青い風のような貴公子たち

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1907733
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青い風のような貴公子たち
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http://aoikaze.sblo.jp/
紹介文
青春文学です。
カテゴリ
  • 小説(純文学) (100%) - 15 / 57人中
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※最新の記事

  • 三島由紀夫の「美徳のよろめき」について
    彼の指が節子のうしろ髪をそっと持ち上げるのを彼女は感じた。節子の優しい優雅な肩から背はあらわになった。なだらかな美しい肩の線を、心に思い描く必要はなかったのである。なぜなら土屋の唇が、その線を忠実になぞったから。節子の頭を、後ろから包むよう…02月03日 21時22分
  • 三島由紀夫の「美徳のよろめき」について
    ホテルの玄関口で伯父の横顔を節子は見るのである。慌てて節子はライブラリに逃げ込む。土屋の手を自分の胸に当てる。激しい動悸である。節子は立ち上がるのだが、その美しい脚は震えている。ホテルで伯父を見るという設定がこの物語の展開を面白くさせている…01月25日 20時58分
  • 三島由紀夫の「美徳のよろめき」について
    自分の肉体に自信を持たず、恋人の不手際を許し、いじらしいと節子は恋人土屋に対して思うわけだがこの心理の流れは良く描けているとタカシは思う。土屋は子供に返り、猛獣狩りと言って節子を追い回すのだが、子供に返れば道徳的恐怖から解放されると節子は考…01月19日 16時25分
  • 南大東島にて
    掻把については三島は書かないほうがよかったとタカシは思う。中絶は人殺しである。宿った命を抹殺することであるから。生命と言うものを簡単に考えては困る。それによってこの物語は非常に暗くなった。堕胎の部分がなければ、この物語は都会の女の恋として十…01月17日 17時30分
  • 南大東島にて
    土屋との恋のため宿った子供を節子はおろすのであるが、この辺の心理はよくわからぬ。腹の中にいる子供への愛は深いものだと思うのだが、こんなに簡単に堕胎というものはできるものなのか。レイプされたというのであれば、堕胎も理解できるが、宿したのは夫の…01月13日 21時13分
  • 南大東島にて
    甲板は暑い。午後からは自室に戻ってクーラーを入れる。三島由紀夫の「美徳のよろめき」をタカシは続けて読む。本を読むこと以外に何もすることがない。乳房が少し垂れていて、平らな胸もとから、樹脂が流れて固まったように、小さな子供っぽい乳房が落ち、不…01月10日 13時52分
  • 南大東島にて
    探求心や理論や洒落た会話や文学は節子には無縁というところが面白い。大体においてそんな女が多いわけである。会話には機知が欠けているが、一定の言葉使いを聞けば節子の育ちの良さがわかるのである。節子は都会の女である。田舎に住んでいるなら育ちの良さ…01月06日 14時40分
  • 南大東島へ
    「昨日の女、タコみたいで吸い付いて来るんだ、一睡もさせないんだ。参ったよ」と勝木は眠そうな顔をして言った。列車の中では勝木はずっと眠っていた。高雄港から沖縄を経て南大東島へ。南大東島の沖で貨物船は一日中、機関部の点検のため停泊する。静かな太…01月01日 13時54分