急速にドラマが盛り上がりまくっているガールズバンドクライ、ヒラ的には今期アニメの2位につけています.
だけどね、最初の頃ってそんなに面白くなかったんだよなという記憶でして、そうゆう時は再チェックするのだ.レビューしてゆきましょう.
見直しての結論は、1~5話はそんなでもなく、6話からガッツ面白くなる.あと、サイケな色調は1~3までで、4話以降は通常の画面へ軌道修正してる.disneyっぽい動きも減らしている.事情は知らんけど.
第1話
上京した仁菜が桃香さんと出会うが、桃香さんは明日旭川に帰る.音楽やめないでと激論モードへ突入.ラストで川崎ストリートライブしちゃうとこまで.
正直言って第1話は不満の方が多かったかな.演出が暑いし.
↓まずこのdisneyみたいな動きは好きじゃない.
↓おいおい亜人に変身しかかってるぞ、なんだこの演出は?
↓ライブのこの画は、桃香さんが男性キャラみたいだし、安っちいし、色使いがクレイジーだしってんで「ぁぁお手軽3Dアニメか」としか思わなかった、それが第1話.(このシーンはpilot filmだったのかもしれない)
第2話
目覚めるとベッドの隣に行きずりのオンナが寝ていた...... これが熊本から上京して2日目のJKの実態である.はい停学処分.
桃香さんが仁菜をバンドに熱烈勧誘する.仁菜は進学希望なので噛み合わない.
↓桃香さんが調達した2人目のバンドメンバー、ドラム担当のすばる登場.桃香とすばるってどうゆう接点があったんだろ? 東京の金持ちJKに対する仁菜コンプレックスが発動する.めんどくさ仁菜.
↓狂犬化する仁菜.このリーマンはこの後も狂犬に度々遭遇する気の毒なお方.
桃香さんと喧嘩するわ、狂犬だわ、ぼっちだわ、、、なんだこのドブ板storyは???
こんなドブ板storyが若年層にウケる気がしない、というのが第2話の感想.
第3話
受験勉強→バンド沼に引きずり込まれる仁菜の変節.いつの間にか仁菜が作曲することになってる.
↓しょうゆぶっかけ肉まんは九州の食べ方だと思うので、旭川出身の桃香さんの元カレは九州出身者だったのか?
↓ついにすばるすらもイラつかせる仁菜.オロオロ.....
↓ゴネてた仁菜が初ライブ.バンド沼にハマりました.
ドブ板ヤンキーstoryは続くよ.それが第3話までの印象.
第4話
すばるの事情.
↓貸しスタジオで練習と録音.仁菜の受験勉強オワタ・・・・
↓3人のバンドが始まった矢先に、すばるがバンドを抜けると言い出す.すばるの家業は女優.
最終的に女優よりもバンドの方が面白いからと脱退はしないすばる.
がちゃがちゃとしたstoryは続く.だがさほどドラマチックじゃぁない.
第5話
ダイヤモンドダストの後釜vocalは仁菜虐めの主犯だったらしい.主犯への対抗心で仁菜はバンドの目標について考え始める.
↓今のダイヤモンドダストなんか嫌い論争勃発.ここにも気の毒なリーマン氏が居る.
ウザいファン(仁菜)が、DDアイドル路線の是非と桃香の立ち位置について論争をふっかける.DD脱退を自省する桃香.それでも納得しない仁菜.
storyは破綻してないし、熱量高いけれど、この論争はそんなに面白くない.ちなみにウチの奥さんはガルクラを中途離脱したんだけど、ここら辺で挫折したみたいだ.
1~3話と4話以降で画面の雰囲気が変わった気がします.1~3話は色のsaturationを上げたサイケな画でしたが、4話からはフツーの色かなと.事情は知らんけどこっちが好きです.↓スタジオのパースいいな.
↓脱退・嘘つき・不登校.このライブシーンは金かけてるでぇ...かな~り本気.
