鑑賞歴50年オトコの「落語のすゝめ」

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鑑賞歴50年オトコの「落語のすゝめ」
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https://ameblo.jp/rakugogakushi/
紹介文
落語鑑賞歴50余年。聴けばきくほど奥深い落語の世界。演目に丁寧に焦点を当て、子や孫達にその魅力を伝えたくブログを綴っております。
カテゴリ
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※最新の記事

  • #34 知ったかぶりの代名詞 〜「酢豆腐」〜
    このブログ開設の案内を出した友人から激励のメールを頂き、自作の川柳が一句添えられていた。「発酵と 腐敗の違い 述べてみよ」(くるみ餅 作 毎日新聞万能川柳)というものである。ハッとさせられ、詠み手の着眼点の素晴らしさに感心させられた一句であ…10月17日 02時39分
  • #33 欲しい物を手に入れる方法 〜「饅頭こわい」〜
    このブログを書いていることを母親から聞いた10歳になる孫が電話をくれて、「『饅頭こわい』をCDで聴いたよ。面白かったよ。トリックを見破ったから、今度お父さんに“僕、オモチャがこわい”と言うよ(おー、分かってるね!)。おじいちゃん、ブログ頑張…10月16日 07時38分
  • #32 フェイスブックの専用ページの御案内
    このたび、弊ブログ専用ページをフェイスブックにて開設致しました。 Facebookユーザーの読者の皆様におかれましては、是非こちらでもお楽しみ頂ければ幸甚です。皆様の「いいね!」に感謝申し上げます。 平素のご愛読、誠にありがとうございます。…10月15日 10時50分
  • #31 マクラ傑作集 「その3」
    ★江戸時代の床屋は、天狗とか海老の絵を描いた看板を掲げて、「天狗床」とか「海老床」などと称していました。 「あの床屋の看板の海老の絵は見事だね。ピンピン跳ねて生きてるみたいだね」「いや、俺にはそうは見えないね。あの海老は死んでるよ」と言い合…10月15日 02時51分
  • #30 毛せんを掛けたら生き返る? 〜「毛せん芝居」〜
    ある山国の若い殿様が政治改革を打ち出し、そのキャンペーンのイベントとして領民に芝居を見せることにした。これは領民の希望によるものであり、殿様にとって芝居見物は初めての経験であった。出し物は強盗殺人事件を題材とした「文弥殺し」という歌舞伎の演…10月14日 09時20分
  • #29 男と女の体の違い 〜「疝気の虫」〜
    親の後を継いで仕方なく医者になった男が、眠たくなるのを我慢して医学書を読んでいる。ふと天井を見ると虫が一匹ぶら下がっている。捕まえてひねりつぶそうとすると、虫が「助けて下さい。私は人間に腰痛を惹き起こす“疝気の虫”です」と言う。「そうか疝気…10月13日 13時35分
  • #28 裕次郎が落語に登場? 〜「居残り佐平次」〜
    1957年に日活が「幕末太陽傳」という映画を製作・公開している。この映画は落語「居残り佐平次」をベースにしており、佐平次役はフランキー堺であった。他には女郎役に左幸子や南田洋子、高杉晋作になんとあの石原裕次郎が扮している。随所に落語の「品川…10月12日 14時47分
  • #27 サイコロの考案者は意外な人 〜「看板のピン」〜
    サイコロと言えば博打を連想するが、その考案者は正反対にいる聖人であったと知ったのはサイコロ賭博をテーマにした落語「看板のピン」であった。 若い衆が集まって暇を持て余している。そこへ昔は遊び人でならした隠居がやってくる。「隠居さん、ちょうどい…10月11日 10時09分
  • #26 シリーズ噺 “東の旅”
    #25で触れた上方のシリーズ噺“東の旅”について考察してみよう。 お伊勢参りは江戸時代から庶民の夢で、一生に一度はお参りしたい神宮であった。遠く江戸からも講を組んで多くの参拝人があったようで、地の利の良い上方では尚更のことであったろう。 大…10月10日 00時09分
  • #25 三十石船の航跡 〜「三十石」〜
    淀川(大阪府)を運航する観光船の人気が高まっていると聞く。これは天満橋(大阪市)と枚方市を結ぶもので、季節限定から定期便化への決定がなされ、さらには京都まで延ばすことも視野に入れているとのことである。落語ファンにとっては嬉しいニュースである…10月09日 08時10分
  • #24 親はなくとも子は育つ 〜「茄子娘」〜tot
    「秋茄子は嫁に食わすな」という慣用句がある。秋茄子は美味しいところから姑の嫁いびりと解釈されているが、一方で、茄子には体を冷やす作用があるので子供を沢山産んで欲しい嫁の体を姑が気遣った言葉という、まったく正反対の解釈もあるようである。秋茄子…10月08日 11時28分
  • #23 人使いの荒い隠居 〜化物使い〜
    #22に続いて経営に役立つ落語「化物使い(ばけものつかい)」を聴いてみよう。この噺は演者によって様々に演出され、十人十色の感がある。従ってあらすじを書くのが難しいが、共通している基本的な骨格は次のようである。 人使いが荒いことで悪評の高い隠…10月07日 10時16分
