腐女子の小説部屋

登録ID
725422
サイト名称
腐女子の小説部屋
URL
https://blogs.yahoo.co.jp/yobikou_kankeisya
紹介文
創作BL小説です。ブログ引っ越しました!!
カテゴリ
  • 小説(BL) (100%) - 19 / 165人中
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※最新の記事

  • お詫び
    申し訳ありませんが、発熱と悪寒がひどいので本日の更新はお休みさせて頂きます。 10月16日 01時16分
  • 気分は下剋上≪震災編≫220
    「『ザ・バー』でも祝杯を上げませんか?『香桃』の様子からすると、多分そんなに客が入っている感じでもないですし。混みあっているようなら、部屋に帰って二人きりで『イベントの夜のプレゼント』を戴くということで……」 一歩前に出た祐樹の強い輝きを放…10月15日 00時22分
  • 「気分は、下剋上」<夏>204
    蒼褪めた唇がお守りのように、そして縋るような響きで自分の名前を呼んでいる。 その唇に触れるだけのキスを落として――呉先生は祐樹の一連の動作から何をしようとしているのか分かったらしく「トイレはどこですか?」さり気なく聞いて席と外してくれていた…10月15日 00時17分
  • 気分は下剋上≪震災編≫219
    「それはモノの喩えで……ただ、放映時間の長さからすると、凶悪事件の指名手配の容疑者よりもお茶の間のテレビ画面に流れる頻度は多かったのですが、ね」 かなり大きな地震だったので、通常番組が差し替えられてNHKでも放映されていたし、祐樹のお母様の…10月13日 00時11分
  • 「気分は、下剋上」<夏>203
    「40代・50代のメンズナースにとって『若い』という点だけで、教授のように見目麗しくなくとも充分に魅力的な餌食……もとい、虐待……いや、矯正の対象になり得るんですよ。 それに比較するのも勿体ない話なのですが、教授の性格上『そういう暴力』に対…10月13日 00時08分
  • 気分は下剋上≪震災編≫218
    「直ぐにでも……と申し上げたいところなのですが、マンションの状況は不明ですし車がどうなっているのかとか、道路の状況が不明なので……」 被害甚大だった京都からヘリで移動して普段と変わりない大阪の中心地に来たためにイマイチ実感がなかったが、祐樹…10月12日 00時09分
  • 「気分は、下剋上」<夏>202
    「ここに居ますよ……」 寝言だとは分かっているものの、答えずにはいられなかった。薬の力を借りてでも熟睡している最愛の人に「悪夢」を見て欲しくはなかったので。 「心配させて……そして助けに来てくれて…… 私の手……震えが止まらなかったら……ど…10月12日 00時05分
  • 気分は下剋上≪震災編≫217
    「シェフからのサービスで御座います。特別なゲスト様でいらっしゃいますから」 北京ダックを食べ終わったタイミングを見計らっていたように個室のドアが開かれて純白のリネンを掛けた移動式のテーブル――正式名称はあいにく知らないが――を押しながら入っ…10月11日 00時08分
  • 「気分は、下剋上」<夏>201
    「……そうですね。起こってしまったことは仕方ないので、後は心のケアをしっかりとしなければなりませんね……」 精神科医としても優秀だし、普段の祐樹のことも熟知している呉先生にも悟られないように――熟睡している最愛の人を起こさないようにという配…10月11日 00時03分
  • 気分は下剋上≪震災編≫216
    「祐樹……。心の中で思っていたことを上手く言葉に出来なくて……随分と悩ませてしまったようだし、その上『何事もなかったかのように振る舞う』祐樹を見ていて――あれは呉先生の専門的見地からの正しいアプローチだが――ずっと言い出せなかった。 あの件…10月10日 00時16分
  • 「気分は、下剋上」<夏>200
