人生初、鼻から胃カメラ体験談
スポンサーリンク
人生始まって30年以上ほぼ健康体だった私ですが、突如謎の胃痛と食欲不振に見舞われ、この度人生初の胃カメラ(内視鏡検査)をしてまいりました。その様子を綴っていこうと思います。
ちなみに、結論から言うと相当しんどかったです。
この記事はあくまでこれから胃カメラを受ける予定のある方の心の準備用に読んでいただけたらなという主旨です。
胃カメラ、口からかやるか?鼻からやるか?
胃カメラは口から喉を通していく方法と、鼻の穴から通していく方法とあります。
口の場合は鎮静剤を打って半分眠ったような状態で検査を行う選択肢も。
なので【口から鎮静剤なしで検査】【口から鎮静剤ありで検査】【鼻から鎮静剤なしで検査】のいずれかになるのですが…まずこちらの希望を聞いてもらえます。
とはいえどれがいいのやら。
痛みに関しては、口からなら喉に、鼻からなら鼻に麻酔をするので、どちらにせよ無いようです。
私としては、まず口から鎮静剤なしは怖過ぎて論外となりました。
そうなると二択。しかし口から鎮静剤ありは魅力的だけど、鎮静剤未経験の私としては、自分に鎮静剤がちゃんと効いてくれるのか心配だし、効いたとしても意識が朦朧とした状態で逆に暴れ出したりしないか不安…。意識がしっかりしていれば胃カメラ苦しくても暴れるのを我慢できますが…。
と、いうことで私は鼻からの検査を希望しました。
検査当日。鼻胃カメラまでの流れ
すぐに検査室へは入らず、まず外の複数並んでいる処置用のベッドへ通されました。(この辺は病院によるかと思います)
始めに、小さい紙コップを渡されるので中の液体を飲み干します。胃の中の泡を消す薬だそうです。特に不味いわけでもなく無問題。
コロナ禍なのでマスクをしていましたが、液体を飲んだあと、マスクは鼻を出して口だけ覆うよう言われました(いわゆる鼻出しマスク状態)
次はベッドへ仰向けに。まず鼻の通りを良くする薬を両鼻にシュシュっとスプレーされます。市販薬にもある点鼻薬的な感じだったので、これも恐るるに足らず。
ちょっと時間をあけて、左右どちらの鼻の通りが今いい感じか聞かれます。片方ずつ自分で指で押さえてフンっとやって確認する感じです。どっちも大して変わらない気がしましたが、強いて言うなら…で右と回答。
お次はその右の鼻の穴にジェル状っぽい麻酔を流されます。注射するタイプの麻酔じゃなくてちょっと安心。ちなみにそのジェル状麻酔が鼻の穴を通り喉に流れてきちゃうんですが、そのときは飲んでもいいそうです。ですが鼻から水飲んじゃったときみたいな痛さはあります。
だんだんと麻酔が効いてきて鼻から喉にかけて違和感ありありに…。
胃カメラ前の最後の工程は、鼻の穴を胃カメラが通れるかの確認です。胃カメラと同じ太さと思われる棒を、鼻の穴に刺されます。鼻の穴が小さい人はこれが通らないので、その場合口からの検査に切り替えられます。急遽の変更でも鎮静剤は使えるとのこと(ただし、車•自転車等で来ていないことが条件)。
この棒けっこう奥まで刺されますが、私は子供のころ耳鼻科で毎週のように長い棒を刺されて鼻炎の治療を受けていたので、まあ大丈夫でした。そうでなくても痛いわけではないので、鼻に棒を刺されているという自分の状況を深く考えなければ精神的にも全然耐えられると思います。問題はここからなのでね、ここまでは本当大したことありません。
いよいよ胃カメラ
確認のために刺された棒を鼻の穴に刺したまま、検査室に移動。え、刺したまま歩くの…? と思いましたが、まあ問題なく移動完了。しかし、移動中うつ伏せに転んだりした日にはどんだけ大惨事になるか…。
検査室のベッドへ体を横向きにして寝ます。
首にエプロンを付けられ(ヨダレ対策とかでしょうか)、検査中は片頬と枕をぴったりくっつけているよう言われ、ついに、ついに胃カメラです。
胃カメラは長いコード状。それを先生がゆっくりスルスル〜っと、鼻の穴から胃に向かって通していく感じです。
これがもうしんどい。
鼻からだから喉を通っていないのに、なぜか息苦しい。すごい圧迫感というか。
唾飲むとちょっとだけ苦しさが和らぐ感じがしました。ほんとにちょっとだけ。でも後から調べたらむしろヨダレは垂れ流したほうがいいっぽい話を見ました…。
看護師さんが私の体を押さえながら「大丈夫ですか?ゆっくり呼吸してくださいね」と呼びかけてくれるのですが、これがなければ私はもうアカンかったかもしれません。看護師さんの励ましは鎮静剤なし胃カメラには必須だと思います。
この状況が約5分間。コードが手繰られている感じがしてきて、ついにスポーンと胃カメラが体内から抜けました。
胃カメラの5分は本当に長いです…。
鼻胃カメラ直後は鼻血が出やすくなるらしく、鼻をかむ際は慎重にとのことでした。
検査室を出て、しばし待ったら胃カメラの結果を先生から説明されます。ちなみに待ち時間は終始ぐったりしておりました。
この段階ではカメラに写った見た目の情報しかないため、カメラが胃にいるときに採取した組織片を調べて診断するとのこと。い、いつの間に組織片の採取を…!? ちなみにこれによる痛みとかは全くありませんでした。
と、いうわけで診断結果は後日聞きに来ることに。
結論。鼻から胃カメラは楽なのか?
全く楽ではありません。ひたすらに苦しいです。
ただ、鎮静剤なしの喉から胃カメラはこの何倍も苦しいんだろうなーとも思いました。喉が自由なだけでちょっと楽。
しかし、次があるなら鎮静剤ありの喉からを選択してみようかなと。そう思ったくらいには苦しかった。
恐らく、宇宙人にキャトられたらこのような人体実験を受ける気がします。
そんなお世辞にも楽とは言えない胃カメラです。これから受けるという方は、ひとつ気合いを入れて挑んできてください。
実は約ひと月後、口から胃カメラすることに
次があるなら〜などと呑気にブログ記事をしたためていた矢先、再検査になってしまい別病院で再び胃カメラ検査を受けました。今度は口から鎮静剤ありです。
そちらのレポも書いたので、ぜひ比較してみてください。