妖精たちの海底探検             蘇った石切り場 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

妖精たちの海底探検

青白いマリンスノーの滝の底には

発光クラゲや発光ヒモムシ

奇妙な生き物がわんさかさ

えっ 奇妙といえば妖精も奇妙?

 

(画像と本文は直接の関係はありません)

 

 

 連れ合いの癌の放射線治療がようやく終わった。病院への送迎と仕事の兼ね合いはやはりハードで、はっきり言って疲労で休日は何も出来ない。仕事も厄介なことが重なって、疲労がかなり蓄積している。当分休日はゆっくり休んで、バイクツーリングも娘との野鳥観察もしばらくはおあずけだが、治療の経過は良好で、それがなによりのことだ。癌治療は長丁場だが、良い方向に進んでいることがなにより嬉しい。

 

 ところで、もう2ヶ月半も前のことになるが、自然破壊と再生を考えさせられる場所を訪ねたことを書いてみる。

 

 茨城県かすみがうら市の雪入ふれあいの里公園のネイチャーセンター下の駐車場に排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロを停めた。今年の1月13日、寒さ一番厳しい頃のこと。ここから剣ヶ峰(360m)を目指す。

 はじめは軽自動車でも通れそうな広い遊歩道が続く。よく整備された自然公園のようだ。

 つづら折りの遊歩道を登っていくと、カモたちがいる池に。ここのカモは人馴れしていなくて、僕が岸に近づくと、すぐに対岸に行ってしまった。向かいの山は、左が剣が峰(360m)、右が雪入山(344m)。自然の池のように見えるが、元は露天掘りの石切り場の跡地に水がたまったもの。このあたりにあと3か所同様な池がある。実はここは石切り場跡の荒れた場所を再生して自然公園としたのだ。植生が見事に再生しているので、元が石切り場とはとても思えなかった。

 池を過ぎると急に険しい山道となり、剣が峰までは1時間ほどの登り。なかなかに息が切れる。池までの遊歩道とのギャップが激しい。

 剣が峰山頂からの眺め。関東平野、霞ヶ浦が見渡せる。何故か休日にスッキリ晴れてくれることがなく、この日も雲の多い日だった。

 剣が峰から降りて、ネイチャーセンターに着く。梅の花が咲いていた。まだ1月13日。管理人さんに聞くと。ここの梅だけ、何故かよそより一ヶ月ほど早く咲くのだという。理由はわからないらしい。

 石切り場跡の自然公園。人が荒らし放題荒らした後、自然を荒らさないではいられない業の深い人間の、身勝手な言い訳がましいが、せめて植生回復を試みることは、最低限の罪滅ぼしではないかと思う。

 

 

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