漫画あせとせっけん第3巻の感想(ネタバレ注意)
第一巻・第二巻と、つぎつぎ読み進めてしまった漫画あせとせっけん。
第三巻に関しては読まないという選択肢はなかった。
いつものようにスマホのアプリからダウウンロード。
今回ももちろん、無料で立ち読み!
あせとせっけん第3巻あらすじ
名取は3泊4日の出張に行くことになった。
しかも、《名取に好意があるのでは!?》という疑いがある後輩女子社員の一瀬こりすとふたりきりで。
名取の出張中、恋人の麻子は信頼のおける上司である大蔵部長と久しぶりに食事に行くことになった。
麻子と名取の関係を唯一知っている大蔵部長との食事とあって、麻子は名取に抱いている不安を相談する。
麻子は、名取の昔の恋人についてあれこれ気になって仕方がなかった。
聞いたところでどうにもならないことだけど、聞くに聞けず悶々としていた。
だけど、そんな事を考えている自分が嫌でますます自信をなくしていたのだ。
大蔵部長は、そんな麻子にこうアドバイスした。
相手の過去が気になるのも恋をしているから。
だけど、過去がどうあれ【今】名取が好きなのは麻子だということ。
そして、そこに自信をもつこと。
名言である。
片思い中は、相手のことが好きだという事実が自分の中にあるから、不安に思うことはほとんどない。
しかし、両想いになると相手の気持ちが目に見えないから、不安で押しつぶされそうになる。
好きだと言ってくれたその言葉を信じ、好きになってもらえたことに自信をもつしかないのだ。
そして、出張の宿泊先で後輩女子の一瀬は、名取と麻子の電話を聞いてしまう。
怪しいとは思っていたけど、ふたりはやっぱり付き合っていた…。
名取のことが好きだった一瀬はショックを受け、出張最後の食事のときに酔った勢いで自分の気持ちをぶちまける。
恋愛対象として見られていないことはわかっていたけど、現実として名取の気持ちが自分に向いていなかったと突きつけられて爆発したのだ。
あせとせっけん三巻の感想
名取と仲が良かった一瀬は、自分だけ特別な存在のように感じていただけに、悔しい気持ちでいっぱいだったのだろう。
一瀬は、《自分のほうを向いてほしい、独占したい、そう思うことが恋なのだ》と思っていた。
麻子も一瀬も、名取に恋をしていることに変わりはないが、自分本位の恋か相手のことを想いやれる恋かで道が分かれているように思う。
一瀬の自分のほうを向いてほしいとか独占したいという想いは、名取の気持ちを無視しているようにしか思えなかった。
相手のことを想いつつ、目の前の幸せを感じながら、フラットな状態でいるほうがスムーズにいくような気がする。麻子のように。
しばらくして、麻子と名取は、名取の誕生日にふたりで旅行に行くことになる。
付き合ってから初めて行く旅行だから、ふたりとも楽しみでドキドキとワクワクが止まらない。
名取は麻子との旅行を「めちゃくちゃ楽しい…」と心から思った。
しかも、大好きな麻子と誕生日を過ごせる幸せを、しみじみ感じていた。
カップルで行く旅行は一緒に行く相手によって楽しさの度数が変わる。
本当に楽しい旅行だったと本音で思えたなら、その人が正真正銘のパートナーである可能性が極めて高い。
今回の旅行で、名取は心から楽しいと感じていたようだが、このふたり、この先どうなっていくのだろうか…?
第三巻を読み終えて強く感じたことは、目を向ける方向を変えれば、見えてくる景色は虹色にもバラ色にもなるということ。
好きな人と一緒にいると、小さなことや些細なことでネガティブになったり不安になったりすることがよくある。
しかも、ネガティブな感情は必要以上に大きく感じるものである。
だけど、好きな人と一緒にいることで感じられる幸せは、目の前に溢れるほどあるという真実にぜひ気づいてほしい。
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