「お久しぶりです。…と、言うか、ご無沙汰。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.141.

ドキドキ 尊、そんな詠一にニッコリと笑いペコリとお辞儀をして、
「お久しぶりです。…と、言うか、ご無沙汰。うん。…元気で安心した。はは。」

その女性を見て舞華、詠一に、
「お嬢さんって、パパ。」

詠一、舞華に、
「あれ…???…ママに話してなかったっけ…???」

その声に舞華、
「何をよ~~。」

詠一、尊に手を差し出して、
「ほら。こちら、五條のお嬢さん。五條尊さん。」

その瞬間、舞華、目を丸く、びっくりして、
「へっ…???…わっ。まぁ~~。」
いきなり口に両手を当て、そしてバンダナを頭から外して尊に素早く一礼。
「知らぬ事とは言え、ご無礼致しました。大牟田詠一の妻の舞華と申します。初めてお目に掛かります。」

詠一、ニコニコと。

その景色に麟、
「…ん…???五條のお嬢さんって…???…兄貴…???」

詠一、麟にも、
「ふん。俺が料理の修行した日本料理、五條のお嬢さんだ。」

その声に麟、目を真ん丸にして、
「えっ…???…嘘。」

池辺、その場で、
「へぇ~~~。」

梶も、尊を見て、
「えっ…???…そうなの…???」

尊、ニコニコと、
「はい。」
またニッコリと。
「まっ。」
そして梶を見て、
「でも…、社長には、内緒にしてましたけど…。ある意味、サプライズで。」
そして尊、詠一を見ながら両手を合わせてスリスリと。顔の前で、
「うんうんうん。料理、堪能させて頂いてます。美味しいよ。さすが大牟田さん。詠一さん。はは。」

詠一、尊にチョコンとして、
「そりゃどうも。はは。良かった~~。」
そして、
「いや~~。ねぇ~~。え…と~~。…何年振り…???」

尊、その声に、顔を傾げて、
「ん~~~。…もしかして…、かれこれ…、10年…???…に、なりますか…???…うん。家から出て、あれこれとね~~~。まっ。長かったですけど…。ん~~。今は、トータルインテリア・伊玖伊那で、お世話になってます。」

真宮、池辺の隣で、
「いやいやいやびっくり。まっ。確かに五條さん、伊玖伊那の…。…けど、まさか…。兄貴の料理の修行先の日本料理店の…。」
そして、池辺を見て、

「お嬢さん…???」

池辺も、
「うん。そう言ってたわよね。」

小埜瀬、優維香と悠里に、
「何かしら…、どういう景色…なのだろうか…???」
チョコンと優維香に頭を傾げて…。

優維香、そんな小埜瀬に、
「何だか…、ちょっとした、ややっこしぃような…。」

瞬間、小埜瀬、
「ぷっ。」

そんな小埜瀬に優維香、口を尖らせて、
「笑わないで下さい。私だって、何が何だか…。」

悠里、
「一体、何がどぅ…???…優維香…、あの人…、知ってる…???」

悠里に優維香、
「ん~~。梶社長なら、数回は顔~~。…って言うか、雑誌で見た程度。実物は…あんまり~~。…だから…隣の人も…。ん~~。見た事…、ないなぁ~~。」

小埜瀬、そんな優維香と悠里に、
「トータルインテリア・伊玖伊那の梶美耶乃社長と、隣の方は専務取締役の五條尊さん。」

優維香と悠里、
「えっ…???…リーダー、知ってるんですか…???」

小埜瀬、
「えぇ。日本に来る前に、それなりにライバル会社。まっ。ある程度の資料は…。拝見…させて…、頂いては…おります。が…。」

悠里、
「うっそ。…へぇ~~~。凄~~。」

「ほら。」
小埜瀬、
「今回のインテリアコレクションも…。…っ言うか、前回のも、かなりの好敵手だと…。」

梶と五條を見ながらの優維香、コクリと、
「えぇ。」



梶、顔にガーゼで保護されている男性を見て、真宮と池辺に。
「もしかして…。あの方の…、歓迎会…。」

尊、その声に、男性を見て、
「あ。」

真宮、小埜瀬をチラリと。そして梶に、
「えぇ。はい。」

梶、
「あっ。…でも…、お顔…、どうされ…。…あ、いや。…失礼ですけど…。」

真宮、
「あ、はぁ……。」

尊、小さな声で、
「社長…。」

真宮、
「はは。何と申しましょうか…。ここに来る途中、ちょっとした、エピソードがありまして…。」

梶、また、その男性に軽くお辞儀を。

悠里、
「…って…。」
小埜瀬を見て、
「リーダーにお辞儀…???…ん…???」

優維香も小埜瀬を見て。

小埜瀬、そんな梶のお辞儀に丁寧に応えるように軽くお辞儀を。そして優維香に、
「スタッフコレクションの時、伊玖伊那のインテリアも拝見してますよ。」

優維香と悠里、
「えっ…???…そうだったんですか…???」

小埜瀬、優維香と悠里を見て、
「えぇ。」

悠里、
「ひゃ~~~。そうだったんだ~~。」


他のメンバーたちが店の玄関で、
「部長~~。課長~~。」

亘夢が詠一に、
「大将~。」

詠一、その声に、
「あ、お~~。亘夢ちゃん。」

亘夢、ニコニコ顔で、
「美味しかったです。ご馳走様でした。」

詠一、急に、
「ははははは。いやいやいや。」

尊、
「大牟田さん。詠一さん。」
そして笑顔で両手の平を前に。
「うんうん。うんうんうん。とうぞ。みなさん、お待ちしているみたい。」








好きになれない。   vol,124.  「お久しぶりです。…と、言うか、ご無沙汰。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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