    「お疲れのようですね。 私と違って田中先生はアイツに対峙した人ですし――外科医の皆さんには、ああいう精神疾患患者が苦手なことも経験上良く分かっているので――少し休みがてら教授の様子を窺いに行きましょうか?」 内心では、気息奄々といった心情で…10月10日 00時10分
  • 下剋上シリーズを読む順番。
    旧ブログでちまちま更新していた分は全部お引越しは出来ないので(スミマセン)新しい読者様で、興味を持たれた方は、リンク先でお楽しみ頂ければ嬉しいです。 色々書き散らかしてしまいまして、管理人すら書庫の管理もままならないのを見かねて下さった、読…10月09日 00時31分
  • 気分は下剋上≪震災編≫215
    今朝未明には祐樹の身を案じて心配の余り死にそうな気分に追い込まれてしまった――地震は自然現象だから誰を責めるわけでもないが――後のことだけに、何気ない愛の言葉を交わしながら瞳を合わせて語り合って、しかもこんなにも美味しい料理を食べて笑いあえ…10月09日 00時14分
  • 「気分は、下剋上」<夏>199
    「それって、教授の現金や不動産とかその他金融資産など、教授がアメリカ時代に稼ぎ出したお金を田中先生が『その気』になれば持ち出すことが出来ますよね? 教授の全幅の信頼を受けているのですね、田中先生は。 オレの場合、同居人に全ての資産――と言っ…10月09日 00時04分
  • 気分は下剋上≪震災編≫214
    「有難う御座います。招待状の件は全て貴方のお蔭です。心の底から感謝しています。 貴方と同じステージに立てる日を夢見て頑張ります。ベルリンでの公開手術の後に仰って下さった言葉を胸に仕舞って――あの時は夢のようで現実感が全くわきませんでしたが、…10月08日 01時07分
  • 「気分は、下剋上」<夏>198
    血を見るのが生理的に受け付けない呉先生だったが、精神科医としては優れている上に――そうでなければ真殿教授と大喧嘩した時点で病院長は大学病院から切り捨てただろう――対人関係能力にも自信のない上に友人を積極的に作る積もりもなさそうな祐樹最愛の人…10月08日 00時14分
  • 気分は下剋上≪震災編≫213
    「ああ、あれは確かに驚いたな……。テンプレ通りの簡略かつ丁重な返信が来たら上出来だと思っていたが」 医師の中には作家を兼業している人間も存在する――祐樹が兼任しているAiセンター長だって、もともとは「死亡時画像診断」を世間に認知させるために…10月07日 00時19分
  • 「気分は、下剋上」<夏>197
    「あの点滴スタンドとか薬剤の調達はウチの病院からでは有りませんよね? いえ、咎める積もりは毛頭有りませんが、良く準備出来たなと感心しまして」 砕けた魂の欠片を何とか修復しようと、普段は入れない砂糖とミルクをかき混ぜながら呉先生の手回しの良さ…10月07日 00時08分
  • 気分は下剋上≪震災編≫212
    「理想的なのは、貴方の執刀予定が早く終わりそうな患者さんの手術に合わせて私の手術開始時間を二時間ほどずらすことでしょうかね。貴方の卓越した手技レベルでは『簡単』なレベルの患者さんを選んで手術室からモニタールームに駆けつけるという流れでしょう…10月06日 00時30分
  • 「気分は、下剋上」<夏>196
    呉先生対真殿教授という、精神科の白熱した――専門用語が多々混じっていたので祐樹は聞いてもほとんど意味が取れなかったが――バトルは呉先生の方が優勢な感じだったのでそちらは任せておくことにして斉藤病院長との会話を続けた。 スマホはスピーカー機能…10月06日 00時19分
  • 「気分は、下剋上」<夏>195
    ただ、内田教授の権限を一部委譲されていた長岡先生だったので、沈黙の怒りを湛えた内田教授が「妹さんを勝手に殺した設定にした」という――祐樹が把握していたのは「心筋梗塞で岩松氏の病院に運ばれた」ということ自体がウソだったという件のみだったが、そ…10月05日 00時35分
  • 「気分は、下剋上」<夏>194
    『田中先生、電話を待ちかねていたよ。どうだね?香川教授の容態は?』 斉藤病院長は先程の電話とは異なって猫撫で声に近い感じだった。まあ、内心を押し隠すことには慣れきっている人なので電話越しではなく直接対面しても祐樹などに本心を悟られるような人…10月04日 01時27分