  • #22 落語は経営にも役立つ? 〜「三軒長屋」〜
    ある著名な経営者が次のようなことを言われていたのを落語ファンとしてよく覚えている。「古典落語は経営の原点を思い起こさせてくれました。『三軒長屋』や『化け物使い』などを聴くと、昔も今も人の気持ちに変わりはないと教えられました。ともすれば経済合…10月06日 02時40分
  • #21 マクラ傑作集 「その2」
    ★源頼朝公の頭はずいぶん大きかったそうです。ある時、この頼朝公のしゃれこうべ(頭蓋骨)というものが売りに出たことがあります。客が「頼朝公のものにしては随分小さいねえ」と言うと、「へえ、これはご幼少の時のもので」。 ★触っただけで雑誌の名前を…10月05日 09時17分
  • #20 正直者3人が繰り広げた噺 〜「井戸の茶碗」〜
    爽やかな秋空の下で、3人の正直者が繰り広げる爽やかな人情噺「井戸の茶碗」を鑑賞してみよう。 正直者で通っている屑屋の清兵衛さんが裏長屋を流していると、身なりは粗末だがどこか気品のある娘さんに呼び入れられる。そこは娘と二人暮らしをしている千代…10月04日 14時01分
  • #19 放蕩息子を扱った傑作 〜「唐茄子屋」〜
    9月中旬頃からスーパーなどでハロウィン・グッズが置かれるようになった。置き場スペースが前年より拡がっているようで、アメリカのお祭りが遂に日本でも定着化していくのかの思いがしている。 上の写真は2011年頃、ニューヨークに住んでいた小学生の孫…10月03日 14時01分
  • #18 羽衣伝説をネタにした小品 〜「羽衣」〜
    2017年の「中秋の名月」は10月4日で、満月ではなく十三夜であるそうだ。「月々に 月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」と古歌に詠われているのは「中秋の名月」のことで、一年で最も美しい月だと古来より言われている。さて、名月に因み、月→…10月02日 14時58分
  • #17 落語世界のノーベル賞候補
    10月はノーベル賞の各賞が順次発表される月である。これまでに多くの日本人が受賞しているから日本人の関心は高いと思う。ノーベル賞はダイナマイトの発明で有名なアルフレッド・ノーベルの遺言により1901年に創設されたものである。自分が発明したダイ…10月01日 15時11分
  • #16 聴き直すと面白味が増す噺 〜「転失気」〜
    一度目より二度目に聴いた方が面白いという不思議な落語「転失気(てんしき)」を紹介しよう。 あるお寺の和尚が体調を崩し医者に往診に来てもらう。一通り診た後「ところで、てん(・・)しき(・・)はおありか?」と医者が訊く。和尚には何のことだか分ら…09月30日 07時24分
  • #15 出来そうで出来ない噺 〜「愛宕山」〜
    落語に登場する常連の一人に幇間(ほうかん)が挙げられる。宴席で踊ったり歌ったりして座を賑やかにし、客をいい気分にさせる男芸者のことで、たい(・・)こ(・)もち(・・)とも言う。幇間が登場する噺は結構あり、「山号寺号」「幇間腹」「王子の幇間」…09月29日 08時50分
  • #14 歌舞伎に題材を採った噺 〜「四段目」〜
    落語のジャンルの一つに芝居噺というものがある。主に歌舞伎の演目に題材を採ったもので、芝居見物が庶民の娯楽の中心に在ったことを物語るものであろう。中でも「仮名手本忠臣蔵」を題材にしたものが多い。昔は多くの噺があったのであろうが、「淀五郎」、「…09月28日 14時30分
  • #13 ど、どういうことですか? 〜「代書」〜
    私は二代目桂枝雀の大ファンである。60年という短い生涯であったが落語界の隆盛に大きく貢献した一人だと評価している。 私が初めて枝雀を聞いたのは1990年頃のことで、出し物は「上燗屋」という短い滑稽噺であった。酒好きの男が屋台の亭主をからかい…09月27日 18時15分
  • #12 愛嬌のある幽霊 〜「応挙の幽霊」〜
    夏には少しでも涼しさを感じてもらおうと、怪談噺がよく高座に掛けられた。冷房設備が完備されていなかった時代の、席亭(寄席を運営する人)の客への配慮であったのであろう。季節外れであるが、怪談噺を一つ鑑賞してみよう。 私は今、テレビ離れをしている…09月26日 14時00分
  • #11 マクラ傑作集 「その1」
    マクラとは噺の本題に入る前に話される部分のことを言い、次のような効果を狙ったものである。?笑いを取って場の雰囲気を和らげ、聴き手の集中を促す。時にはサゲの伏線を張ることもある。?持ち時間の調節 マクラの中から傑作を集めてみよう。今回は「その…09月25日 21時43分
  • #10 短編ミステリー風落語 〜「息子の結婚」〜
    「お父さん、僕、丸山良子さんと結婚することに決めました」「あの娘とは絶対に駄目だ」「だってお父さんも、あの娘は好い娘さんだと言っていたではありませんか?」「そうなんだが、結婚できない理由があるんだ。母さんには内緒だが、実はあの娘は父さんが若…09月25日 13時45分
  • #9 最初の落語家は?
