大谷翔平(29)と並んで世界ナンバーワンのスポーツ選手である、
ボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)が、5/6東京ドームの
初防衛戦に勝利した
井上選手は、PFP(パウンド・フォー・パウンド∶全階級で体重差のハンデがない場合、誰が世界最強であるかを指す称号)で、現在2位で1位になったこともある、世界最高のボクサーである
対戦相手は、日本でドーピング違反、規定体重超過があり、出場資格停止だったメキシコのルイス・ネリ(29)
対戦前の下馬評は圧倒的に井上有利
しかし!?1ラウンドに信じられない光景が…
井上選手がプロ初めてのダウン
ダウン後笑顔を見せる井上選手
試合後井上選手は、
『ダメージはさほどなかったが、パンチの軌道が読めなかった。気負いもあった』
圧倒的な強さを見せた井上選手であったが、試合後本人も語っている通り、“気負い”があったのだろう
東京ドームの観客は4万人超、過去の1万人程度の会場とはケタ違いだ
負けられないという気持ちが気負いとなった
しかし、ここからが大谷選手とも共通するメンタルの強さだ
大谷選手は、『メンタルも含めて技術だと思っている』と語っている
井上選手は、『(もしダウンしたらどうするかという)普段のイメトレが出た』と試合後語った
ここにあるのは、「百尺竿頭に一歩を進む」の気概だ
「百尺竿頭に一歩を進む」という禅語がある
「百尺竿頭にすべからく歩を進め、十方世界に全身を現ずべし」の意である
百尺竿頭とは、30メートルもある長い竿の先端、その頂点まで上り詰めたが、そこに留まるのではなく、さらに一歩を歩み出してみなさいという禅語
まさしく『歩一歩』が強靭なメンタルをつくり、『心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想』(般若心経) となるのだろう
今日の大谷選手は、
第1打席 3試合連続
11号(リーグトップ)
の同点ツーランホームラン
マーリンズ3対6ドジャース