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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2024.05.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 昨夜の…、門倉の一件で吉竹と小埜瀬。
朝いちばんの挨拶で、お互いに目と目で挨拶し、所謂、「暗黙の了解」

そんな吉竹と小埜瀬。…けれども…。密着取材も滞りなく終了。
…が、しかし…。今度は世界的にも稀な出来事である、
コルフス・デレーニョのコンペを勝ち取ったエレガンザ化粧品。
マーケティング事業部。多分に洩れず、今度はテレビ局以外の報道陣が…。
スタッフたちは、その取材に追われていた。


ひとりの記者が…。佐津香と菜帆子に、
「すみませ~~ん。一言、お願い。」

いきなりで佐津香と菜帆子、
「わっ。」

すかさず寿永流、その記者に、
「すみません。事前に私にアポ。お願いします。」
と、佐津香と菜帆子をガード。

つまりは寿永流が舞桜から報道から取材の全ての権限を与えられていたのだった。
「あなた、理江子と寿永流が持ち込んだ今回の一件。全てあなたたちに任せる。」
と…。




そしてこの日、マーケティング事業部へは他の部署、とにかく垣根を越えての讃辞。
それに仕事には関係のない様々な諸々の企業からも駆け付けてのお祝いと。
朝から晩まで続くのだった。

そんな動きの中で、佐津香と小埜瀬、まず、そのふたりの関係は、
一切、マーケティング事業部の面々には知られる事もなく…。
その日、一日が…、ようやく終わろうとしていた。
当然ながら、小埜瀬親子の事も知られる事もなく。
逆に、フランスでの1週間がマーケティング事業部の中では盛り上がっていた。



愛結美、
「ふぅ~~~。」

菜帆子、愛結美の両肩を両手で揉みながら、
「お疲れ様~~。かかかかか。肩がパンパン。」

「確かにね~~。…でも、菜帆子たちが帰ってきた途端に、ある意味、疲れが吹っ飛んだのも確かよ~~。順平もお疲れ~~。ちゃんと彼女と会った~~???」

その声に順平、
「ははは。お気遣いなく。しっかりと。」

「うん。何より、何より。」







自宅で寛いでいるひとりの老女。

籐のリクライニングチェアの中で紅茶を飲みながらテーブルの携帯ホルダーのスマホに話し掛ける。
「とにかくお疲れ様。…かかかかか。お陰様で、私の方にも凄いわよ、おめでとうラッシュ。」

社長室でその話をスマホで聞きながらの舞桜、
「まっ、当然よね~~。あれだけの事、やったんだから~~。当然、かあさんのところにも電話は行くでしょうよ。」

「ははは。ありがとう。まっ。これでエレガンサも何とか、不動でいられれば…。文句なし。後は、あんたの後継者をゆ~~っくりと、考えればね~~。」

実は、この老女、伊縫舞桜の母親である。伊縫映理珂(いぬいえりか)御年72歳。
エレガンサ化粧品の元代表取締役社長。
そして現在は、その昔、熱海に購入した別荘地で、
こちらもまた、映理珂が社長時代に秘書として仕えた女性が映理珂の引退時と同時に、
映理珂の別荘地に身寄りもないために引っ越して、そのまま家政婦としての役目を果たしている。
女性ふたりだけの生活である。

その声に舞桜、
「まっ。そういう事に、なるかしら~~。」

「誰か…、いるの…???…その口振りだと…。」

「かかかかか。」
舞桜、
「いる訳がない。…逆に、そういう人物を探すのが楽しくなってくるって言う事~~。」

映理珂、
「あ~~。はははは。なるほどね~~。…けど、あのプレゼンの彼は中々~~。私も興味深く感じたわ。一度、ここに連れてらっしゃい~~。」

舞桜、椅子を180度回転させて、
「あ、それはないわ。」
キッパリと。

映理珂、また紅茶を飲みながら、
「あら。やけにキッパリと言うわね~~。」

「当然。…そんな事したら佐津香に怒られる。」
「あらま。…そういう事~~???…何…???…じゃあ~~。プレゼンのあの彼…。もしかして、佐津香の…???」

スマホから舞桜の声、
「どうやら、そうみたいね~~。私も最近、それ、気付いて佐津香にチェックを入れたら案の定。」

「な~る~ほどね~~。まっ。じゃあ~~、無理ね~~。佐津香の良い人なら、その時点で匙、投げられるわね。」
「そういう事~~。一切、表舞台には顔出さない人だから~~。それでいて、存在は取締役以上。そして、新入社員からも愛されるマルチ社員。多分、誰も文句の言えない、唯一の存在。」

映理珂、
「かかかかかか。相変わらず、あの人らしい。未だに、その存在明らか。」

「う~~ん。まっ。どういういきさつかは、そこまでは私も知らないけど、いつの間にかね~~。いい具合になっていたようだから、探りを入れたらビンゴ。」

「へえ~~ぇえ~~???」
スマホから母の声。

「まっ。お蔭様で、そういう人がやってくれたプレゼン。見事に大役、果たしてくれました~~。」
「かかかかか。そのようで。」









好きになれない。   vol,256.   「私の方にも凄いわよ、おめでとうラッシュ。」

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最終更新日  2024.05.13 06:30:22
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