  • 気分は下剋上≪震災編≫211
    「脳外科の白河教授に空きを作って貰うのです。もちろん、患者さんの容態の許容範囲の中というのは大前提ですが、しかしこちらの意向もしっかり伝えておけば多分大丈夫かと」 祐樹らしい斬新な発想だった。「夏」の事件以来、大学病院での因襲でもある「医局…10月03日 00時27分
  • 「気分は、下剋上」<夏>193
    「そういえばお腹が空きすぎているのを忘れてしまっていました。 いえ、あの人の料理は冷めたままでも充分過ぎるほど美味なので呉先生は座っていて下さい」 呉先生が即席に作ってくれた料理を最愛の人の分は寝室に運んであったが、祐樹の分はキッチンに置き…10月03日 00時07分
  • 気分は下剋上≪震災編≫210
    「聡のそういう格好でネクタイまで結んで貰うと、何だか本当にお嫁さんになって下さったような気がしますね」 このホテル内にあるお気に入りの中華レストランに行くために――予約のプランはこっそり変更してあったが――怪我にこれ以上響かないように祐樹の…10月02日 00時22分
  • 「気分は、下剋上」<夏>192
    「ったく、もうこんな時に電話を掛けて来て……。家から叩き出してやるっ」 呉先生が忌々しそうに、ただ若干嬉しそうにディスプレイを見ている。多分森技官からで――「傍若無人」を絵に描いたような人だが、状況を読む程度のことは「彼なり」に可能なハズで…10月02日 00時17分
  • 気分は下剋上≪震災編≫209
    「『不束者ですが』って……。何だか時代劇に嫁に行く武家の娘のようなお言葉ですね。 まあ、ウチの母にとっては自分の息子以上に良く出来た『息子』であり『嫁』でもありますが」 自分の語彙が不足していることは充分承知していたのでついついテレビに頼っ…10月01日 00時24分
  • 「気分は、下剋上」<夏>191
    呉先生が取り出した大きな包みの中には移動式点滴台が入っていて――大学病院では患者さんが来診するのが基本なので入手不可能なシロモノだ――意外にも器用な感じで組み立てていく。 最愛の人も温かいスープを飲んで若干落ち着いたのだろうか、手の震えも少…10月01日 00時16分
  • 気分は下剋上≪震災編≫208
    「祐樹のお母様にも報告をした方が良いと思う。やはり、こういう場合は血の繋がったお母様が一番喜んでくれるだろうし」 祐樹は一瞬凛々しい眉を寄せたものの、しぶしぶといった感じで携帯電話を取りに行った。 「あ、もしもし、オレだけど……」 祐樹が手…09月30日 00時10分
  • 「気分は、下剋上」<夏>190
    呉先生は祐樹にだけ聞こえる距離に近付いて来て小声で囁いた。 「教授は裂傷を負っていらっしゃるのですよね?その手当は田中先生の方が向いていますし手早いでしょう。その後ベッドルームでこの食事を召し上がりながら、話を聞いて……教授が無事に就寝した…09月30日 00時03分
  • 気分は下剋上≪震災編≫207
    「いえ、かなり慣れたとはいえ甘いモノはそれほど好きでは有りませんのでお祝いのケーキは聡の誕生日に取っておきます。ロウソクを吹き消すのもお好きでしょう? 私はこの滑らかな頬が薔薇色に膨らんで紅色の唇が息を大きく出すために独特の、そして無垢で無…09月29日 00時23分
  • 「気分は、下剋上」<夏>189
    花園の門は頑なな感じで閉ざされていて周辺が若干何かに――趣味の悪いベッドルームに踏み込んだ時の様子で「何か」は見当がついたが――擦られたように僅かに赤くなっているだけで、内心安堵の吐息を漏らしてしまう。祐樹との愛の交歓の時には嬉々として受け…09月29日 00時07分
  • 気分は下剋上≪震災編≫206
    「手術の時とは比べ物になりませんが、怜悧で理知的な感じでPGに向かっていらっしゃるお顔と、愛の交歓の余韻に甘く薫る肢体を引き立てるお召し物との落差がとても素敵です。 メールを読む斉藤病院長は、当然聡がそんな艶っぽい肢体とか、目的地が自分の行…09月28日 00時18分
  • 「気分は、下剋上」<夏>188
