男の喫茶店

登録ID
1909873
サイト名称
男の喫茶店
URL
http://ameblo.jp/fieldofk
紹介文
昔、日々の中で書き留めていた詩やエッセイに手直しをしながら載せていきます。
カテゴリ
  • 現代詩 (100%) - 3 / 35人中
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※最新の記事

  • 黒いTシャツ
    ベランダに干していた黒いTシャツがいつの間にか消えて失くなったハリガネハンガーは残したまま風に飛ばされたんだろうそんなに夜風は強かったか?仕方がないから久しぶりに外へ出てウロウロ回りを探したが見当たりはしないとうとう猥雑な身体に着られるのが…10月17日 16時00分
  • 聞こえない音
    指でたたいても響かない鍵盤肩透かしのようでもっと言えば裏切りのようその時の僕に受け入れる大らかさはなかったわだかまりは過去の音僕の中で君に関する図鑑は既に色褪せているそれなのにマイナスばかりが進化するのを打ち消したくて壊れたものをまだ壊そう…10月16日 18時00分
  • 柄のない
    うふふ薄ら笑いを浮かべるつかみどころがない柄のない扉のように柄のない傘のように柄のないコーヒーカップのように柄のない蛇口のようにうふふ薄ら笑いを浮かべる柄のない君の触れ方がわからない 10月15日 11時00分
  • 手帳の中の記号
    手帳の中の記号は自分だけにしかわからない3月13日 M_Wその日の僕は朝 上海オフィスに出社したあと淮海路のスターバックスで君に会い互いに目の前で携帯番号を削除した君は何かを言いたそうだったが僕は機微は見せずに時間がないと言い放つと背中の開…10月10日 14時00分
  • そんな問いには答えられない
    彼女と似た香水をつける別の人のカラダに彼の汗が垂れる褐色と肌色の間互いの汗が混じるといつもの香りと微妙に違うその情報が鼻から脳に伝わると彼は正気に戻り萎えてしまったねぇ どうしたの?そんな問いには答えられない 10月09日 16時30分
  • ダニーデン
    何もしたくない時に何もしなくていいよと風が包んでくれた海はこれといった特徴を持たない観光ガイドもページを割かない人に慣れない小さなペンギンの群れが遠くで海から上がってくる街一番の観光名所であるはずの大聖堂に人影はないそれでもB&Bが…10月08日 11時00分
  • オレンジ色の半円
    僕にとって壮大な夕陽は君の後ろ姿とセットでなければならない夕陽を見る時には必ず君がいて君が夕陽に見惚れる姿をその後ろから見てありふれた幸福感を得るそれが僕の夕陽の景色君の姿のない夕陽は夕陽ではない単なるオレンジ色の半円今 オレンジ色の半円を…10月07日 12時00分
  • 傷痕が癒えるまで
    心理は通常 すれ違うすれ違えば傷痕が残るじっと見つめると目を伏せる記号化される表情はもう解読不能どう声をかけたらいいかわからない声をかけてほしくないという塞ぐ仕草を含めて残像と話し合ってタブー言語を消し去る作業から始めようその次のフェーズは…10月06日 12時00分
  • 空の線上
    ビルの屋上から眺める空はあいにくの曇り空少し青を帯びた灰色がどこまでも広がるはるか遠くの空はここからの目盛りを距離ではなくて時間で刻むかのように錯覚させる西側の遠い空の下にはいにしえの自分がいて東側の遠い空の下には未来の自分がいるそれを結ん…10月04日 20時00分
  • そろそろ愚問ではない
    綺麗なアンドロイドが僕を目の前にして突然僕を好きだと言い出したらどう対応すればいいのだろう人間と同じようにセオリー通りでいいのだろうか人間でもセオリー通りでうまくいったことが無いのに 10月03日 18時30分
  • if
    愛することはすべてを受け容れること愛されることはすべてをさらけ出すこと今度は僕の順番だもしすべてをさらけ出したらそれを受け容れてくれるだろうかもしだめなら今のままの方がいい 10月02日 11時00分
  • 始まらない砂時計