    桂歌丸が「城木屋」のマクラで、落語の起源について触れていた。 それによると、江戸時代の中期に櫛屋の又さんという職人が近所の二階を借りて小咄の会を開いたのが始まりで、又さんは小柄な人だったので、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という諺をもじって…09月24日 16時30分
  • #8 落語らしい言葉遊び 〜「山号寺号」〜
    秋になると私は女房とお寺を訪ねることが多くなる。柄にもなく私はロマンチストなのである。ところで、「山号寺号(さんごうじごう)」という落語を聞くまではどのお寺も正式名は“○○山△△寺”であることを知らなかった。因みに、清水寺は音羽山、増上寺は…09月23日 11時00分
  • #7 碁敵は憎さも憎し懐かしし 〜「笠碁」〜
    今、NHKテレビで放映されている大河ドラマ「おんな城主直虎」では囲碁を打つ場面がしばしば登場し、囲碁が効果的に使われているという印象がある。落語にも囲碁が登場する噺がいくつかあるが、その中で「笠碁(かさご)」がよくできた噺である。 幼友達で…09月22日 14時45分
  • #6 廓噺の代表作 〜「明烏」〜
    廓噺というのは遊廓を舞台にした噺で、多くの演目が今に伝わっており、廓噺なくして落語は語れない。遊廓は遊女屋が集まっている所で、城下町、宿場町や港町などを中心にして全国的に設けられていたもので、この内、落語に最も多く出てくるのが江戸の吉原遊廓…09月21日 13時45分
  • #5 自活能力の退化 〜「寄合酒」〜
    町内の若い衆が集まって一杯やろうということになったが酒の肴がない。そこで各自が肴を持ち寄ることになった。乾物屋の主人や子供を騙して数の子や鰹節を泥棒まがいの手段で調達してくるなどの過程が前半のポイントで笑いを誘う。 後半は調理をする件で、七…09月20日 22時04分
  • #4 世間知らずのお殿様 〜「目黒のさんま」〜
    秋の味覚の一つに秋刀魚が挙げられよう。裏庭で路地で、炭火の七輪の上に乗せた金網の上で秋刀魚を焼く匂いと煙は私の子供時代の秋の風物詩であった。調理方法は少し変わったが、秋に最低一度は秋刀魚を食べるというのが今に続く日本人の食習慣である。魚嫌い…09月19日 22時00分
  • #3 モノは気で聞く 〜「紀州」〜
    徳川七代将軍家継が7歳で他界し、当然のことながらお世継がいない。そういう場合は御三家から後継者を決めるというシステムが徳川家にはあり、御三家のうち水戸家は代々副将軍と決まっていたので本命尾州公、対抗紀州公というのが専らの下馬評であった。 尾…09月19日 00時00分
  • #2 落語に登場する“ご隠居さん”の実態
    9月第3月曜日は「敬老の日」である。“多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う”という趣旨で1966年に制定されたものである。その当時は15日と決まっていたが休日を増やすということで今は第3月曜日に変更されている。 “老人”の…09月18日 09時30分
  • #1 井戸替へに 千早の死骸 上りけり
    標記は落語家の蝶花楼馬楽が詠んだ傑作川柳である。これを読んで、クスッと笑う人は落語を知っている人であろう。 私が落語と出会ったのは、1956年、高校の文化祭で生徒会長が演じた「寄合酒」であった。素人ながら良い出来栄えで、私は大笑いをした。当…09月17日 15時00分