ラグビーリーグワンも全16節が終了し、プレーオフと入れ替え戦を残すのみとなりました。

 

公式HPではベストフィフティーン新人賞ファン投票が15日(水)18時まで行われています。リーグワンD1全試合を観戦した自分もさっそく投票を済ませました。そこで今回は投票理由について書きたいと思います。

 

 

<PR1>木村星南(BL東京)

森川由起乙(東京SG)、岡部崇人(横浜)、海士広大(東京ベイ)、高尾時流(神戸)、三浦昌悟(トヨタ)など中堅どころで人材が豊富なプロップですが、2年目ながら安定したスクラムに加えてゲインメーターを稼げる木村を選びました。同世代の茂原隆由(静岡)も気になる存在です。

 

<HO>堀越康介(東京SG)

坂手淳史(埼玉)、原田衛(BL東京)、中村駿太(横浜)、松岡賢太(神戸)、彦坂圭克(トヨタ)、日野剛志(静岡)、安江祥光(相模原)など“実力派”が揃う激戦区のポジションです。どの選手も高いレベルの実力を見せていましたが、ここは12トライを挙げるなど“トライの取れるHO”である堀越に1票を入れます。

 

<PR3>オペティ・ヘル(東京ベイ)

ヴァルアサエリ愛(埼玉)、垣永真之介(東京SG)、祝原涼介(横浜)、具智元(神戸)、伊藤平一郎(静岡)ら選びたい選手が多数揃っているポジションであり悩みましたが、最終的には恐ろしいまでの突進力を誇るオペティ・ヘルに入れました。

 

<LO>ハリー・ホッキングス(東京SG)/ブロディ・レタリック(神戸)
リアム・ミッチェル、ルード・デヤハー(埼玉)、ワーナー・ディアンズ、ジェイコブ・ピアス(BL東京)、フランコ・モスタート(三重)などいずれも甲乙つけがたい活躍ぶりでしたが、25歳の若さながら安定したラインアウトが魅力のホッキングスと、世界トップクラスのLOとしてプレーはもちろん、リーダーシップを発揮してチームを鼓舞し続けたレタリックを選出しました。

 

<FL>シャノン・フリゼル(BL東京)/アーディー・サベア(神戸)
ラクラン・ボーシェー(埼玉)、佐々木剛(BL東京)、嶋田直人、コーバス・ファンダイク(横浜)、大戸裕矢(静岡)らハードワークが光る候補がそろう中、オールブラックスの2選手を選出。チームの上位進出に大いに貢献しただけなく、ブレイクダウンでのボール争奪、ボールキャリアへの強烈なタックルなど、タフなプレーを見せてくれました。

 

<No.8>ジャック・コーネルセン(埼玉)

埼玉の安定した強さを支えていた一人であるコーネルセンを選びました。ただ存在感のあるリーチマイケル(BL東京)、安定感のマルジーン・イラウア(静岡)、アマナキ・レレイマフィ(横浜)、セル・ホゼ(花園)、爆発力のあるネイサン・ヒューズ(BR東京)、成長著しいティエナン・コストリー(神戸)らのプレーも印象的でしたね。

 

<SH>小山大輝(埼玉)

安定したプレーぶりが光る小山を選出。内田啓介引退後は押しも押されぬ正SHですね。故障者続出で全試合に出場したタフな藤原忍(東京ベイ)、ベテランの日和佐篤(神戸)、経験豊富な流大(東京SG)、チームの躍進を支えた杉山優平(BL東京)、オールブラックスのSHらしさを見せつけたアーロン・スミス(トヨタ)の活躍も忘れられません。

 

<SO>リッチー・モウンガ(BL東京)

松田力也(埼玉)、高本幹也(東京SG)、田村優(横浜)、ボーデン・バレット(トヨタ)、ジェームス・グレイソン(相模原)…。判断力、正確さに優れたプレーぶりが光る多士済々のSOでしたが、ここはさすがオールブラックスというハイレベルなプレーでチームをけん引したモウンガで決まりでしょう。個人的にはブリン・ガットランド(神戸)も良かったなと思っています。

 

<CTB>ディラン・ライリー(埼玉)/梶村祐介(横浜)
ダミアン・デアレンデ(埼玉)、シオサイア・フィフィタ(トヨタ)、チャールズ・ピウタウ(静岡)も目覚ましい活躍を見せましたが、埼玉の16連勝に欠かせない存在としてグランドを疾走したライリーと、2年連続プレーオフ進出を果たしたチームにおいてキャプテンシーをも発揮した梶村を選出しました。

 

<WTB>マロ・ツイタマ(静岡)/松永貫汰(神戸)
トライ王を獲得したツイタマ、フル出場するなど成長を続ける松永の活躍は鮮烈。ウイングというポジションの魅力を感じさせてくれました。トライ王争いに名を連ねた尾崎晟也(東京SG)、プレーオフ進出に大いに貢献した森勇登、桑山淳生(BL東京)、ほかにもヴィリアメ・タカヤワ、竹澤正祥(横浜)、ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタ)、ベン・ポルトリッジ(相模原)らの活躍にもインパクトを受けたことを記しておきます。

 

<FB>松永拓朗(BL東京)

速さと強さを兼ね備えた理想的なFB・松永に1票。SOをこなせるのも魅力です。ただ松島幸太朗(東京SG)、小倉順平(横浜)の安定したキックやラン、山沢拓也・京平兄弟(埼玉)の華麗なプレー、相手のタックルにも簡単に倒されない山口楓斗(静岡)も捨てがたかった。アイザック・ルーカス(BR東京)もチームが強ければというところです。

 

<新人賞>高本幹也(東京SG)

実質1年目とは思えない落ち着いたプレーぶりで早くもサンゴリアスに欠かせない存在となった高本を選びます。高校時代から安定感が光っていましたが、どのカテゴリでもそのクレバーさは変わりません。ティエナン・コストリー(神戸)のワークレートの高さも光ります。家村健太(静岡)は昨年のアーリーエントリーでも結果を残していたのでケガが悔やまれますね。

 

推しチームや推し選手などはいないので、客観的に印象に残った選手を選んでいます。全体的に上位チームの選手が多くなったでしょうか。最終結果とどのくらい合致するのかが楽しみです。

 

それよりもまず、今週末のプレーオフ準決勝と入れ替え戦第一戦ですね。

 

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