鑑賞歴50年オトコの「落語のすゝめ」

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鑑賞歴50年オトコの「落語のすゝめ」
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https://ameblo.jp/rakugogakushi/
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落語鑑賞歴50余年。聴けばきくほど奥深い落語の世界。演目に丁寧に焦点を当て、子や孫達にその魅力を伝えたくブログを綴っております。
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※最新の記事

  • #92 芝居好きの若旦那と小僧 〜「七段目」〜
    日本人が一番好きな芝居と言えば“忠臣蔵”であろうか。正式には“仮名手本忠臣蔵”と言い、史実を基にして脚色を加え、劇化したものである。劇のクライマックスが赤穂浪士47名の吉良邸討ち入りの場面で、旧暦1702年12月14日のことであった。現在の…12月14日 15時12分
  • #91 算盤占いで出世した男 〜「お神酒徳利」〜
    12月13日は江戸時代では“すす払い”という行事が行われた日で、正月を迎える準備を始める日でもあった。今で言う年末大掃除の日である。当時は照明用にロウソクや燃料用に薪を使ったので、台所を始めとする室内に一年分の煤(すす)がこびりついていたの…12月13日 03時03分
  • #90 婿取り物語 〜「植木屋娘」〜
    あるお寺の門前で植木屋の店を構えている植木職がいた。腕が良くて店は繁昌し、多くの得意先を持つまでになり、数人の職人も雇って今は親方と呼ばれる身分になっている。女房・おさじと娘・お光の3人家族で、別嬪のお光が自慢の種であった。お光は今年17歳…12月12日 16時15分
  • #89 続・時は金なり 〜「時うどん」〜
    二代目桂枝雀の爆笑落語の一つに「時うどん(ときうどん)」という一席がある。これは「時そば」の上方版で、「そば」を「うどん」に代えただけのものとして同一の噺とする見方が一般的であるが筋書きが随分異なっており、別物として扱うのが妥当であると私は…12月11日 13時54分
  • #88 時は金なり 〜「時そば」〜
    甲という男が屋台のそば屋に立ち寄り、“しっぽく(掛けそば)”を一丁注文する。手早く誂えられて出されると、店看板、割り箸、丼、だし、蕎麦、竹輪などすべてのものを褒めちぎる。 やがて食べ終わって勘定を払う段になる。「いくらだい?」「へい、16文…12月10日 13時07分
  • #87 酒を飲む時は手ぶらが良い 〜「もう半分」〜
    飲酒による失敗は誰しも経験のあるところであろう。ちょっとした後悔に終わる程度のものならいいが、重要書類を何処かへ置き忘れたともなると、一生を左右しかねない一大事である。気を付けている積りでも酒が入れば気が緩むものである。“飲むなら持たない、…12月09日 10時00分
  • #86 酒飲みの生態辞典 〜「居酒屋」〜
    日本独特の風習である忘年会シーズンがやって来た。この時期、歓楽街、駅や電車内で醜態を見せる酔っ払いも少なくない。酒飲みの生態を一席にまとめている「居酒屋」という噺を鑑賞してみよう。 この噺は三代目三遊亭金馬の専売特許とも言うべきもので、戦前…12月08日 22時45分
  • #85 焼餅を妬かない妻と妾 〜「権助提灯」〜
    「焼き餅は、遠火で焼けよ焼く人の、胸も焦がさず、味わいも良し」という言い回しがある。妾を作ってもまったく妬かれないのも張り合いがないが、真っ黒焦げに妬かれるのも困る。ほどほどにこんがりと妬いて欲しいという、男性の身勝手な願望を現した言葉であ…12月07日 13時59分
  • #84 風呂敷の思わぬ効用 〜「風呂敷」〜
    私は、旅行や社用で海外へ行った時、専ら風呂敷を手土産として活用した。安価で嵩張らないというのが理由であったが、「包むもの」という固定観念を持たない外国人はタペストリー、テーブルクロスあるいはスカーフとしてなどの利用方法を発見してくれ、結構喜…12月06日 14時00分
  • #83 周りを憚る小声の訳は? 〜「うどん屋」〜
