ぱこぺら 映画批評

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映画の批評・評論・考察など。できるだけ これまで語られてこなかった美点・特徴 を中心に扱います。
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  • 映画評論・レビュー (100%) - 27 / 289人中
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※最新の記事

  • 『ツィゴイネルワイゼン』 関係性の映画
    監督:鈴木清順 脚本:田中陽造 1980年 この映画は現実と幻想、事実と虚構の境界が不分明で、それが特徴であり魅力でもある。一般的な映画では判明な出来事の連鎖としての物語があり、その起承転結に面白さがあるものだが、『ツィゴイネルワイゼン』は…02月22日 14時39分
  • 『HOUSE ハウス』 大林宣彦の遊び心に溢れたデビュー作
    監督 大林宣彦 1977年 『HOUSE ハウス』は映画の楽しさを堪能させてくれる映画だ。題材的にはホラー映画であり、実際怖い場面もあるにはあるのだが、その怖さは遊園地のお化け屋敷のように楽しい。娯楽作品とは言ってもこれだけ無意味に徹して観…02月12日 21時40分
  • 『鉄男』 塚本晋也の特異な個性
    監督 塚本晋也 1989年 この映画の内容はエログロナンセンスと形容できるものだが、それだけでは言い足りない。狂気と金属と走ることで埋め尽くされた描写、極端に短く目まぐるしいカット割り、金属音のような特殊な音響効果と背景音楽、異様で個性的な…02月08日 12時18分
  • 『皆殺しの天使』 不条理と円環的時間
    監督 ルイス・ブニュエル 1962年 メキシコ映画 絵に描いたような不条理劇で、同じ描写の反復、不可解な物語や登場人物の心理など、その不条理さは形式から内容にまで及んでいる。先品世界の原理がいつまで待っても開示されない展開には苦痛を感じる人…02月06日 12時08分
  • 『蜘蛛巣城』 完成された世界と物象化された人間
    監督 黒澤明 1957年 『蜘蛛巣城』は美しく、完成された映画だ。そしてその作品の美的な完全さがそのまま自由の無さの表現となっているのが特徴的だ。完全であるということは即ち美であり、自由の存在する余地がないということである…少なくとも映画を…02月03日 10時14分
  • 『メアリー女王の処刑』 映画の始まり
    監督 アルフレッド・クラーク 1895年 アメリカ映画 キネトスコープで公開された作品。複数の人間が暗闇の中で同時に一つのスクリーンを見る現在の映画とは異なり、個々の人間が箱の中を覗き見る形式だ。媒体の違いによって現在の映画視聴とは体験の質…01月26日 11時36分
  • 『カリガリ博士』 世界を表現の対象にした映画
    監督 ロベルト・ヴィーネ 1920年 ドイツ映画 この映画を見たことはなくとも『カリガリ博士』の名を聞いたことがないという人はいないだろう。『フランケンシュタイン』や『ジキル博士とハイド氏』は小説が原作だが、『カリガリ博士』はこの映画がオリ…01月25日 17時57分
  • 『ヴァンパイア』(カール・ドライヤー) 映像の面白さと古びた物語
    監督 カール・テオドア・ドライヤー 1932年 フランス・ドイツ映画 (別題:『吸血鬼』) 動き回っていた影が本来の位置に戻り 実体に添って立ち上がる。 最初期の吸血鬼映画の一つ。 自律的に動き回る影の表現、死者の目から見た風景、二重露光で…01月22日 17時11分
  • 『狼の血族』 性的暗喩と不条理に満ちたおとぎ話
    監督 ニール・ジョーダン 1984年 イギリス映画 イメージ、世界観、物語、いずれもが独創的だ。本編の内容を夢として描き出し、その中に奇妙で美しいイメージ、現実とは異なる因果律に支配された不思議な世界とそこで展開する不条理な物語を見せてくれ…01月19日 10時20分
  • 『ピクニックatハンギング・ロック』 ピーター・ウィアーの代表作、豪州映画の傑作
    監督 ピーター・ウィアー 1975年 オーストラリア映画花を観察するミランダ。ソフトフォーカス、逆光、ピントがずれることで淡く映る木々、被写体としての日傘、白い服を着た少女、虫眼鏡で花を見るシチュエーション、あらゆる要素が美を志向している。…01月16日 17時07分