モラハラ気味な彼氏との終わらせ方を想像する日々
モラハラ気味な彼氏がキレていない時は、いたって平穏な日々が過ぎていきます。
とはいえ、スマホゲームにイライラしたり、インターネット回線が遅くなったらイライラしたり、近隣の大きな話し声や子供が騒ぐ声や騒音にイライラしたり、愚痴や文句を言わない日はありません。
それでも、わたしにキレない日は平穏と思ってしまうという、10年積み重ねた悲しい感覚です。
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わたしは犬を飼っています。
わたしにとっては大切なかけがえのない家族です。
その子が、彼が眠くてうつらうつらしている時に、ガサゴソと音を立てたり、落ち着きなくしていると、彼はイライラしてその子を怒って叩いたりします。
時には、わんこも寝てて、その寝てるときにむにゃむにゃする感じで、口をくちゃくちゃ鳴らすのですが、それにイライラして寝ているわんこを叩く時もあります。
そしてわたしは何も言えずに見ているしかできない。
一番かなしくて辛くて苦しい瞬間です。
時々わんこが、大きな音を立てながらイライラしている彼を怖がって、わたしの元にすり寄ってきたりします。胸が苦しくなります。
彼の機嫌がいい時は、わんこのことを凄く可愛がってくれるので、わんこも彼の膝下に行ってぐっすり寝たりします。わんこも彼のことを嫌いではない、むしろ好きなんだろうなって思うと、それも見ていて辛くなります。
彼と別れたら、わんこはもう彼と会えなくなります。
きっとしばらくは、彼の帰りを待つように玄関のほうをじっと見ているでしょう。
いつも彼が出かけたらそうするように。
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モラハラ被害者の掲示板やブログを見ていると、わたしは結婚もまだで子供もいませんが、それがどれほど幸運なことかと思います。
男女がただ別れるのと、結婚から離婚するのとでは大変さが何百倍も違います。
ましてや子供もいたら、別れたくても別れられない、そんな方々が沢山いらっしゃいます。
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優しい時は優しい、本当に優しい。
こんなにわたしのことを気遣ってくれるんだと、お姫様気分とまでは言い過ぎかもしれませんがそれほどの気の遣われ方です。そしてその優しさがわたしの判断を鈍らせます。
モラハラ被害者の掲示板やブログに書かれている方々よりは、わたしはマシなのではないか、彼は本当のモラハラではないのではないか、他の人とお付き合いをしてもそういうことはあるのではないか、そんなことを思ったりします。
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でも、想像するのです。
子供が生まれて、子供が悪いことをしたとき、彼はきっと怒ります。
問題はその怒り方です。
わたしにしてきたように、わんこにしてきたように、きっと同じような怒りのぶつけ方をするのではないかと思うのです。
延々と続く説教。子供の心を追い詰めるような説教。
わたしはそれを見て、止められる自信がありません。。
そんなわたしが、彼との子供を生むことは許されることではありません。
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それでは、子供は作らずに一生を二人で過ごすのか。
毎日毎日、彼の愚痴を聞きながら過ごすのか。
死ぬまで。
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わたしは今年で38歳。
これ以上、その答えを先延ばしにする猶予はありません。
お布団に入って眠りにつくまでの静かな時間、
彼との最後の日を想像する毎日です。