    「宜しければこれを羽織って下さい。問題なのはあの豪華そうなエントランスホールだけですよね。同居人から大まかなことを聞いて慌てて用意したので、香川教授の趣味には合わないかと思いますが、その場しのぎということで……」 呉先生が差し出してくれた夏…09月28日 00時12分
  • 気分は下剋上≪震災編≫205
    「貴方のそんなにも心の底から嬉しそうに笑う顔を拝見したのは、多分初めてのことですね。 しかも私の学会招待がその切っ掛けだったという点も最高に嬉しいですよ。 元々が人の羨む優れた容貌をお持ちなのですから、屈託なく笑顔を弾けさせた時の聡のお顔は…09月27日 01時49分
  • 「気分は、下剋上」<夏>187
    呉先生が森技官から要請を受けてマンションに来ることは知っていたものの、野のスミレと祐樹が密かに思っている容姿――可憐な容貌は若干強張っているものの落ち着いている感じだった――には偏見かも知れないが似つかわしくない本格的な登山とか長期海外旅行…09月27日 00時19分
  • 気分は下剋上≪震災編≫204
    「私の理想の恋人としての聡のことは一生大切にしながら愛を深めたいと個人的に想っていましたし、その気持ちとは別に――仕事上でも貴方と肩を並べる手技の持ち主になりたいと密かに考えていました。 聡は、いえ貴方は私にとって幸福を運んでくれる天使のよ…09月26日 03時16分
  • 「気分は、下克上」<夏>186
    先程GPSチップだけ抜き取った付箋紙を最愛の人の許可を視線で取ってから出して、島田警視正には聞こえない程度の声で「この気持は当然ながら全く変わっていませんので」と言いながら最愛の人の震える右手に渡した。 咄嗟の判断でフルネームに敢えてせずイ…09月26日 01時32分
  • 気分は下剋上≪震災編≫203
    比較的短い時間であっても熟睡したせいか、祐樹の表情とか全体の雰囲気は自分を魅了してやまない太陽のオーラ――今は朝の光のような瑞々しさがみなぎっているーーを放っていた。 「いったい何ですか? 聡の愛の交歓の余韻に艶やかに甘く薫る肢体以上に私が…09月25日 00時22分
  • 「気分は、下剋上」<夏>185
    「多少の怪我は負っていらっしゃるものの、御無事だということは北教授にお伝えします。 そう言えば北教授は搬送中の救急車から救急救命室に連絡するという素晴らしい機転を利かせて下さいました」 どこまで狂気の研修医井藤からの被害を受けたのかは未だ分…09月25日 00時04分
  • 気分は下剋上≪震災編≫202
    ただ、自分の名前を相手が知っているからとはいえ、即レスを貰うのは難しいだろうし、しばらくメールのチェックをした後に、そっと立ち上がって寝室を覗いた。 祐樹は相変わらず健やかな寝息を微かに立てているので起こさない方が良いだろうと判断してしばら…09月24日 01時40分
  • 「気分は、下克上」<夏>184
    激しい嵐に遭った若木のように震えている右手――先程よりは若干マシになったものの――を付け根まで絡ませて、祐樹の脚に頭を載せた最愛の人は、右手で大切そうに名刺入れを飽かず眺めている。 「アイツは省庁の人事交流の一環で警察庁所属――ああ、貴方達…09月24日 00時18分
  • 「気分は、下剋上」<夏>183
    腕の中で震えている最愛の人を抱き締めて、少しでも祐樹の体温で彼の冷たい肢体を暖めようとした。普段から白い肌の持ち主だったが、今は蒼褪めて震えているのが雨に打たれた、痛々しい青薔薇のような風情だったので。 唇を噛みしめてその様子を見下ろすこと…09月23日 00時56分
  • 気分は下剋上≪震災編≫201
    普段の外での休日の過ごし方となると、祐樹が全て先導してくれるのが当たり前になってしまっている現状に甘え過ぎてしまっていることに気付いて、それも最優先の「改善要項」だなと頭の中に入れた。 他人との対人関係を構築しようと決意したものの「他人」の…09月22日 03時07分
  • 「気分は、下剋上」<夏>182
