―御鱈河岸―

登録ID
1911402
サイト名称
―御鱈河岸―
URL
http://ontarakashi.hatenablog.com/
紹介文
おんたらかし。御鱈河岸。なにも決めずにはじめたので、書きながら補足していければと思っています。よろしくお願い申し上げます。
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※最新の記事

  • 硝子玉の世界 序説+1話
    この世界は3本しか脚がない極めて不安定な造りのテイヴルであり、そのテイヴルの脚は常に貪欲な鼠どもの切歯によって齧られ続けて、もはや3本の脚の一本は崩落の一途を辿るのみである けれどそのことは、あくまでテイヴルを主にした考え方であり、鼠どもの…06月25日 01時12分
  • 落日の栄光 敵性勢力現る〈夜闇を跋扈する四又の魔女〉
    最悪の日とは最悪な朝から始まるものだ。 今朝方シャワーを浴び、バスタオルで体を拭き髪を乾かし、久しぶりに体重計に乗ってみたら、2キロ増加していた。最低だ。 心身の安定の為、体重の変化には気に掛けていたのだが…。ついこちらのケーキが美味しくて…06月15日 17時22分
  • コント バイクと俺
    ☆演者 坂道ケツカッチン(空山田修吾・松加下別所) ? ? 時刻は深夜2時、雑木林へと続く細い遊歩道を一台のバイクが駆ける。 それを空山田扮する警察官が止めに入る。 ? 空山田「ピピーピピー。そこの君止まりなさい」 松加下「なんすか?」 空…06月12日 16時42分
  • 落日の栄光 同志諸君はいずこに?
    私があの動画を上げて以降、SNSのフォロワー数は確実に上昇し続けている。中には少女愛好家らしい者達も居たりし、胸糞悪さで、お気に入りのイルカの抱き枕に何度拳を突いた事だろう。そこで思ったのだが、世間では今のこの私、つまり少女の風体をしている…06月08日 17時36分
  • See-She
    序章 ? 引越しシーズンの到来 左川に白猫ヤマト、アース引越しセンターに蟻さん引越しセンター。 この時期になると春からの学生生活を楽しむため。社会人となり一人前の大人になるため。様々な理由を胸に抱え、地方者が都市へと転居移住をはじめます。 …06月04日 17時47分
  • リンボ
    煙草を吸う事の意味が欲しいのなら、煙草について考えれば良い。 何にだって言える、欲しいのなら手に入れる手段を探るよりも早く動く事が大事なんだ。 次の事は次に考えれば良い、そうすれば何だってわかってくるし、近付いていく事が出来る。 手に入れら…06月03日 23時58分
  • 落日の栄光 水野上雪絵の野望
    ?今?の時代にやって来て、もうかれこれ三ヶ月が経った。 どうにか過去の自分と現在の自分との格差を幾つかの実体験を持って把握し始めているところだ。この様な状況下に陥っているが勿論、肯定的にだ。あと過去と現在での大変大きな違いと言えば?私?が居…06月02日 20時03分
  • イサナの卵
    これを水と言うのか。 疑いもせずに、君はこれを水が成すと言う。 僕にはわからない、どうにも分かれそうに無い。 水ではないだろう?水では無いと言っておくれ、僕の為に。 あぁ、水だと思える人に見える君。 何か途轍も無い陰に向いたように思えるよ。…06月02日 03時47分
  • ショートコント 頼むから寝かせてくれ
    ☆演者 坂道ケツカッチン(空山田修吾・松加下別所) ? ? 十日間程連続で鶴折のバイトを入れてしまった男(空山田)は明日は十一日ぶりの休みとあり、丸一日寝て過ごそうと決めていた。 自宅のワンルームに帰り、シャワーも浴びず、服だけ着替え寝よう…05月31日 17時03分
  • デパートメント
    枯葉の上を歩く、何億もの微生物を踏みつけながら理由もなく歩く。 途轍も無く長く思える遊歩道の上を滑るように流れる私の目には、男が二人と女が一人老人と老婆と男の子の生きている形を追う事だけで、この場所の在り方というものを理解出来ているものとし…05月31日 00時02分
  • うしろの女
    時刻は深夜3時15分、草木も眠る丑三つ時、静まり返った無人の学校に足音が二つ。 「昼間と違ってやっぱり怖いな、夜の学校」 「けどこの時間しか無いて言ったのは、拓郎お前の方だろ」 「そりゃそうだけど…おい。今何か動かなかったか?」 右往左往と…05月29日 03時20分