    インフルエンザの流行シーズンとなった。今年はワクチンが充分でないと聞く。大流行にならないことを祈りたい。風邪を題材にした落語「うどん屋」を味わってみよう。 寒い冬の夜、天秤棒の両端に七輪とうどん等の材料を入れた箱をぶらさげて、「な〜べやきう…12月05日 13時36分
  • #82 マクラ傑作集 「その8」
    ★落語協会もテレビCMを流して人気挽回を図ろうという企画が持ち上がりましてね、浅野温子さんにお願いしようということになったんです。でもね、よく調べたら彼女の出演料は高いんですね。その為にはこの浅草演芸ホールを売らなければならなくなるんで、結…12月04日 13時51分
  • #81 かかあ天下 〜「熊の皮」〜
    “かかあ天下”をテーマにした「熊の皮(くまのかわ)」という滑稽噺を聴いてみよう。 八百屋の棒手振(ぼてふり 行商)をやってる甚兵衛さん、典型的な女房の尻に敷かれている亭主である。一緒になった当座はそうではなかったが、ある時女房に「おい!」と…12月03日 14時05分
  • #80 五右衛門も極楽へ行く 〜「お血脈」〜
    善光寺(長野県)は宗派を問わず誰でも受け容れる主義であるため参詣人の多いお寺である。この善光寺を舞台にした「お血脈(おけちみゃく)」という石川五右衛門が主役の噺がある。 仏教の伝来と一緒に身の丈一寸八分(約6cm)の白金の阿弥陀像が日本に持…12月02日 08時03分
  • #79 師走と落語
    三代目三遊亭金馬は、「一年の中で師走(12月)を題材にした落語が一番多い」と言っている。500題位あるかと思われる古典落語を月別に仕分けするのは困難で、正確度は分からないが確かに師走を題材にした落語は多い。師走は何かと行事が多かったというこ…12月01日 15時08分
  • #78 士族の商法 〜「素人鰻」〜
    明治維新となって武士階級が失業し、奉還金(退職金)が支給された。これを元手にして商売を始めた武士が多くいたが、気位の高さが災いして大抵は上手くいかなかったようである。これを「士族の商法」と呼んだ。また、この金を狙って武士を食い物にした詐欺師…11月30日 09時37分
  • #77 鏡を知らない村での騒動 〜「松山鏡」〜
    NHKテレビの「超入門! 落語THE MOVIE」という番組が面白い。噺家と俳優が出演し、落語の登場人物を演じる俳優たちは声を発することなく噺家の語りに唇を完全に合わせるなどの“当て振り”をし、俳優の所作を観ながら落語を聴くというユニークな…11月29日 15時12分
  • #76 男の社交場 〜「浮世床」〜
    定年退職して人と会う機会が減り、散髪屋へ行く頻度が大きく減った。だが、女房は「年を取るほど小奇麗にしないと見苦しいものよ」と言う。若い時はラフな格好も若さでカバーできたが、年を取るとそうもいかないようである。月に一度は行こうと思っているとこ…11月28日 15時46分
  • #75 酒で失態を演じた香具師 〜「蟇の油」〜
    鉢巻きに大刀を差した浪人風のガマの油売りが、人が多く出ている大道で「さあさあ、お立会い、ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聴いておいで。遠出、山越し笠の内…、手前持ち出したる軍中膏ガマの油…」と、おなじみの口上を述べながら“ガマの油”という傷…11月27日 14時04分
  • #74 立場を変えれば人間も化物 〜「一眼国」〜
    江戸時代に最大の繁華街であった両国界隈の見世物小屋の様子が語られる。「目が3つで歯が2本の化物だ」という呼び込みに釣られて中へ入ると、下駄が1つ置いてあったり、うわばみ(大蛇)が猟師を呑み込もうとしている看板と、「胴回りはひと樽位あり、口を…11月26日 15時09分
  • #73 和歌の珍解釈 〜「千早振る」〜
    紅葉の頃に決まって思い出す噺で、百人一首を題材にし、知ったかぶりをする男を主人公にした「千早振る(ちはやふる)」という滑稽噺がある。 金さんが自称博識家を訪ねてくる。「今、うちの娘が友達と百人一首をしてましてね、その中の在原業平の“ちはやぶ…11月25日 06時18分
  • #72 マクラ傑作集 「その7」
    ★昔は冠付け(かんむりづけ)という言葉遊びが流行りました。“長々と”というお題で、“長々と 唄いたいのに 鐘一つ”、“長々と 鏡に向かう 面でなし”などは傑作でしたね。 ★落語には八つあんがよく登場しますね。ある時、林家三平師匠が「八つあん…11月24日 15時42分
