本日のテーマ 

【幸せへの近道】

 

 

こんな質問をされたことがあります。

 

「どうしたら幸せになれますか?」 

 

わたしの考えは後ほどに……。

 

 

22才のときに死を目の当たりにする交通事故の経験がありますが、事故後にこんな疑問が湧いてきました。

 

「なぜ助かったのか?……自分は何のために生きるのか?」

 

この問いを追究して、ココに辿り着くことになります。

 

「幸せになるために生きている」

 

当時、この答えをやっと見つけて喜んだことをハッキリと覚えています。

しかしこの後に、答えを出すのに30年もかかった問いが現れることになります。

その問いがコレです。

 

「幸せとは何か?」

 

当初は、願うことが叶い、欲しいものが手に入れる、すなわち自分の欲求を満たすことが幸せだと答えを出しました。

しかし、願いが叶ったことで、当初幸せを感じるのですが、やがて叶ったことは過去のことになり、幸せを感じられなくなっていきました。

その後も更に何かを求め、それが叶えば幸せを感じるのですが、また同じ繰り返しになってしまうのです。

 

そのときにこんな疑問が浮かびました。

 

「コレが本当の幸せなのか?」

 

この問いから本当に心から納得する答えに辿り着くまでに30年の歳月が流れていました。

 

冒頭の質問に戻りましょう。

 

「どうしたら幸せになれますか?」 

 

今のわたしはこう答えます。

幸せになるには二つのことが必要です。

まず一つは、「幸せになれる自分をつくること」

もう一つは、「不幸にならない自分をつくること」

 

一般的な“幸せな人のイメージ”はこのようです。

 

 成功した人…

 宝くじに当たった人…

 お金に恵まれている人…

 容姿に恵まれている人…

 能力に恵まれている人…

 結婚して家庭を持った人…

 マイホームを手に入れた人…

 

このように恵まれている人をたくさん見てきましたが、恵まれていても不幸になる人たちがいました。

逆に、このような環境に恵まれていなくても幸せになっている人もいました。

 

“幸せ”について情報を収集しながら自分の体験を踏まえ独自で追求した結果、

「持続できる幸せがある」

ことが分かりました。

この幸せをつかむためには、

「幸せになることよりも不幸にならないことが大切」

だということも分かりました。

 

だから、わたしは不幸にならないことを大切にしてきました。

現在BlogとFacebookを毎日投稿していますが、Blogをはじめてから15年になります。

毎日の投稿内容は、自分で学んだことで、不幸にならないために必要だと思ったことを書いてきました。

 

投稿を続けてきて、不思議なのですが、今こう思うのです。

「もしかしたら、“本当の幸せ”の近道とは、不幸にならない自分づくりではないか…」

 

その理由がコレです。

「不幸にならない自分づくりをしていると、“幸せの方から”寄ってきてくれる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のテーマ 

【思いっきり泣くと心がスッキリして楽になる】

 

 

「思いっきり泣いたことはありますか?」

 

 

思いっきり泣いた後は、

なぜあんなにも気持ちが楽になるのでしょう……。

 

 

生きている間にどれほどの涙を流すのか?

ある統計では、一生のうちに流す涙は、60~70ℓほどにもなり、2ℓのペットボトルでいえば30~35本になるそうです。

 

涙はさまざまです。

 自然と流れる涙…

 流したい涙…

 流したくない涙…

 

専門家によると、涙には三つの種類があるといいます。 

 一、目が乾くのを防ぐ「基礎分泌の涙」。
 二、目に入った異物を流し出す「反射の涙」。
 三、悲しいときや感動したときに出る「情動の涙」。

 

三の「情動」とは、
笑ったり泣いたりする心の動きのことです。

わたしの場合、「情動」の涙をたくさん流してきました。
情動的な涙もさまざまです。
あまり流したくない涙に、
 苦しみの涙…
 悔し涙…
 悲しみの涙…

 

たくさん流したい涙に、
 嬉し涙…
 感動の涙
 同情の涙…

 

なんだか一つひとつの涙で自分が成長してきた気がします。

 

ユダヤのことわざに、

「泣くと心が軽くなる」

があります。

 

わたしも同じ経験をしました。

泣いた後は、驚くほどスッキリして、物事を冷静に考え捉えることができるようになります。

不思議ですね。

じつは、こんな見解があるのです。

 

アメリカのレイ教授の著書『涙――人はなぜ泣くのか』では、ミネソタ大学の学生・職員286名を対象に数々のアンケート調査を行いました。

年齢は18才から75才までで平均年齢は35才。この調査では、泣いたあとの気分の数値は、「気分がよくなる、さっぱりした」と答えた人は、男性は37%、女性は85%でした。

この調査の「気分がよくなる」と答えた人たちの涙の理由が次の通りです。

・涙は不快な感情を洗い流すようだ

・重荷が軽くなったような気がする

・たくさん泣いた後には、気分がさっぱりし、ものごとを達成する力を獲得できる

・現実が以前よりはっきりと楽に見えるようになった

・大いに泣いた後では、この状況でなんとか頑張ろうという意識がもりもりわいてきた

・泣いた後では気分がよくなる。それは自分の気持ちを他人に理解してもらい、事情を打ち明けることができたからだ

などの回答が紹介されています。

 