  • 素足な少女
    酷い雨の日に『素足で町にでようよ。』と言ってくれる人が好きなのではなくて、その言葉が新鮮だからではなくて、雨の日に素足で町に出たかったわけでも勿論無かったけれど、誘われたら付いて行ってしまいたくなるのが私なんだ。 本当にそれだけだったなら、…05月27日 23時27分
  • 超地球的存在 〜大手町六郎、神はじめました〜
    気が付くと俺はコンビニでビールをカゴに入れている所だった。 店内放送では、数年前流行ったお笑い芸人が何か喋っている。いつもの癖でスマホを見る。時間は10時30分だ。 頭の中で違和感の周りをもやもやとしモノが駈けずり廻っている。 アイスコーナ…05月26日 16時54分
  • もぐら少女
    思った事を口にする不自由と 思った事を心に秘める自由の狭間で 綿毛の様に揺れる私は、根っこが無い変わりに花も無い。 私が空を飛ぶ時は 機械の背中でじっと座って待つ方法と 落ちるしかない数秒の空中散歩の二種類しかない どっちも飛んでいるようで…05月25日 23時44分
  • 牢の中の二人
    ある時不意に自我が覚醒すると、鉄格子と壁で覆われた部屋の中に幽閉されているようであった。 物や言葉の記憶は憶えていれど、自分に対しての情報がスッポリと抜け落ちている。つまり、ここに居る私という存在は、自身の歴史が今からさも始まろうとしている…05月24日 19時04分
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    雲ばかり映える夏先の16時過ぎには 相も変わらず自転車とバス停との逢引が恋しくなる。 君が待つらしいあのバス停までの坂道が 水を越える大きな橋があって、町で一番の競技場があって 一つ一つ場所も変えず名前も意味も何も変えない区切りを 少ないけ…05月23日 23時56分
  • 三枝千佳月が死んだ
    朝、目が覚めるとすぐ横から寝息が聞こえてきた。 片耳からは心音も聞こえている。 どちらもまだ眠ってらっしゃる、千佳月さんのものらしい。 マイナスイオンすら出ているのではないのかと思ってしまう心地良い音のリズムで、もう一眠りすることにしよう。…05月22日 16時15分
  • 紐だけ長い少女
    此処から何処にも繋がっているなんて信じた私が馬鹿だった 此処から何処かに繋がっているのは、此処がちゃんとしてないからで 此処が私で、私がちゃんとしてたなら 私は此処で、此処がちゃんとしてるはず それなら私は何処にも繋がっているわけもなくて …05月21日 23時42分
  • 落日の栄光
    彼が見た最後の映像は血色の景色であり。その中では最愛の人が銃弾により今死に絶え様としており、その後続く最後の音声は施錠をしたドアを部下達がけたたましく叩き絶叫している和音であった。 「何故分からない!」 それだけ言うと彼も彼女の後を追うよう…05月20日 16時43分
  • WatHer CroWn
    『夏だから暑いのだろうね。』 夜が短いのもその夏なんてものの所為で だからそれできっと、詰まった時間が運ばれてきてしまうんだ。 動かなきゃそれで良いはずなのに ふかふか動く細い針がキシリキシリなんて言ってしまっていて 足音なんて聞こえやしな…05月19日 23時47分
  • 三枝千佳月が死んだ その4
    ここから見える風景は結構好き。 小さい頃、××と一緒によく遊んでいた公園がここからだと直ぐ下に見える。 あの頃は楽しかったな いつもお転婆な私を××が 「千佳月〜。危ないからよそうよ」 とか言ってたっけ。 あの頃の××は、とても可愛らしかっ…05月18日 16時11分
  • 奥歯がかちかちなっている
    紅茶をいれて、両手を合わせていただきます。 みどりのベンチに靴跡のこしたスニーカーのことをまだ怒ってこっちをみてくれない。ふたりの食べたいものだけ詰めた弁当箱にパセリをみつけた僕は、ゆびでつまんで「これだって好きになれるよ」と口にほうりこむ…05月17日 22時40分
  • 超地球的存在〜或いは大手町六郎の怠惰な一日〜
    怠惰であった。 大手町六郎は怠惰であった。夏休みの宿題は最終日にやり始めるタイプであったし、大学の卒論は最終提出期限が過ぎ、やっと重い腰を上げゼミの指導者の所へ赴き、直談判し、なんとかでっち上げる。そんな男であった。 「うっく。平日の昼まっ…05月16日 19時24分