    ヘビースモーカーの恩師が病に倒れ僕もタバコをやめた一年半後その恩師の通夜の帰りにタバコを吸ったタイヤの空気をパンパンにして自転車で街を走ったその時の爽快感を口に出したことはないお絵描きの時間になると床を這って先生のスカートの中を覗いた先生か…10月01日 16時00分
  • 蘇生
    犀川の辺りで君と書いた詩はどこへ行ってしまっただろうわざわざ観光地まで行きながら人混みは避けるようにしてガイドブックの空白部分に詩を書いたねもう どんな詩だったか覚えていないけれど君が蘇生という言葉を使ったことだけ覚えている蘇生という言葉を…09月30日 13時00分
  • サンクトペテルブルク
    サンクトペテルブルクの空は地上に似せて一面どんよりしている頬を緩めない人たち入り乱れるドルとルーブル平地にころがる巨大なエルミタージュ表が裏で裏が表でざわめきは無い地面の下が蠢いている芸術家たちは何処へ移動した?制御する者が制御される夜はオ…09月29日 11時00分
  • 君の友達の話
    別れの日君は泣かなかった僕も泣かなかったあっけなく終わった一週間後君の友達に偶然出会った君はその日その友達の家で泣き明かしたというその話を聞いて僕も泣きたくなった 09月28日 11時30分
  • 不燃性のシーン
    北白川を上がり北山通りを超えたところに下宿があった叡山電車の線路沿いで踏切の横のアパートだった車両と本数の少ないことがせめてもの救いだったが何時に寝ようと始発電車の通過する時間踏切の警報音で起される君が初めて泊まりに来た日君は始発電車の警報…09月27日 11時00分
  • ごめん
    ごめんちゃんと向き合わなくてごめんいつも誤魔化してばかりでごめん素直になれなくてごめん君に不器用でごめん君を一人にしてごめんロマンティックになれなくてごめん君が髪を短くしたことに気づけなくて謝ることしかできない僕は一方では謝ることで自分の中…09月26日 10時30分
  • 無数の地上には形のないものの方が多い形のないものが形のあるものの至近で旋回する形のあるものは美しかったり醜かったり時々形を変えたりどんな形をしていようとその存在は現実世界では確かなものよろめく不文律形のないものは形を作りたがる僕は形にしたい…09月25日 11時00分
  • エドワード ホッパー
    初めて出会った時身の毛がよだちこめかみが震えた感情を持つことを神に遮られた顔どんな種類の愛情も許さないオーディナリーとの不和アベレージには程遠い協調感観念的と即物的の境界線描かれる建物は人を包む器ではない色と線が決めた冷戦疑問を差し挟もうと…09月23日 15時30分
  • 通り雨
    通り雨のように 過ぎていく気づかなかったただここを過ぎたのは間違いないアスファルトは濡れているからよろめいた軌跡は故意に残しているからもしかしたらまた降るかも知れないと今度は窓を開けたままにしたが気の利かない太陽が雲の隙間から顔をのぞかせた…09月22日 17時30分
  • unhappy birthday
    君は買ってきてくれたケーキを冷蔵庫に残したままコートをつかんで帰っていった 09月21日 15時00分
  • 雨上がりの公園で
    ベンチはまだ濡れているから缶チューハイを入れていたレジ袋を敷いて座った横の砂場のネズミの死体若い母親がヨチヨチと歩く子供を引いて通り過ぎる夜勤明けの工員が大きなバッグを抱えて眠る近くの建設現場からトイレに来る人達朝帰りの学生が蛇口をひねって…09月20日 16時00分
  • 季節の断片
    水を抜かれたプールの底に枯れ葉が舞い落ちる清掃員の姿は見えない真冬にもう一度このプールを見に来よう人に薦められた本は最後まで読む気になれない机の上に置いたまま原宿のショップからTシャツを1枚つかんで走り去ったうまくいくなら2枚つかめば良かっ…09月19日 12時00分
  • ビューティフル フラワー
    誰かが言った「美しい花には棘がある」刺されてもかまわないそんなことより棘のない美しい花はどこかに咲いているのだろうか 09月18日 11時30分
  • 一人だけの閉幕式
    光が灯ると今までなかった影ができる物事は周知の中で始まって知らぬ間に後退し無言のまま終わりを迎える始めた者の無念は他言される価値もない未練だらけの望遠鏡粗削りの顕微鏡返信していないメールが溜まっていく返信を待つ者のことは気にとめず僕は人のい…09月16日 13時00分