    「男の尻にそんなにみっともなく、粗末なイチモツを勃たせて揺れている様子も爆笑以外の何物でもないですね。空前絶後の変態なのですね。 普通は役に立たないでしょう。妙齢の美人なら『ツッコミ』も分かりますし、そういう被害は最近では泣き寝入りではなく…09月22日 00時37分
  • 気分は下剋上≪震災編≫200
    「包帯はきつくないか?」 処置を終えて祐樹の目を確かめるように見た。経過は順調そうで一安心だったが、祐樹の目は――断ったもののバスタブを出てからも身体を拭ってくれたり、髪をドライヤーで乾かしてくれたりしてくれていたので――かなり眠そうだった…09月21日 00時26分
  • 「気分は、下剋上」<夏>181
    森技官は勝手知ったる――そんなワケは絶対ないが――自分の家の門を開けるような気軽な感じで門を開けた。 先程までの焦った様子は微塵もなくて――どうやら本当に「考え」とやらがあるようだった――そして入るように眼差しで促してきたので祐樹も後に続く…09月21日 00時21分
  • 気分は下剋上≪震災編≫199(I8禁)
    「ゆっ……祐樹っ……花園の奥で……弾ける感じが……とても悦いっ」 背骨を撓らせて祐樹の指に胸の尖りを強く擦りつけながら熱く甘い声を零す。 真珠の熱い放埓を弾けさせる薔薇色の解放感に祐樹の腰へとより密着させて跳ねる身体を祐樹の快感に強張った肌…09月20日 03時09分
  • 「気分は、下剋上」<夏>180
    「間もなく新大阪に到着します」とのアナウンスと共に新幹線の速度が緩まった。 「田中です。間もなく新大阪に着きます。GPSはN――市――町二丁目27−2です」 新幹線が停まったので携帯電話を耳に当てながら二階出口を目指して走り出した。 「了解…09月20日 00時10分
  • 気分は下剋上≪震災編≫198(I8禁)
    「ゆ……祐樹っ……もっと……強く……衝いてっ……欲しっ」 先程の薔薇色の空間を漂うような乾いた絶頂も花園を祐樹自身に拓かれる悦楽の極彩色の花火が爆ぜるような悦びの方が祐樹と一つになれるようで嬉しい。 「強くするのは……下半身の動きだけ、です…09月19日 00時14分
  • 「気分は、下剋上」<夏>179
    今は救急車専用の駐車スペースに一台も車は停まっていない。 携帯電話のGPSシステムで刻々と変わる位置情報を目で追っていると、背後で誰かが派手に転倒する音がしたので振り返って見た。 「た……田中先生っ……大変なコトになりましたね」 祐樹の視界…09月19日 00時07分
  • 気分は下剋上≪震災編≫197(I8禁)
    「ゆ……祐樹っ……ああっ……」 花火が万華鏡のように形と色を変えながら頭の中で爆ぜ続けている。 ベッドで自分が祐樹の腕に抱きすくめられた形の愛の交歓の時には、育ち切った先端部分から零れ落ちた雫が花園へと転がり落ちる度に紅色の快感を運んでくる…09月18日 00時15分
  • 「気分は、下剋上」<夏>178
    当たり前と言えばそうなのだろうが、電話越しの救急車のサイレン音がひどく禍々しい音で緊急事態を知らせている。 「そこに田中先生は居るか?居ないなら彼に伝えて欲しい。香川教授が連れ去られた。犯人は脳外科の井藤研修医で、車はベンツのシルバーメタリ…09月18日 00時09分
  • 気分は下剋上≪震災編≫196
    「透明なジェルが白い細かな泡を、紅色に艶めく素肌に映えてとても綺麗ですね。 それにその白い泡がまるで真珠の雫をばら撒いた後のように見みえているのも……扇情的でそそられます。 それに……ご自分の手で素肌全てを隈なく撫でていらっしゃるのも、何だ…09月17日 04時01分
  • 「気分は、下剋上」<夏>177
    「お疲れ様。田中先生少し良いか?救急救命室勤務の前に」 柏木先生は今日、医局の宿直だったが、「医局を挙げて香川教授を狂気の研修医井藤から守る」という裏の使命が文字通り暗礁に乗り上げている苛立ちと憔悴で肉体的な疲労とは異なった感じの押し殺した…09月17日 03時06分
  • 気分は下剋上≪震災編≫195
    「正解です。良く分かりましたね。慎ましやかなルビーの粒の可憐な煌めきに見入ってしまいましたよ」 祐樹が半ば感心、半ば予め分かっていたような感じで褒めてくれた。 「祐樹の熱い眼差しは目を瞑っていても肌で感じることが出来るので、その程度は分かる…09月16日 00時45分