  • ユキノシタの誤謬
    応接間で寝ていた私のことなど見えないように、母はピアスのキャッチを留めようとしばし中空を見つめて黙った。 ピエゾのアイストローチというそれは健一から誕生日にもらったもので、私がもっとも気に入っているアクセサリーのひとつだった。嫌な言い方だけ…05月15日 22時38分
  • 最期のオタク
    とどのつまりオタクは今や絶滅危惧種です。 ? 平成31年に施行された、不快因子排除法により街からエロ本という物が消え、その次に少年漫画の紙面から、少しでも性的描写だと捉えられてしまった絵が消えた。だけど、熱意ある漫画家達の中には、ネットの匿…05月14日 12時40分
  • 三枝千佳月が死んだ その3
    真夏の熱射線が肌を痛めつける。 たしか数年前までは冷夏だったので、過ごし易い夏日だったけど今年の夏は気が滅入るぐらいに過ごしづらい。そんな真夏日のなか、今日も僕は千佳月の居る郊外の病院へ行くため自転車を必死に漕ぎ、このひどく長い坂道を頭の中…05月13日 17時26分
  • 明朝体
    湿気だまりに咲いたアザミが家路をいそぐ人を見送っている。ちいさな不幸せをほおばった女の自転車が信号機を前にスピードを落としたのを見て、手を伸ばして助けてやりたいがそんなものは持っていないから風に乗って、せめて雨が降りそうなことを教えてやる。…05月12日 12時51分
  • 坂闇草
    「3丁目の学園坂でまた消えたらしいよ」 隣を歩く少女は、自転車を押しつつ目前の坂を指さす。 「それってこの坂だよね…」 「そうそう。今月だけでも5人目。共通するのは、全て夕方に起きた事らしいよ」 そういうと、2人の少女は押していた自転車を止…05月11日 19時04分
  • 案山子の里にも星くらげ
    代わり映えのない時間が過ぎていた。断片的というか、映画の総集編みたいなジャンプカット。 毎日退屈だとかもうすぐ夏だねと言いたいのではなくて、もっと短い区切りで欠陥品の砂時計のように記憶がさらさらと抜け落ちていく。 ほらさっきがもう失われてい…05月10日 14時09分
  • 続、三枝千佳月が死んだ
    僕は今日もまた、千佳月の病室に居る。 もう学校では授業は終わっており、夏期講習とか言われる、高校生達の武者修行が連日校舎のあちらこちらで行われている。 勿論僕は、そんなものに興味と忍耐力を有しておらず。学校には行かず、近所の本屋で最近出た文…05月09日 19時32分
  • 三枝千佳月が死んだ
    三枝千佳月が死んだ。 白血病で去年の暮れあたりから、郊外にある私立の病院に入院していた。 たまに僕が暇を潰しに行くと、決まっていつもベルリオーズの幻想交響曲が使い古されたCDプレイヤーから流れていた。 僕が入って来て、先ず彼女に言われる言葉…05月08日 16時51分
  • 過去作
    以前某所で上げていたの、こちらでも、上げさせて貰います。 ? ?05月08日 16時28分
  • 左向けばひだまり
    毎年この時期になると街はにわかに活気づく。秋口までのまとまった仕事がおちこちにある掲示板に貼りだされるためで、皆が情報収集に余念がなくなるからだ。 仕事ははっきり言って無限大にある。有り体に農作業などの体力仕事、遠方の住み込みだったり、学生…05月07日 18時11分
  • 猫闇草
    都会には猫が少ない、そんな事を思った事はないだろうか? 地方から引っ越して来た者からしたら、そんな気がしてならない。 勿論、地方に比べ、都会は持ち家率が少なくマンションが多いので、家猫に比べて部屋猫が多いという事もある。 しかし、本当にそれ…05月07日 13時28分
  • びゅーふぁいたー
    私は私。人は人。うん、知ってる。 2月からずっと午前様。アラームが悔しくて、タイマーをセット。ベッドにぼかんと倒れ込む。なのに!夢の中の私はへたっぴで、遅刻やら反抗的な態度やら行き過ぎた抗議で平気で上司を殺してしまう。現実の私はただただ寝不…05月06日 21時57分
  • 昨日の人
    二日酔い特有の気持ち悪さで目をさます。 ベランダからは、毎朝の悪客である鳩のやかましい鳴き声と、あの忌々しい羽音がし、その負の混合物で部屋が蹂躙されている様な気さえしてくる。 いつもであればこの悪客に対し、何らかの対抗措置を取るのであるが、…05月06日 19時18分