  • #71 花魁のおなら四景 〜「四宿の屁」〜
    品川、新宿、板橋そして千住の宿(しゅく)が“江戸の四(し)宿(しゅく)”と呼ばれた。その宿の花魁が客の前で屁をひったらどうなったかという「四宿の屁(ししゅくのへ)」という短い艶笑噺がある。 <品川の屁> 客と同衾中の布団の中で花魁が一発“ク…11月23日 15時11分
  • #70 亭主関白に甘んじた妻 〜「替り目」〜
    11月22日は語呂合わせで「いい夫婦の日」だそうである。これは日本生産性本部によって1988年に提唱されたもので、“ゆとりある生活や生きていくことの意味を、夫婦という単位から見つめよう”という趣旨であった。1998年にこれを推進する会(名誉…11月22日 14時55分
  • #69 文盲の人が帳場に立った時 〜「向うづけ」〜
    喪中はがきが届く時候となった。最近は年賀状を交換している当人の訃報に接することが多くなり、淋しさと心細さを感じる時候でもある。近年、葬儀のやり方が大きく変わって来ており、葬儀・告別式を知人や友人に知らせずに家族と親戚だけで行う家族葬などが増…11月21日 13時55分
  • #68 樟脳を人魂に見せる 〜源兵衛玉〜
    「何か金儲けの話はありませんか?」と喜八が八兵衛宅を訪ねて来た。「あることはあるんだが、お前は尻が重くて口が軽いからな…」「誰にも他言はしません」「じゃあ、話そう。お前、隣の源兵衛を知ってるやろ。最近、愛妻を亡くして毎日念仏三昧だ」「知って…11月20日 14時05分
  • #67 見事なトリック 〜蔵前駕籠〜
    江戸時代の乗り物と言えば駕籠、馬、船で、この内多用されたのが駕籠であった。もっとも、2〜3人で1人を運ぶ駕籠は贅沢とされ、病人や金持ちが主に使ったようで、一度は駕籠に乗りたいというのが庶民の夢であった。蔵前・茅町の江戸勘、日本橋・本町の赤岩…11月19日 14時57分
  • #66 心学の受け売り 〜「天災」〜
    今年は気象ニュースで、「50年に一度の…」という言葉をよく聞いた。今年の流行語に終わればいいのだが、日本を始め、世界で起きている異常気象が常態化するのではないかという不安もある。「もう限度 地球(ほし)が泣いてる 温暖化」(拙作)。 落語に…11月18日 12時42分
  • #65 道具屋が大儲けした噺 〜「火焔太鼓」〜
    先日、NHKテレビが「アナザーストーリーズ」という番組の中で三代目古今亭志ん朝を採り上げていた。衰退の危機に瀕していた落語界を救った落語家たちの中心的な一人という位置付けであった。志ん朝の持ち前の“キレとスピード”が落語を現代に甦らせたとい…11月17日 09時53分
  • #64 ジョーズを負かした男 〜兵庫船〜
    11月15日は「かまぼこの日」でもある。わが国の歴史に初めて蒲鉾が登場したのは1115年であったことに因んで制定された記念日との事。落語に蒲鉾屋が登場する「兵庫船(ひょうごぶね)」という滑稽噺がある。 金毘羅詣(こんぴらまい)りを終えた喜六…11月16日 10時46分
  • #63 葬儀の方法を競わせる 〜「片棒」〜
    11月15日を「いい遺言の日」と定め、遺産や相続について考えてみる日としてはどうかと提唱されている。最近、遺産相続に自分の意思を反映させようと、公正証書を作る人が増えて来ているとも聞く。ユニセフ遺産寄付のCMを観て、私もお世話になった脱脂粉…11月15日 15時08分
  • #62 マクラ傑作集 「その6」
    ★江戸時代の大相撲は“年に晴天10日間の興行”でした。つまり露天で行われたので雨天の日はお休みということでした。屋根はなかったのですが、周りをむしろで囲ってタダ見を防いでいました。頭の良い男がタダ見の方法を思いつきました。それは頭からではな…11月14日 15時07分
  • #61 「ん」が入っている言葉を出し合う 〜「ん廻し」〜
    私はクロスワードを変形した「ナンバークロス」(略して「ナンクロ」という)の愛好者である。パズル面に数字が並んでおり、数字はそれぞれ仮名に対応していて一つの単語(名詞)を表している。また、同じ数字は同じ仮名を表している。数字の並びから単語を推…11月13日 15時32分
  • #60 乞食だってファンの一人 〜「稲川千両幟」〜