 

わたしは、よく人からの相談を受けますが、その本人が心の中に抱え込んでいるものを出すために思いっきり泣くことをすすめています。

それは、抱え込んでいる心の底の感情を出すためです。

溜まった感情は知らず知らずのうちに、うっぷんを溜めたり、心にブレーキをかけしまい、我慢したり、諦めたり、視野を狭くしてしまいます。

泣いた後は、驚くほどスッキリとして、物事を冷静に考え捉えることができるようになります。

なぜなのか不思議なのですが、こんな見解があります。

 

東邦大学医学部の有田秀穂教授は、「涙を我慢すればするほど、ストレスがため込まれる。なるべく激しく泣くほうがいい」と述べています。

涙はストレスと関係している、落涙は、緊張や興奮を促す交感神経から、落ち着きを促す副交感神経へと切り替わることによって起こる、つまり、涙はそれ以上ストレスを積み重ねる必要がなく、リラックス状態に入ったという信号である、というのです。

 

また、涙は病気の防衛になるそうです。

日本医大の吉野槇一名誉教授は、泣くことは笑いと同じ効果があることを次の実験で実証しています。

リウマチの重症患者、軽症患者、健康な人の3グループに落語の人情話を聞かせて涙を成させた後、免疫機能の変化を調べたところ、重症患者はストレスホルモンであるコルチゾールの値と、リウマチの悪化させるインターロイキンー6の値が低下し、ナチュラルキラーT細胞が活性化されていることが分かった。吉野教授は「人間の身体は神経系、内分泌系、免疫系の3つをバランスよく保つことによって病気を防衛している。それを正常に保つのが涙の効用です」

 

 

わたしは、思いっきり泣ける人は幸せな人だと思います。

“心の切り替え”ができるからです。

 

思いっきり泣くことはなかなかできないことですが、

 心の中がモヤモヤしている…

 どうしでも自分の感情を自分で抑えてしまう…

 日頃から我慢していることがある…

そんな感情を心の底に溜めている人は、思いっきり泣くことで、その感情を吐き出すための良い方法になるでしょう。

 

機会があれば、思いっきり泣いてみてはいかがでしょう。

その後、心がスッキリして人生が変わったと思える体験が得られるかもしれません。

 

 

参考文献:『涙の治癒力』柏瀬宏隆著(リヨン社)

 

 

 

 

本日のテーマ 

【人生の差はココでつくられる】

 

 

人の生き方のタイプは、大きく分けて二通りあるように思います。

 

 ポジティブ(積極的)に生きる…
 ネガティブ(消極的)に生きる…

 

人生を形成する上で、いつかは大きな差が出てくることでしょう。

 

 

「一年前の自分と今の自分を比較して何か変わったことがあるか? 」

一年前に、

 出来なかったことが出来るようになっている…

 分からなかったことが分かるようになっている…

 問題事や悩んでいたことが解決できた…

そんなことがあります。

大げさな言い方ですが、わたしはココに“成長している自分”を感じるのです。

 

 

良い人生を形成するには、自分の成長が必須ですが、そこには積極的に学ぶことや努力が必要であり、特に小さい事の積み重ねが大事です。
歴史上の偉人たちは小さいことの積み重ねの大事さを説いています。

 

■二宮尊徳の言葉…
「大事をなさんと欲せば、小なる事をおこたらず勤むべし、小積りて大となればなり」

 

■中山竹山の言葉…
「今日一字を覚え、明日一字覚え、久しければ、すなわち博学となる」

 

■吉田松陰の言葉…
「一日一字を記さば、一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う」

 

■キケロの言葉…
「始まりはすべて小さい」

 


また、思考や発想の仕方も大事です。
書籍『一流の人に学ぶ 自分の磨き方』スティーブ・シーボルド著 (かんき出版)では、一流と二流の差をこのように言い表しています。

 

 二流の人は努力せずに楽をしようと考え、
 一流の人は努力をすることを楽しもうと考える

 

 二流の人は「環境が思考をつくり上げる」と思い込んでいる
 一流の人は「思考が環境をつくり上げる」と考えている

 

 二流の人は過去に生きる傾向がある
 一流の人は現在に生きることを信条とし、明るい未来を夢見る

 

 二流の人は「高校か大学を卒業したら教育は終わる」と考える傾向がある
 一流の人は学校教育の意義を認めつつも、「本当の教育は学校を出てから始まる」と考える

 

 

どうやら人生を決めるのは、

能力があるかの前に

小さい学びや努力の積み重ねのようです。

 

 

 

人生の差はどこで現れるか?

自分を成長させようとする意識!

ポジティブに学び努力の積み重ねる!

 

このことは、歴史上の一流の人たちが証明しているのです。