青い風のような貴公子たち

登録ID
1907733
サイト名称
青い風のような貴公子たち
URL
http://aoikaze.sblo.jp/
紹介文
青春文学です。
カテゴリ
  • 小説(純文学) (100%) - 6 / 56人中
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※最新の記事

  • 台湾へ
    「北投温泉って日本の女郎部屋のようなものさ。大座敷に50人くらい若い女たちが並ぶんだ。その中から好きな女を指定して一夜を共にするんだ」楽しいよと勝木さんは言う。勝木さんはセックスを小便のような生理現象の一部くらいにしか考えていないが相手は売…11月20日 11時28分
  • 高雄へ
    3日後、船は出港する。台湾へと向かう。「台湾に着いたら、北投温泉に行こう」昼食が終わって展望台のベンチに腰かけていたタカシに近づいてきて二等航海士の勝木がそう提案した。温泉には行きたいとは思わなかったが、「若い女がたくさんいるよ」という勝木…11月15日 13時31分
  • セレベス島にて
    原住民のカヌーに乗せてもらってセレベス島にタカシは上陸した。大きな丸太が並んでいて別に見るべきものはない。サソリが多いと聞いていたので早々船に戻る。海の色が夢見るように美しいので、それだけでもここに来た価値はあると思う。一日中、船はクレーン…11月11日 14時20分
  • セレベス島にて
    インドネシアの税関が乗り込んできた。入国料として高い金額を請求される。しぶしぶタカシは払う。原住民がカヌーで乗船してくる。船員たちは嫌な顔をする。「あいつら、なんでもくれくれと言って困るんだよ」と機関長は顔をしかめる。鳥かごに白い鳥を入れて…11月04日 13時37分
  • 静かなセレベス海
    スル海を経てセレベス海に船は入る。セレベス海は静かである。船はほとんど揺れない。右手にボルネオ、左にセレベス島である。セレベス島は別名スラウエシ島とも呼ばれる。インドネシア独立後、スラウエシと呼ばれるようになった。この島から木材を積んでこの…10月30日 12時46分
  • 織田作之助の「夫婦善哉」について
    柳吉と蝶子は夫婦善哉に行く。夫婦で行く店である。「一人より女夫の方が良えいうことでしゃろ」と蝶子は言う。蝶子はめっきり肥えて、そこの座布団が尻にかくされるぐらいであった。座布団が尻に隠されるくらいという言葉に老練の作家の視線を感じるのだがこ…10月22日 16時12分
  • 織田作之助の夫婦善哉について
    柳吉の祖父の葬式にも出れず、蝶子は絶望して自殺未遂である。女の気持ちとしてはよくわかるところである。日陰者、自殺を図ると新聞に書かれるのだが、日陰者意識が作者の中にもあったということだと思う。文体にも下品なところがあるが作者のそんな意識とつ…10月17日 20時59分
  • 織田作之助の夫婦善哉について
    尻を振って外へ飛び出したが、直ぐ気の抜けた歩き方になった。尻を振るとは上品な表現ではないが、感じはよく出ていると思う。連れたきた女の子は柳吉の娘だった。頭をなでると顔をしかめた。顔をしかめるという表現が面白い。思わず笑ってしまった。娘の気持…10月09日 17時46分
  • 織田作之助の「夫婦善哉」について
    まじないに屋根瓦についている猫の糞と明礬を煎じてこっそり飲ませさところが効用があったので、今度もそうだと思って、黙って味噌汁の中に入れると、柳吉はすすってみて、変な顔をしたが、それと気づかず、味が妙なのは病気のせいだと思ったらしかった。猫の…10月02日 14時23分