  • 「気分は、下剋上」<夏>176
    「唇以外の場所にも……紅い薔薇色の刻印を施しても構いませんか。 付き合い始めた、あの時のように……」 執務室で最愛の人が素肌を晒してくれたなら、二回目のことになる。恋愛感情――というか人間の機微に疎いのも祐樹の庇護欲をそそってしまうが――と…09月16日 00時38分
  • 「気分は、下剋上」<夏>175
    何時もなら――祐樹が昼食にこっそり呼ばれる日には素っ気ない文面のメール、それでも熟慮の末というのだから余計愛おしいが「患者さんからの差し入れがあったので」などと知らせてくれる――直ぐに最愛の人の返事が返ってくるのだが数秒間待たされたのを怪訝…09月15日 04時21分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 20
    「残念ながら、金魚は何度見ても周囲三十センチほどしか泳ぎ回らず、未完に終わりましたよ、その観察日記は。 しかもバスタブが使えない――まあ、夏休みだったのでシャワーだけで済ますことも可能でしょうが――とお母様から叱られたとかで、観察日記本文は…09月14日 02時22分
  • 気分は下剋上≪震災編≫194(I8禁)
    「いつもよりも更に素敵でした、よ。 それに聡の我慢強さにも惚れ直しました。弾けるのを堪えるのは……正直無理かと思っていたので」 未だ整っていない熱い息吹きを吐く唇に労わりめいた感じの接吻を交わした。 「私も……とても良かった。 ただ、ああい…09月14日 00時33分
  • 「気分は、下剋上」<夏>174
    ふと、凝った装丁が施された専門書に埋まった本棚の中に妙に安っぽい装丁の――まあ、いわば内部文書なだけに斉藤病院長でなくともそうそうお金を掛けるとは誰も思わないだろうが――「職員規定」が目に留まった。祐樹などはこの病院に勤務が決まった時に貰っ…09月14日 00時22分
  • 気分は下剋上≪震災編≫193(I8禁)
    濡れた祐樹の素肌にルビーの尖りは押し付けられて甘く爆ぜる悦楽を、歩みを進める度に擦れる下腹部も祐樹の素肌に擦れて熱いような冷たいような快楽を、深く繋がった花園の奥の奥まで祐樹に蹂躙されて炎のように熱くて天国のように甘い充足感に満ちた快感で脳…09月13日 03時15分
  • 「気分は、下剋上」<夏>173
    「お疲れのようですね、田中先生は。 そのような時に、ご足労戴き誠に有難う御座います」 内田教授は普段の温和な表情ではなく、今の白河准教授よりもポジション的に不利だった医局内クーデターを成し遂げた革命家の時のように完全に戦闘モードに切り替わっ…09月13日 00時13分
  • 気分は下剋上≪震災編≫192(I8禁)
    「未来は……すっと一緒に居るけれども、残念ながら過去には遡れないのだから、祐樹のお母様の話を聞くのは本当に楽しい。何だか祐樹の過去に寄り添っている気分になれるので」 心も身体も繋げたままでこんな風に話せる日が来るとは思ってもいなかったし、何…09月12日 01時41分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 19
    薄紅色の細く長い指が難易度の高い手技に挑む時のような程よい緊張感をはらんでいるのも、手術用の手袋越しではない点がとても新鮮だったし艶やかな中にも無垢な煌めきを放っているのを見ることが出来ただけでも金魚すくいの屋台を無事発見出来て良かったと思…09月12日 00時20分
  • 「気分は、下剋上」<夏>172
    「井藤達也の精神疾患の場合、執着する対象に対しては――しかもアイツの場合はそれが許されるだけの経済力のバックボーンが有るのは明らかです――とことん凝るかと……。 だから……新たな車を用意するような気がします。 田中先生とついでに同居人からも…09月12日 00時04分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 17