第6話
ヒラサカ的に、ガルクラを面白く感じ始めたのは6話からなんです.5話までは虐め&逃避&喧嘩の「ただの底辺」でしたが、これ以降は「マーケとプロデュースとM&A論」に切り替わってゆきます.
↓ルパさん登場.新川崎(仮)にコマーシャリズムを導入せんと虎視眈々と狙うオンナ.
↓ちょうどその頃、新川崎(仮)でもバンドの目標が話題になる.DDよりもアキバちっくなこうゆう路線? も~どこの時間線だよこりゃ?
↓「DDには負けたくない(私怨)」と話す前に佇む策士ルパさん.この構図はけっこう怖い.
↓4人の目標は武道館、、、しかしここに桃香さんは居ない.
↓桃香はM&Aに反対.すばるの分析「自分の音楽が通用するか試したい、でも自分は勝負から降りたんだって思ってる」
親バレしてお姉さん登場.(美人・美白)
↓ルパさん、策士なだけでなくsuper multi utility player(マニュアル可)
諏訪でセッション.
↓「明日のライブで最期だ、抜ける」 うっそー、辞めないで桃香さん.
↓仁菜の決断を祝福するかの如く諏訪湖に花火が上がる.
↓自分語りは終わらない「あたし予備校やめます(キリッ)」 ←爆笑した 腹いてぇ
ルパさんが登場してから物語が締まってるんだよなぁ.
第8話桃香さんがメジャーデビューを渋る事情が明かされます.
1クールのアニメを観ていると、第8話にpeakを持ってくる構成が多いです.ガルクラも御多分に漏れず8話はすごかった.
↓諏訪の帰路、いつもの気の毒リーマン氏が居る.
↓SAでいつも通り喧嘩.仁菜をバンドに勧誘した張本人(桃香さん)が抜けるなよとヒラサカも思ふ.
↓仁菜の「退路を断て」はかつての桃香のセリフだった.グサッ、グサグサッ
ガルクラの3Dは目のtextureが優秀で、3Dでありながら感情表現が手描きに追いついたと思うんだ.
↓家出少女ニーナ
↓正統なのはアイドルかロックか、、、アセンションしたのぅ仁菜、迷いなし仁菜!
↓仁菜のせいで退路を断つしかなくなるわ、クソみたいな啖呵切っちまうわ、いろいろ気に喰わないが、正しいのは仁菜だ.仁菜のくせにぃ・・・
一介の虐め逃避JKだった仁菜が、まごうことなき主人公としてガルクラという物語を引っ張る存在に昇格しました.この脚本マジで痛快だよ.第9話ちびっこ海老塚の事情.
音楽への理想が高すぎてバンドを空中分解させた過去がありました.しかし、トゲトゲでは「この曲退屈」と言っても場が白けないで済みました.居場所がみつかってよかったね、エビちゃん.
↓芸能事務所のスカウトはドブ板桃香のファン.「またDDかよ」と少し迷惑な桃香.
↓海老以外のメンバーが「親と会って話してこい」と言うので熊本へ行く仁菜.
これねぇ、わたしだったら仁菜を行かせない.地方の実家を甘く見過ぎです.拉致監禁されちゃいますから.
わたしの友人の出来事です.彼は地方出身でした.高校の後輩がそいつの彼女で、都市部の大学へ進学しました.そしたらそこで別の男子と同棲を始めやがって、友人は彼女の親にチクります.彼女の親は娘を退学させ実家に引っ張ってきて蟄居させてthe end.その後の消息は知りません.熊本に行ったら仁菜もそうなってしまいます.
↓姉に向かって「今のあたしが一番好き」
疎まれキャラだった仁菜が愛されキャラに生まれ変わりました.人に愛されるだけでなくて、自分を好きにもなれました.これこそ主人公の成長です.キャラが勝手に動き出すとはこうゆう事です.イイ脚本です.
あと、1~3話とは画面作りがぜーんぜん違う.
あと3話! TVアニメのBDを買いたくなったのは「謎の彼女X」以来だなぁ.