  • 開き直りが必要な時もある
    タクシードライバーは僕が告げた行き先を無視して右折するはずの34ストリートを左折したしばらくするとタクシーは止まるセントラルパークのド真ん中ドライバーがミラー越しにここで降りろと目で合図を送る頬はこけ人種は違うけれどどこか他界した祖父に似た…09月14日 12時00分
  • サンクチュアリの風
    風向きが変わった遠くで木立が揺れる嵐がくれば雨と共にガラス戸をたたく人のいなくなった商店街に古いチラシが巻き上がる風は見える 着飾った女の髪がなびく疲れた男の耳を凍らす風のない日は景色の動かない街二人の間のすきま風が境界線に置かれた蝋燭の火…09月13日 20時30分
  • 糸を紡ぐ人
    糸をたどるといつも君がいる僕がどうしようもなくなって藁をもすがる思いでようやく見つけた細い糸をたぐり寄せると君が僕の正面に佇んでいる他の人がみなあわてて糸を食いちぎるような時も君は黙ったまま細い糸が切れてしまわないように僕がたぐり寄せるスピ…09月12日 10時00分
  • 迷走
    軒にぶら下がる邪念それを剥ぎ取って街に出てみる美しい人そうでない人社交的な人そうでない人誰もが真面目な顔をして評論する平等なんて本当に存在するのか不安定な倫理観は今も続いていてその境い目は洗い場に流れる最後のぬるま湯のようにチョロチョロして…09月11日 11時00分
  • チェン アンティン
    高層ビルの裏通りの寂れたアパートにチェン アンティンは住んでいた悲しい人はその他大勢に打ち消される悲しい人に蘇るのは故郷ばかりでそこに帰るまでにやらなければならないことが山積みにある近道を探して夜の街を言われるがままに渡り歩く上海での暮らし…09月10日 11時00分
  • 修復不可能
    流行のメロディはいらない作り手の企みが聞こえてくるから度数の低いアルコールはいらないダラダラ呑んでも答えは見つからないから異性のカラダはいらない時計を気にする仕草にもう見飽きたから励ましの常套句はいらない常套句しか言わない人だと知っているか…09月09日 11時00分
  • ラストシーン
    ドライブ帰りの告白不通になった電話半分残ったサンオイル明け方まで呑んだゴールデン街袖口の薄くなった日焼け跡道端にころがる蝉の死骸ファイルに閉じ込めるサマープレイスホットコーヒーをオーダーするあとはサンダルを下駄箱に戻したら僕が作った夏の映画…09月08日 13時30分
  • 湖について
    湖はさざ波が遠い感傷を覚ます湖はそよ風が新しい予感を耳打ちする湖は爽やかな空気が皮膚をなだめる湖は神秘的で美しい湖は過去 未来 現在を見透かしているように存在するただ湖はいつも美しいとは限らない湖面の色は日によって違うどんな生物が潜んでいる…09月07日 11時00分
  • やるせない街角
    電話したけどつながらない君は携帯番号を変えていたそれは僕とのことがあったから?そこまで嫌われていたのかと雑踏にまみれて舌打ちをするそれとも何か他の理由?迷宮の問いに誰も答えを出せない僕はただ君に借りていた本を返したかっただけなんだ 09月05日 16時00分
  • ブルーのフィッシャーマンズセーター
    ワードローブに眠っている僕の大好きなセーター去年もその前も着ることはなかった大好きだけど街で着るにはちょっと時代遅れかなでも大切にしまっておくよ思い出深いから大好きなセーターいつかお前を着て街を歩きたいから(整理整頓 断捨離コンサルタントに…09月04日 17時00分
  • 嘘の高さと幅と深さ
    許される嘘許されない嘘苦し紛れの嘘プライドが邪魔する嘘嘘にもいろいろある今日 あなたの嘘をついたはすぐに嘘だとわかるような浅はかな嘘それが悲しいあるいは始めから嘘だと気づかれることを承知の上でそれを狙ってついた嘘だろうかあるいはバレても構わ…09月03日 13時00分
  • デスティニー
    始めるのは楽修復するのは難しい交わす言葉にも限りがある選択肢を使い果たした運命には抵抗する術もなく二人は投げやりの最後を受け入れる 09月01日 16時00分