本日のテーマ
【自分に課題を与える生き方】
わたしの今までの人生は、
いつも何かを探している…
課題を持ちながら生きている…
そんな生き方をしてきたのは、自分は意志が弱いから、そうしないと流されて生きてしまいそうだから……。
この考えをするキッカケは、20才の頃に建設現場で肉体労働のアルバイトをしたことでした。
夏の厳しい暑さの中での肉体労働は、肉体的にも精神的にもかなり辛いものでした。
こんなに汗をかいたことがない…
こんなに体力を使ったことがない…
体力の限界を感じた…
休憩時間には、乾ききった喉を潤すために水をがぶ飲みしていました。
この時ほど“水がこんなにも美味しいものだ”と思ったことはありませんでした。
周りの人も辛さに耐えながら頑張っています。
その中には、辛さを愚痴る人もいます。
この仕事辛い…
この仕事は自分に合わない…
あの監督は厳し過ぎる…
その一方で、同じ仕事をしているのに、辛さをみじんも見せず、積極的にどんどん仕事をこなしている人がいました。
よほどの経験を積んだ人と思っていましたが、後にわかったのですが、この人もわたしと同じであまり経験がなかったのです。
では、なぜこれだけバリバリと仕事をこなせたのでしょう?
それは、“考え方”にありました。
“自分に課題を与えていた”のです。
初めてのバイトだが短期間でどれだけ仕事を覚えることができるか…
人から評価されるにはどのように仕事に取り組んだらよいか…
同じ辛い仕事でも考え方によってまったく違う発想になります。
この両者の考え方は真反対でした。
一方は、同じ時間を辛い時間として使ってしまい進歩がない…
一方は、同じ時間を自分の成長のために使っている…
この差は積み重なればなるほど開いて行くことでしょう。
その後、自分に課題を与えていた人は、周りから評価され高度の仕事をどんどん任されるようになって行きました。
この時、わたしはとても素晴らしい考え方を教わりました。
考え方でこんなものが生み出せるのです。
辛い事も辛くなくなる…
辛い事にも積極的になれる…
自分を鍛えられる…
周囲から認められチャンスを引き寄せられる…
わたしはこの時の教訓から、
「いつも何かを探す」
「自分に課題を与える」
ということを心がけるようになりました。
辛い事でもやらなければならないことは考え方次第で気分が変わります。
大切な人生です。
自分が頑張れる、成長できる課題を自分に与えたいものです。
この言葉を噛みしめながら…
「苦難を嘆く人あり、苦難を活かす人あり」