    「ああいうモノもお好きですか?」 意外に甘いモノ好きだとは知っていたものの、最愛の人が紅色の指で指差した屋台には「北海道産」――と一応書いてあるが真偽のほどは疑わしい――焼き色も香ばしそうな黄色い焼きトウモロコシだった。 「食べたことがない…09月11日 02時05分
  • 「気分は、下剋上」<夏>171
    森技官は部屋に入って来た時に一瞬だけ祐樹の指に挟んだタバコを見て嫌そうな感じで眉を顰めたものの、嫌味を言うことはなかった、内心では反撃の用意をしていたので肩すかしだったが。 「都知事に接触するルートは確保しました。あの女性も元は与党なのでそ…09月11日 00時31分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 17
    「へえ、賀茂川の鮎の塩焼きに神戸牛のサイコロステーキまで売っているのだな」 先ほどまで密やかな愛の行為に耽っていた甘い感じは残り香のように残ってはいたものの、無垢な心の弾みがそのまま出ているラムネのような声だった。甘いのに炭酸の清涼感が甘味…09月10日 01時13分
  • 気分は下剋上≪震災編≫191
    「この感じやすいルビーの尖りをこのように愛すると、花園の中の愛らしい蕾が花を開く直前のように大きくなって弾力を秘めて私の楔にコリコリと当たってとても悦いのです。 今は私が挿っている状態なので、当然私の愛情の象徴に当たりますが、自転車の時は当…09月10日 01時10分
  • 「気分は、下剋上」<夏>170
    呉先生が野のスミレに相応しい華奢な手で誇らしそうにかざしているのは「超強力」と謳い文句が書かれた部屋の消臭剤だった。「タバコの匂いからネコのおしっこの匂いまで99%消臭&殺菌」と書かれているシロモノだ。 「『バレなければ良い』が人生訓の同居…09月10日 01時06分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 16
    「全く……。ドアにこんなモノを下げたのは一体誰だ?」 「さあ、子供の悪戯なのではありませんか? 中に誰か居ますかぁ?居たら返事をお願いします」 トイレのドアの向こうで割と年配の人と若い感じの男性の声が聞こえた。しかも呼びかけられているので―…09月09日 03時19分
  • 気分は下剋上≪震災編≫190(I8禁)
    「『ローマの休日』ごっこはとても楽しかったし、一生の宝物がもう一つ増えた気持ちでいるが、最後の自転車の時に、その……恥ずかしい状態になってしまったのは確かだが……ただ……そのう……蕾は刺激されていなかった……」 愛の交歓の時にどう感じている…09月09日 01時35分
  • 「気分は、下剋上」<夏>169
    「何分、そういう経験がないので森技官には失笑モノかも知れないのですが、病院の用地取得から根回しなどを岩松副院長に、しかも弁護士まで差し向けてするものですか? あまりにも早いと思うのは、素人考えなのでしょうか?」 祐樹自身はもちろんのこと、元…09月09日 00時09分
  • 気分は下剋上 ジャズナイト 15(I8禁)
    普段なら祐樹だけに許されている極上の花園の精緻で絶妙な愛の動きで真珠の放埓をまき散らすところだが「羞恥プレイ」――と最愛の人は思い込んでいる――ので下半身を大きく動かして、力強い律動を刻んだ。 汗の雫とか濡れた粘膜の擦れ合い求めあう淫らな音…09月08日 02時52分
  • 気分は下剋上≪震災編≫189
    「久米先生の場合は青年の妄想ですが、ね。岡田看護師というリアルの彼女候補まで居るのに、アプリの恋愛シュミレーションゲームでは『分かりやすい』美少女を選んでいるのが笑えます。 まあ、私も『面食い』の部類なので、人のことは笑えませんが。今、全て…09月08日 01時16分
  • 「気分は、下剋上」<夏>168
    その紙切れには、狂気の研修医井藤の顔写真が高価な業務用コピー機か超ハイスペックPCでプリントアウトした――多分職員採用時点で提出した鮮明な顔写真だろうが――が忠実に再現しているだけでなく、スーツ姿からごくラフな格好まで各種取り揃えて髪型も多…09月08日 00時28分
