囲まれても、新しいものを手に入れたとしても、その喜びというのはほんのひと時で消えてしまうの…10月17日 10時55分
  • 寝苦しい夏が終わり
    すやすやと 夏より息を 深くして ふわふわ毛布で 眠る幼子 すやすやと なつよりいきを ふかくして ふわふわもうふで ねむるおさなご 寝苦しかった夏が終わり肌寒くなった朝晩。ふわふわ毛布でぐっすり眠る幼子の息は、夏のそれより深く、とても気持…10月16日 08時53分
  • 津軽百首(弘前ねぷたの夜に)
    夏盛り ねぷた囃子が 響く夜 武者絵に潜む 鬨の声さえ なつさかり ねぷたはやしが ひびくよる むしゃえにひそむ ときのこえさえ 津軽の短く暑い夜空に、ねぷた囃子が鳴り響いている。 市内を練り歩くねぷたの武者絵からは、鬨の声さえ聞こえるよう…10月11日 08時17分
  • 言葉の難しさ
    言葉とは 人の心で 変わるもの 違えし縁は 消えゆく縁 ことばとは ひとのこころで かわるもの たがえしえにしは きえゆくえにし 言葉には、伝えようとした思いと違って受け取られることもしばしばあります。 違えてしまった縁は消えてしまうのかも…10月05日 12時41分
  • 津軽百首(晴れた冬の夜)
    雪積もり 星渡る夜は 藍をとき 津軽の里は 青に染まるる ゆきつもり ほしわたるよは あいをとき つがるのさとは あおにそまるる 雪が止んで星がよく見える夜は、空の藍色をとかしたかのように、津軽の里が青に染まる。 雪に閉ざされた津軽の冬。 …10月02日 22時56分