キャプテン・ブラック オリジナル |   私的喫煙日記

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定番中の定番。今更のようだが、書いたことがなかったので紹介する。

しかし高くなったものだ。この煙草はその昔、50グラムで千円未満だった。だいたいパウチものは千円前後で、キャプテン・ベスターの次ぐらいに安かったように記憶している。42.5グラムというのは約1.5オンスで、ヤード・ポンド法圏では1パウチ1.5オンスだ。しかしキャプテン・ブラックは日本で50グラムだった。デンマークがメートル法圏だから当然だ。オンスで表す理由がない。この価格の涙ぐましいまでの誤魔化しが、現在の1400円という価格設定が、如何に固定ファン離れを危惧しているかを物語っている。

つまり、この煙草も選ばれし「これがいい」煙草ではなく、「これでも問題ない、これで十分」という煙草なのだ。今でこそ、ネットがこれだけ普及し、パイプ煙草を近所のたばこ屋で買う時代ではないかも知れないのだが、それでもまだまだご健在でおられる80代90代のベテラン・パイプ・スモーカーの方々は、それはそれは丁寧に、お辞儀をし挨拶をかわし、パウチのパイプ煙草を買うのである。

 

パイプ煙草はよくブラックブラックというけれど、一体何がブラックなのかと言うと、プラックと名が付いた煙草はだいたいがこの「ブラック・キャベンディッシュ」配合だ。

シールを開けた途端、何とも言えないミルク・チョコレートの香り!実はゴールドよりもオリジナルの方がこの香りが強いのではないか?と感じているのだが、私だけだろうか?

現行、このキャプテン・ブラック・シリーズは、オリジナル、ゴールド、チェリー、ロイヤルと4種類出ている模様だが、チェリー以外あまり印象が大きく違わない。オリジナルが一番ヴァージニアが多く、バーレーが少ないと聞いたことがあるが、吸った感じどうだか判らない。どのみちブラキャベが支配的である。

この煙草の特徴として、比較的煙草が弱いということが挙げられる。例えば、ハーフ・アンド・ハーフと比べるとかなり軽い。これは常喫を考慮に入れると実に重要で、パイプ煙草で何度も買う銘柄というのは、自分に合った強さのものだ。

もっとも、ニコチンの含有度については全く分からない。十分な吸いごたえはあるし、安い煙草によくあるような薬っぽさもない。

 

たまには、また買ってみても良いと思える煙草である。