  • 気分は下剋上≪震災編≫188
    祐樹の引き締まった腹部に真珠の迸りをばら撒いている最中に、花園の奥の奥で祐樹の熱い迸りを感じて視界が濡れた薔薇色に染まっていく。 「ああっ……。ゆ……祐樹っ……もっと……奥までっ」 腰に縋った両脚のかかとに最後の力を振り絞って更に深く繋がろ…09月07日 00時39分
  • 「気分は、下剋上」<夏>167
    「今日の予約患者様は午後二時からなので、それまではゆっくりして下さって構いませんよ。同居人ももう先に来ている時間帯ですので」 旧館の古い由緒のある建築様式に暗澹とした心が少し落ち着いていく。 機能重視の新館とか知らない人が見たら宇宙船のよう…09月07日 00時32分
  • 「気分は、下剋上」<夏>166
    『田中先生がその事務所について問い合わせをして来たということは例の変態研修医の件、だろうね』 何時もは飄々とした話し方をする人なのに、何だか声は同じなのに別人のような感じが電話越しからも伝わってきて、いっそう嫌な予感が募ってしまう。 「そう…09月06日 00時30分
  • 気分は下剋上≪震災編≫187(I8禁)
    「その辺りのこともしっかり考慮に入れていますよ。愛する者として当たり前でしょう。 横たわった時には確かに琥珀は胸のルビーの尖りに当たるようになっていますが、立った時には余程激しい動きをしないとチェーンすら当たりません。 確かめてみますか?」…09月05日 00時33分
  • 「気分は、下剋上」<夏>165
    「同居人が、本省に居る藤宮技官を呼び寄せたようですよ。 田中先生はお会いになったことがあると聞いていますが、彼女は同居人の腹心で……最も信頼できる部下だと聞いています。 イザとなった時に、藤宮技官に任せて、同居人自らが自由に動けるようにね。…09月05日 00時19分
  • 気分は下剋上≪震災編≫186
    「愛しています、よ。何だかやっと日常に戻って来た気がします 聡の肢体も普段以上に華麗に咲き誇っていますしね……。今日この部屋に着いて一回目の愛の交歓の時にはどこか違和感を拭えませんでしたが……、やはり精神的なモノだったのでしょうね」 身体を…09月04日 02時01分
  • 「気分は、下剋上」<夏>164
    「良い知らせですか?それは有り難いです」 最終手段として取っておいた斉藤病院長に直訴――祐樹自身は絶対無理な職階に居ることは重々承知の上だが、国家権力の濫用と言えなくもないアポなしで会える森技官とか、今頃病院全体のことを考えて怒り狂っている…09月04日 00時07分
  • 「気分は、下剋上」<夏>163
    モニターに映し出されている、流麗かつ大胆な手技を振り返りつつ見詰めてモニタールームを後にした。メス捌きが精確かつ素早いのはいつものことだったが――白河准教授ほどではないにしろ――最愛の人だって祐樹の「普段とは異なる」雰囲気や言動に、そこはか…09月03日 02時54分
  • 「気分は、下剋上」<夏>162
    「ま、アイツはオレ達と違う人種だと本能的に感じたな。香川教授の身辺を守ってやってくれ。 あんな」 恐る恐るといった感じで入室して来たのは呉先生だった。桜木先生は「アイツじゃなかった」という安堵感めいた感じを滲ませて、無精ひげに手をやって大き…09月02日 00時05分
  • 気分は下剋上≪震災編≫185(I8禁)
    「聡からの積極的なお誘いのお言葉もとても嬉しいのですが『入浴介助』も忘れないで下さいね。私の『年上のベッドの上では情熱的な彼女』の逸話の追加で久米先生を心の底から悔しがらせてみせたいのと、病院内を密かに駆け巡っているウワサに信ぴょう性と新鮮…09月01日 03時07分
  • 「気分は、下剋上」<夏>161
    「ああ、アイツか……」 桜木先生は辺りを注意深く見回して、モニタールームの扉まで祐樹の腕を握りながら移動した。 モニタールームは複数にドアがあるが、ここに立てば少なくともこのドアは開くことが不可能になる。病院内は――不定愁訴外来などが収まっ…09月01日 00時14分