    12日から大相撲九州場所が始まる。先場所は7人の横綱、大関の内の5人が休場するという体たらくであった。それにも拘わらず場所は連日満員御礼の盛況で、ファンの度量の大きさが示された場所であった。今場所は残念ながら横綱・鶴竜が4場所連続の休場で来…11月12日 07時41分
  • #59 瓶(かめ)は瓶でも素性が違う 〜「家見舞」〜
    トイレにまつわる噺をもう一席聴くことにしよう。「家見舞(いえみまい)」という爆笑物である。 兄貴分が新居へ引越しをし、若い衆らは金を出し合って総桐のタンスを贈った。だが、同じ仲間である源ちゃんと四郎には声が掛からなかった。二人はいつも金を持…11月11日 08時54分
  • #58 そろばんが便器? 〜「勘定板」〜
    11月10日は「トイレの日」。1986年に日本トイレ協会が制定したもので、“いいトイレ”の語呂合わせだそうである。人間にとって不可欠の場所であるトイレの呼び方は180以上もあるとある落語家が言っていた。私には10個も思い付かないが、土地土地…11月10日 13時48分
  • #57 安眠を妨害させない策 〜「宿屋の仇討」〜
    万事世話九郎という侍が神奈川の宿で旅籠に泊まることにした。「伊八と申します。お部屋にご案内致します」「おー、そなたが鶏を食べるというイタチか?」「いえ、伊八でございます。何なりとお申し付け下さい」「そうか、世話になる。昨夜は相州・小田原の宿…11月09日 13時40分
  • #56 親孝行は五貫匁の得 〜「孝行糖」〜
    中国の古典「二十四孝」に挙げられている親孝行者の一人である老莱子(ろうらいし)の名が出てくる「孝行糖」という噺がある。 頭はかなり弱い与太郎が親孝行者としてお上から“青ざし五貫匁”のご褒美を戴いた。大家さんを始めとして長屋の連中は鼻高々の大…11月08日 13時41分
  • #55 禍は福 〜「甲府い」〜
    災難が時には幸せのもとになることもあるという意味の「禍は福(わざわいはさいわい)」という諺がある。「甲府い(こうふい)」という落語はこの諺の事例で、田舎から東京へ出てきた男の成功物語である。 甲府育ちの伝吉が一旗上げようと、途中、身延山久遠…11月07日 14時05分
  • #54 嫁・姑関係を良好にする秘薬 〜「里帰り」〜
    (里帰りしてきた娘と父親の会話)「私、黙って家を出てきたの。あんな意地悪な義母(おかあさん)とはもうやっていけないわ。殺してやりたい位よ」「そうか、そこまで思いつめているのか。ならば父さんが良い物を上げよう。殺人に使っても痕跡の残らない毒薬…11月06日 13時41分
  • #53 義理堅い幽霊 〜「皿屋敷」〜
    「皿屋敷」という、あまり怖くない怪談噺を聴いてみよう。この噺は播州・姫路に伝わる“皿屋敷伝説”に題材を取っているので、先ずはその伝説を要約しておこう。 代官の青山鉄山の屋敷にお菊という美しい腰元がいた。鉄山はお菊に懸想するが、お菊には末を言…11月05日 12時36分
  • #52 マクラ傑作集 「その5」
    ★道楽というものは年齢と共に変っていくようです。若い頃は体を動かすスポーツが中心になりますが、やがてそれを観る事に変っていきます。それに飽きると動物を対象にするようになり、それも犬・猫から鳥、観賞魚と段々小さなものに移っていきます。高齢にな…11月04日 06時40分
  • #51 天狗も人の子 〜「天狗裁き」〜
    11月3日は文化の日。8年前に三代目桂米朝が落語家として初めての文化勲章を受章した日である。三代目三遊亭円歌は「落語家になると言ったら親に猛反対され、勘当されて飛び込んだ世界です」と自序伝落語で語っている。破天荒な落語家も多く、古典芸能の中…11月03日 14時55分
  • #50 勘定奉行の人情裁き 〜「鹿政談」〜
    “秋と言えば紅葉”、“紅葉と言えば鹿”という花札的連想で鹿が出て来る落語「鹿政談(しかせいだん)」を聴いてみよう。奈良公園の鹿を題材にした政談噺(お裁きもの、今で言う法廷もの)である。 奈良公園の鹿は春日大社と興福寺の“神鹿(しんろく、神の…11月02日 13時56分
  • #49 髪結いの亭主 〜「厩火事」〜
    群馬県嬬恋村では、キャベツ畑の中で夫が妻への感謝や愛の言葉を大声で叫ぶイベントが毎年秋に行われており、多数の参加者があるようだ。村の名前に引っ掛けて“妻恋”をテーマにした村おこしのイベントの一つで、好感が持てる。 とかく日本人男性は照れ屋で…11月01日 14時30分